格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★バダ・ハリ、K-1との未払い問題は現時点では無し

バウトレビューの、遠藤文康氏の背景分析より。
http://www.boutreview.com/2/news/itsshowtime/item_8071.html

K-1未払い問題もバダの気持ちに追い討ちをかける要因となった。オランダのほぼ全選手を含め他の海外選手それに多くの日本人選手が金銭報酬を受けないまま数年が経過していることが発覚した。が、バダにはK-1との未払い問題がない。K-1はバダへの支払いはきちんとしていた。だからというわけではないがバダの口からはK-1への感謝の言葉しか出ない。谷川氏へも深く感謝している。バダ個人としては今後もK-1を応援したい気持ちでいる。しかしながら未払いに悩むオランダの仲間たちの姿を見るとやり切れない思いが湧く。

 バダとK-1は本年で契約が終了。契約残り試合はあと1試合。南京大会に参戦することにお互い何の問題もない。しかしその後のファイナル参戦は別契約となる。決勝へ参戦するかどうかはマネージメントのショウタイムサイドとの検討事項。だからリリースで述べられているように、決勝大会が間違いなく開催されることは前提条件ながら、なおかつ、ショウタイム及び他選手たちへの未払い清算がなされること、これらがクリアされない場合は決勝への参戦はない、という意味内容になっているのだ。つまりK-1にとってグランプリ予選の南京大会が開催されたとしても、その後の決勝大会に参戦する選手はもしかしたら誰もいないという事態が想定されるのだ。これはかなり厳しい現実だと思われる。

売れっ子バダ・ハリにはしっかりギャラを払っていたFEG。売れっ子を優遇するのはある意味当たり前ではあるが、この場合はバダ・ハリが優遇されていたわけではなく(働いた分の給料を払うというごく当然の対応をされていただけ)、人気選手以外はギャラを遅らせても構わないという扱い。選手によって対応が違うというのもひどい話。