格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

PANCRASE305:メインイベント・ナザレノ・マレガリエ vs. ISAO

フェザー級キング・オブ・パンクラシスト王座統一戦。

正王者マレガリエはパンクラスには王座を獲得した2017年3月以来の参戦。田村一聖に勝利しタイトルを獲得後、8月にISAOの挑戦を受ける予定だったが負傷欠場。昨年はPFLに参戦し、予選リーグを1勝1敗で決勝トーナメントに進出したが、トーナメント一回戦でドローとなったが、1R目を取った方が勝ち上がるルールのため敗退。パンクラスではここまでパワフルなテイクダウンとポジショニングで3戦全勝。来日時には79kgあり、計量までの3日で14kgを落とした。

元ライト級王者ISAOは予定されていたマレガリエ戦の代役・カイル・アグオンに敗れてパンクラスで7年ぶり2度目の敗戦を喫した。昨年4月の暫定王座決定戦では松嶋こよみに反則のグラウンド顔面膝で眼窩底骨折。反則勝ちでタイトルを獲得したが、長期欠場となり、その試合から1年のブランク。

両者遠い間合いで警戒。蹴りの牽制。マレガリエが詰めてきた。ボディブローを入れたマレガリエ。ISAOはロー。マレガリエもロー。両者間合いに入れないまま3分経過。マレガリエが踏み込んで右を振るったが空振り。インローで一瞬バランスを崩したマレガリエ。両者明確なポイントを取りに行かず見合いのまま1R終了。

オープンスコアは2者ISAO、1者マレガリエで割れた。

2R。ISAOローを入れるがマレガリエプレスを強めてきた。ISAOミドル。出てきたマレガリエにパンチを合わせる。出て組もうとしたマレガリエだが組ませないISAOISAO初めて飛び込んでパンチを入れた。ISAOのインローでバランスを崩したマレガリエだがすぐ前に出てパンチを返していく。マレガリエの右がヒットするがISAOも連打を打ち返す。ホーン。

2Rもまだ両者様子見感がある。オープンスコアは2者マレガリエ、1者ISAOとまた割れた。

3R。ISAO間合いを詰めてテンカオ。マレガリエが間合いを詰めて振り回したフックでISAOのバランスが崩れかける。距離を詰めていくISAO。マレガリエがパンチを合わせる。初めてクリンチになるがケージに押し込んだISAO。投げを狙ったマレガリエだが耐えた。ブレイク。ISAOの左がヒット!マレガリエ間合いを詰めて左フック。組んだマレガリエ。押し込み。入れ替えるISAOだがマレガリエも入れ替えブレイク。パンチで踏み込むマレガリエにカウンターのタックルに入るISAOだが切られた。飛び込んで左を入れたISAO

判定またも割れる。2者マレガリエ、1者ISAOISAOはもう残り2R取りたいところ。

4R。ISAOのミドルをキャッチしてテイクダウンを狙ったマレガリエだが、ISAO振りほどいて逃れる。パンチの打ち合い。マレガリエ組んでからフックを打ち込む。ボディから顔面に入れたISAO。さらにパンチの追い打ち。しかしすぐマレガリエが打ち返す。またボディを入れたISAOISAOこのラウンドは常に連打を入れている。ケージに押し込み離れ際にパンチをヒットさせた。左ミドル。ホーン。

オープンスコアは初めて割れず、三者10-9ISAO。

5R。踏み込んできたマレガリエにISAOカウンターのタックル。一瞬倒れたがすぐ立つ。そこにギロチンを仕掛けるがマレガリエ押し込み外した。四つから支釣込足で投げようとしたISAOにマレガリエ投げ返しISAO倒れるがすぐ立ち押さえ込ませない。ISAOのパンチがヒット。しかしマレガリエ下がらない。四つに組んで押し込んだISAO。膝を入れて離れる。左ハイからインローを入れたISAO。またローでぐらついたマレガリエ。タックル。マレガリエなんと引き込んで足関!ISAOパウンドで凌ぐ。足を引き抜いて上になったISAO。マレガリエ立つがバックで押さえているISAO。パンチを入れて離れた。タイムアップ。

49-46、48-47、48-47の3-0でISAOが競り勝って統一王者に。