格闘技徒然草

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★UFC141:キム・ドンヒョンvsショーン・ピアソン

ウェルター級。前回、カーロス・コンディットにUFC初黒星を喫したドンヒョン。それでも5勝1敗1分けという戦績は、アジアンUFCファイターとしてはトップクラス。相手のピアソンはUFC1勝1敗。カナダ大会のご当地ゆるキャラ的ファイターだが、今回初のアメリカ本土上陸を果たした。
グレコ出身のピアソンが組み付くが、金網によりかかったテイクダウンを防ぐドンヒョン。離した。積極的にパンチを出していくピアソン。ドンヒョンはちょっと様子見か。ジャブからストレートがピアソンの顔面にヒットしたがダメージはなさそう。蹴りも入れていくドンヒョン。ピアソンも打撃で互角に渡り合っている。なかなか自分のペースに持ち込めないドンヒョンだが、組みついたピアソンを投げるとギロチンへ。絞めずにとらえたまま膝を入れる。ピアソンがバックに回ると払い腰で綺麗に投げる。が、勢いがつきすぎて下になってしまう。すかさずバックに付いたピアソンだが、乗りすぎで前に落ちかける。ホーン。
1R微差だがパンチのヒット数でドンヒョンか。ただ、まだ思うような試合はできていない。
打撃戦で始まるがやはり五分。左をヒットさせるがピアソンは効いていない。ピアソンが前に出てくるところにカウンターをヒットさせたが、そのまま押し込んだピアソンはスタンドでバックを狙う。突き放したドンヒョン。ジャンピング前蹴りをアゴにヒットさせたドンヒョン。しかしこれも効いてない。むしろドンヒョンの方が疲れでガードが下がり気味になっている。のこり15秒でドンヒョンのジャンピング前蹴りがピアソンの側頭部にヒット!初めて効いた!ふらついたピアソンを追いかけてパンチ。しかしタイムアップ。2Rはドンヒョン。最後の前蹴りはアゴを蹴り上げていた。LYOTOがやったような二段蹴り。
ローにタックルを仕掛けてテイクダウンを奪うドンヒョン。すぐに立ち上がったピアソンだが、なおもテイクダウンを狙う。成功。ピアソンはガード。一本足を超えてハーフになったが、動きが止まりブレイク。ドンヒョンは無理に攻めずに判定狙いか。前蹴り・スーパーマンパンチをヒットさせる。またジャンピング前蹴り。ホーン。3Rもドンヒョンだろう。
判定30-27☓3のユナニマスでドンヒョン勝利。危なげはなかったが、相手の戦績から考えたら苦戦と言える部類の試合だった。