格闘技徒然草

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★UFC171:メインイベント・ジョニー・ヘンドリックス vs. ロビー・ローラー

ウェルター級王座決定戦。
前回の試合でGSPが再度タイトルを奪取して以降、重いパンチとスタンドレスリングの強さでもっとも苦しめたジョニヘン。しかしGSP戦が決まるまでは知名度がないため、ランカー相手に何度も衝撃的なKO勝利を繰り返さなければチャンスを掴めなかった。今はもうGSP時代を実質止めた男として実力が十分認知されている。
対するローラーは記録よりも記憶に残る戦いぶりで、Strikeforceから移籍後わずか3戦でタイトル獲得のチャンスを掴んだ。Strikeforce時代はミドル級を中心に、キャッチウェイトでウェルターやライトヘビーの選手と戦うなどポジションも安定しないまま3勝5敗。UFC復帰の際にウェルターに落としたが、層が厚く正直ランキングに入れるかどうかもわからないと思っていた。3戦3勝の結果は相性にも恵まれた面もある。マヌーフから逆転KO勝利を奪ったこともあるストライカー。
1R。パンチを打ち込んだローラー!ヒットして背を向けたところにラッシュ!膝!しかし凌いだジョニヘン。パンチから組み付くと太ももに膝を入れていく。パンチを入れて離れた。ローラーのパンチを頭を振ってかわし、タックルに入るジョニヘン。しかし切ったローラー。離れる。前に出たジョニヘンにローラーアッパー。パンチからタックルに入ったジョニヘン。ケージを使って耐えるローラー。ホーン。
1Rは打撃のヒット数でジョニヘン。しかしそれほどジョニヘンペースではない。テイクダウンを取らせていないだけに、ローラーの打撃もヒットのチャンスが十分ある。
ジョニヘンは計量から11kgリバウンドとのこと。
2R。ローラーのワンツーがヒット。先手を取っていく。ジョニヘンもパンチを打ち込むが頭を振ってクリーンヒットは許さない。ジョニヘンの左がヒット。ちょっと顔をしかめた。パンチから顔面に膝。ジャブをさかんに打ち込むジョニヘンだがローラーのパンチがヒット。ジョニヘンのタックルをローラーががぶる。頭をフルローラーにジョニヘン前蹴り。ジョニヘンのパンチがちょっと手打ち。プレッシャーを掛けるローラー。手数では負けているがローラーが怖いパンチを打ち込んでいる。左ハイがかすめた。ジョニヘンパンチからテンカオ。しかしローラーも左を返す。ホーン。
打撃戦になっている。2Rも手数でジョニヘン。
3R。ローラー出てきた。ジョニヘンパンチ連打から首相撲の膝。タックルのフェイントからのパンチ。ジョニヘンのラッシュ。ガードの上からだがもらっている。ローラーの左がアゴに入って動きが止まったジョニヘン。ローラーラッシュ!ジョニヘンもパンチを返してしのぐが被弾が増えてきた。ケージ際まで追い詰めてパンチを入れていく。ジョニヘンはタックルに入るが切った。ローラーが出て行く。手数でもローラーが上回ってきた。ジョニヘンもパンチから膝を返すがローラー止まらない。ホーン。
このラウンドは手数でローラー。少し両者消耗してきて一発KOは難しくなってきたか。しかしローラー大健闘。GSP以上にジョニヘンを追い詰めてる。
4R。ローラーの左がヒット。さらに膝!ケージ際まで追い詰められたが中央まで押し戻した。ローラーの左がまたヒット。ヒット数でローラーが逆転。タックルに行ったジョニヘンだが切られる。右目から出血しているジョニヘン。ジョニヘンも手数を増やしてきたがローラー下がらない。首相撲から膝を入れるローラー。ローラーの左アッパーがヒット!しかしジョニヘンラッシュで攻め返す。ジャブを当てていくローラー。終盤ジョニヘンタックルでテイクダウン。パンチを打ち込む。ギロチンを仕掛けるがホーン。
このラウンドも手数でローラーだがジョニヘンも3Rよりは盛り返してきた。
ラストラウンド。前に出たジョニヘンにローラーの左フックがヒット。タックルのフェイントからパンチを放ったジョニヘンだが空振り。ジョニヘンシングル。テイクダウンを狙う。押し込んで膝を入れるジョニヘン。ケージを使ってテイクダウンを防ぐローラー。ブレイク。ローラーが押している。右フックでジョニヘン後退。ジョニヘン左フック。ヒット!ローラーが後退。残り90秒。ジョニヘンが攻める。ローラーここに来て攻め疲れか。手が出ない。パンチからロー。完全に手が止まったローラー。ジョニヘンタックル。テイクダウン!寝かされないローラーだが立てない。抑えたまま殴っていくジョニヘン。ホーン。勝利をアピールするジョニヘン。
最後のラウンドは手数で上回り最後にテイクダウンも奪ったジョニヘン。
Sherdogのジャッジもここまで1,2Rジョニヘン、3,4Rローラーで2Rずつ取り合っている。最終ラウンド次第。
三者とも48-47でジョニヘン新王者に!
最後の最後で敗れたが、4Rまでをマストでジャッジするならローラーだった。あのジョニヘンをあと一歩まで追い込んだが、最後の最後に攻め疲れした。あそこまで行ったらローラーに取ってもらいたくもあったが、評価を大きく上げる敗戦。ジョニヘンにとっては悲願の王座戴冠。