格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★UFC139:予想と展望

<ライトヘビー級/5分3R>
マウリシオ・ショーグン(ブラジル)
ダン・ヘンダーソン(米国)

<ミドル級/5分3R>
ヴァンダレイ・シウバ(ブラジル)
カン・リー(米国)

バンタム級/5分3R>
ユライア・フェイバー(米国)
ブライアン・ボーウルズ(米国)

ウェルター級/5分3R>
マーティン・カンプマン(デンマーク
リック・ストーリー(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
ステファン・ボナー(米国)
カイル・キングスベリー(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
ライアン・ベイダー(米国)
ジェイソン・ブリッツ(米国)

バンタム級/5分3R>
マイケル・マクドナルド(米国)
アレックス・ソト(メキシコ)

<ミドル級/5分3R>
トム・ローラー(米国)
クリス・ウィードマン(米国)

<ライト級/5分3R>
グレイソン・チバウ(ブラジル)
ハファエル・ドスアンジョス(ブラジル)

バンタム級/5分3R>
ミゲール・トーレス(米国)
ニック・ペース(米国)

ウェルター級/5分3R>
マット・ブラウン(米国)
セス・バクジンスキー(米国)

<ライト級/5分3R>
シャマー・ベイリー(米国)
ダニー・カスティーロ(米国)

メインは3R?ちょっと調べてみたが確認できず。
Strikeforceの聖地HPパビリオンでの開催で、メインとコ・メインはUFCvsStrikeforceの構図。日本のファンからするとPRIDEファイターというイメージが強い3人が出るということで思い入れも深いマッチメーク。
メインはショーグンvsダンヘンナチュラルでライトヘビー級以下の体重で、体格的にはミドル級のダンヘンだが、ライトヘビー級の方が調子がいいのか?Strikeforceではババル・フェイジャオン・ヒョードルに連続KO勝ち。その戦いぶりからは年齢を全く感じさせない。対するショーグンも、3月に怪物ジョン・ジョーンズに完敗したが、その前はLyotoに総合初黒星を与え、8月のリオ大会ではグリフィンを1RKOで下してリベンジを達成しており、PRIDE時代の底を感じさせない強さが戻ってきている。
ダンヘンの最近の勝利はすべてパンチで決めている。ショーグン相手にも打撃勝負ができるかどうか。トータルで見ると立ち技ではショーグンが上回ると思うが、圧倒するまでは行かないのでは。ショーグンがそれほど差がない判定勝ち。
セミはヴァンダレイと1年5ヶ月ぶりの復帰戦となるムービースター・カン・リーの対戦。カン・リーは未だに実力が測定しきれていない。打撃が強いのは確かだが、組み技への対処は未知数。評価可能な最近3戦はほぼスタンドでの展開で、グラウンドでの攻めは見られなかった(ちなみに、柔術は青帯)。相手がグラウンドに持ち込むなら興味深い展開となるが、相手の得意の土俵であっても打撃勝負を受けて立つヴァンダレイとのマッチメークは、どちらかと言えばカン・リーに配慮したものか。しかし、39歳で、映画出演のためにブランクがあるカン・リーはスタミナに不安がある。唯一の黒星を喫したスコット・スミス戦でも、打撃で仕留めきれず、3Rに入って失速。前半組み付いてスタミナを削れると、カン・リーにとっては嫌な展開となる。ヴァンダレイは、生き残るために「プライド」を捨ててでも打ち合いを避けるか、それとも信条を曲げずに序盤から真っ向打ち合うのか。
打ち合うようだと、やはりレーベン戦で見せた打たれ弱さがある以上、一発入った時点でヴァンダレイがKOされてしまうだろう。カン・リーKO勝ち。
追記:試合直前のインタビューだと、いきなり打ち合いには行かない模様。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/ufc/text/201111190002-spnavi.html

ゲームプランを少し変える必要があると感じた。このスポーツは大きく変化している。そして俺にはこれ以上敗北を受け入れる余裕がない。今は攻守両面、時間をかけて練習している。時々、対戦相手に触れられると殺意が芽生えるんだ。自分を抑える必要はあるだろう。頑張るよ、祈っているんだ。神様に頼んである。どうか冷静でいられる強さをください、コーチの描くゲームプランを遂行させてください、とね。

ニューヴァンダレイが見られるか?勝って日本大会に来て欲しい。
セミ前にも好カード。バンタム級ランキング3位・ブライアン・ボウルズと、同4位のユライア・フェイバーの対戦。7月に水垣を破ったボウルズは、元バンタム級王者で、現王者のドミニク・クルーズに敗れたのが唯一の敗戦。その試合も、2R終了時点で拳の負傷のために試合続行不能となったもので、アクシデント決着に近い面がある。この試合で勝てば、クルーズのタイトルに挑戦できる見込み。フェイバーは10月に挑戦したばかりなので、勝ってもすぐにはタイトル挑戦はなさそうだが、地元カリフォルニアでの試合ということで負けられない。フェイバー判定勝ちを予想。
他の注目カードは、マーティン・カンプマンvsリック・ストーリーのウェルター級強豪対決、ジョン・ジョーンズとティトに連敗して一気に評価を落としたライアン・ベイダーvsホジェリオ戦で健闘したジェイソン・ブリルズ、UFC最年少マイケル・マクドナルドvsUFC初参戦アレックス・ソト、グレイソン・チバウvsハファエル・ドス・アンジョスのブラジリアン対決など。
Facebookの前座中継は、今回は夏時間が終わっているのでちょっと遅めの8時開始予定。メインは11時よりWOWOWで生中継。
速報します。