格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★UFN67:第9試合・フランシマール・バローゾ vs. ライアン・ジモー

ライトヘビー級5分3R。
昨年、1か月程度ではあったがランキング15位だったこともあるジモー。UFC後の戦績は○●○●○●。デビュー戦で7秒KO勝利してインパクトを残したが、その後の戦績は一進一退。伝統派空手がバックボーン。
ノヴァ・ウニオン・キムラ所属のバローゾはUFC1勝1敗。ローカル時代は18戦すべてが一本・KO決着だったが、UFCでは2戦とも判定。スタンドでは消極的で、下がって打ち合わない場面が多かった。キックと柔術がバックボーン。UFCではルーキーだが35歳と若くない。
半身で飛び込んでパンチを打ち込むという典型的空手スタイルのジモー。前に出てきたバローゾにカウンターの右を打ち込む。バローゾ組み付いた。押し込んでテイクダウン狙い。ダブルアンダーフック。シングルに切り替えたがこらえたジモー。またシングル。耐えた。ケージ膠着だがレフェリー止めない。残り50秒でようやくブレイク。ジモーの左ハイがヒット。ホーン。
また押し込みをコントロールとみなしてバローゾか。あれを有効な攻めとみなすかは微妙なところだが。
2R。スイッチしながらパンチ・ハイを入れるジモー。バローゾローシングル。そこから四つに組む。押し込んでまた膠着。レフェリー、今度はさっきより早めのブレイク。バローゾのローが急所にヒットしタイムストップ。だいぶ長い中断から再開。飛び込んでくるバローゾにカウンターの右を入れるジモー。バローゾ押し込むとシングルレッグから離してパンチを打ち込む。また押しこむとブレイク。残り30秒。両者出て行かず30秒間コンタクト無しのお見合い。ホーン。
2R微妙。また押し込みをコントロールとみなせばバローゾだが。単に膠着とみなせばジモー。
3R。両者ポイント計算はどうなっているのか。極端に手数が少ない展開。出した打撃は1分間でジモーわずか3発。バローゾは1発のみ。バローゾパンチから出て組み付こうとするが、ジモーが組み止めると入れ替えて押し込み。しかしバローゾがまた入れ替えた。また膠着。シングルで倒そうとするが耐えるジモー。ブレイク。再開するとまたお見合い。ジモーの蹴りを掴んでテイクダウンを狙ったバローゾだが堪える。バローゾ押し込んで膝膠着。レフェリー止めずにタイムアップ。大ブーイング。
判定30-27×2、29-28の3-0でバローゾ勝利。やっぱりあの押し込みを優勢と見たのか。地元選手の勝利にもブーイングが出る。