トライスタージムのコーチ・フィラス・ザハビの弟エイマンは無敗&全フィニッシュでUFCと契約したが、ローカル時代の相手は世界レベルの実績がなく、UFC初戦は微妙な判定勝ち。2戦目はヒカルド・ハモスとの無敗対決で、互角の内容だったものの3Rにバック肘をもらいKO負けでキャリア初黒星。それ以来、1年半ぶりの試合となる。
レスリング州王者でアマチュアボクシングでもタイトルを取っているモラレスは、昨年のコンテンダーシリーズで敗れたものの、北京大会で代役としてUFCデビュー。中国No.1プロスペクトとして前評判の高かったソン・ヤドン相手にいいところはなかったものの判定まで持ち込んだ。
間合いを詰めてパンチを入れるモラレス。ザハビは右ミドルから左を入れる。お互いとびこで打撃を入れ合う展開。出ようとして出られないザハビ。モラレスが手数で上回る。ホーン。
1Rモラレス。
2R。手を出していくモラレスに対しザハビちょっと受け身。打撃を出そうとして前に出るが躊躇する場面が続く。モラレスは出てきたザハビに打撃を打ち込む。モラレスの手数にケージまで下がったザハビだがタックルへ。両足を掬ってテイクダウン成功。立って離れるモラレス。すぐまた下がるザハビ。見合いのままホーン。
2Rモラレス。ザハビ、手数が少なすぎる。
3R。ようやく前に出て手を出し始めたザハビ。しかしモラレスが打撃を打ち込むと後退。アッパーがヒット。ワンツー。パンチのコンボで攻める。ザハビはまた消極的に。残り1分。ケージに詰めたモラレスがパンチでラッシュ。タックルに入ったザハビがバックに回ろうとしたが引き剥がされる。ザハビ出ないが勝っているという認識なのか?残り15秒。バックステップで距離を取るザハビ。タイムアップ。
判定三者とも29-28でモラレス勝利。
負けているのに最後に距離を取ったザハビはもう心が折れていたのか?何がやりたいのかわからなかった。