格闘技徒然草

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★UFC171:第8試合・ケルヴィン・ガステラム vs. リック・ストーリー

ウェルター級。
TUF17で大本命のユライア・ホールから世紀のアップセット勝利を奪い最年少ウィナーとなったガステラム。その後はウェルターに落としたが、今回は3回目の計量でようやくクリアと苦しんだ。
相手はランキング14位のリック・ストーリー。ジョニヘンを下したこともあるD-1レスラー。スタンドレスリングの強さとパンチの重さが武器という、ウェルター級でよくあるタイプの選手だが、パンチが単発という欠点もある。
ランカーのストーリー相手にガステラムがオッズでは優勢と期待されている。メキシコ系のガステラムはメキシカン民謡でリングイン
体の厚みと横幅のあるガステラム。同じ階級とは思えない。ストーリーが先にパンチを打ち込んでいくが、ガステラムのパンチで顔面をカットしている。どっしり構えるストーリーに対し、ガステラムは盛んに出入りしてパンチを入れる。ガステラムのハイキックがヒット!効いたストーリーに組み付いてテイクダウン。パスしてサイド。亀になったストーリーのバックを狙うが、ストーリーはもぐって脱出。スタンドへ。組み付いてきたところに右をヒットさせたガステラム。膝。ワンツーがヒット。ホーン。
1Rはガステラム。ランカー相手に堂々とした戦いぶり。
2R。手数を増やしてきたストーリー。パンチのラッシュをもらってバランスを崩すガステラム。距離を取ってローに切り替えたガステラム。飛び込んでワンツーがヒットするがストーリーもパンチを返した。仕掛けているのはガステラム。ストーリーはガステラムが入ってくるところにパンチを入れている。ガステラムの左がヒット。ストーリーの左は空振り。残り20秒でパンチがヒットしふらついたガステラム!ストーリーすかさず距離を詰めてラッシュ!ガステラムもパンチの弾幕を張ってディフェンスするが、ストーリーのパンチが再度入ってダウン!パウンドを落とすがガードでディフェンスしているガステラム。ホーン。
2Rは互角だったが最後にストーリーが上回った。
3R。ダメージは残っていると思うが感じさせないガステラム。2Rと変わらずパンチを打ち込んでいく。ストーリー虚を突いたタックル。受け止めてヒジを入れるガステラム。体を入れ替えてボディに膝。離れた。ジャブがヒットしストーリー後退。パンチを打ち返したストーリーだがガステラムはタックル!押し倒した。バックを狙ったが前に落とされ逆にストーリーがバックマウント奪取。残り2分。チョークを狙う。ガステラム反転したいが動けない。残り30秒で反転。がぶりから立ったストーリー。ガステラムが出て行く。タックルは切られたが左がヒット。お互いパンチを振り回す。ホーン。
両者勝利をアピール。3Rを取っていた方が勝ちになる。全体ではややガステラムだが、ストーリーがバックからコントロールしていた時間がどう評価されるか。
判定29-28、28-29、30-27のスプリットでガステラム勝利。フルマークもいるのか。
苦戦もしたがそこを乗り切っての勝利は逆にポイント高い。もちろん今すぐタイトル戦線に割り込める実力はないが、年齢的にもまだまだ若いので成長が期待できる。