ライトヘビー級。
セルビアのストシッチはミルコ・クロコップのスパーリングパートナーだった選手で、バックボーンは柔道。UFC初戦は投げからのパウンドでKO勝ちしたが、2戦目はスタンドで間合いを詰めても手数が少ない展開で判定負け。
エンジーチュクーは最近UFCで猛威を振るうアフリカンファイターの一人でナイジェリア出身。MMA2戦全勝で2017年のコンテンダーシリーズで勝利したがUFCとの契約ならず、昨年のコンテンダーシリーズで1RKO勝ちしてようやくUFCデビューが決定。3月のデビュー戦は引き込みグラップラーのポール・クレイグと対戦し、タックルを切っての打撃で3Rまで優勢だったが、ガードからの三角に捕まり残り40秒でタップアウト負け。MMA初黒星を喫した。
佇まいがミルコっぽいストシッチ。打撃からシングルレッグに。倒せないがケージに押し込む。押し返し離れた。体格で上回るエンジーチュクーがプレスしてパンチを打ち込む。ワンツー。ストシッチも右をヒットさせる。プレスしたエンジーチュクーがテンカオをヒットさせる。下がりながらローを入れるストシッチ。残り30秒でストシッチ突然パンチでラッシュ。ケージを背負ってガードを固めるエンジーチュクーにラッシュを打ち込む。ホーン。
1Rストシッチ。
2R開始早々にストシッチのローがローブローになる。再開。間合いを詰めてくるエンジーチュクーにストシッチはロー。ケージを背負うストシッチ。エンジーチュクーは前蹴り、テンカオで攻める。ケージを背負い攻められていたストシッチだが、突如タックルで飛び込む。テイクダウンしたが寝かされる前に立ったエンジーチュクー。また前蹴りで出る。ストシッチはまた下がりながらロー。またストシッチのローがローブローになりタイムストップ。2回目ということもありストシッチに減点1。再開。パンチで出るエンジーチュクー。下がりながらもパンチ、ローを返すストシッチ。エンジーチュクーが前に出ていく展開でホーン。
2Rはストシッチに減点1。手数はほぼ五分だが、ローでのヒットが多いストシッチよりもエンジーチュクーの方が印象が良いか?
3R。パンチで出るエンジーチュクー。ストシッチはこのラウンドもケージ際をサークリング。タックルは止められる。下がっているが手は出しているストシッチ。右がヒット。またタックル。シングルレッグから足を払って倒した。すぐ立たれるがパンチを入れるストシッチ。離れた。ストシッチのローが三度ローブローに。うずくまって苦しむエンジーチュクー。再開するがまた1点減点。ケージに詰めてパンチを打ち込むエンジーチュクー。ストシッチタックル。倒したが押さえ込む前に立たれる。ストシッチまたタックル。尻もちまではつかせたが、エンジーチュクー押さえ込ませない。パンチを入れて離れるストシッチ。離れてすぐまたタックル。さらに離れてまたタックル。やはり尻もちまで。残り20秒でまたタックル。倒せず離れたストシッチ。出てくるエンジーチュクーにロー、パンチを入れる。タイムアップ。
2点減点があるので、3Rすべて取っていないと勝ちにならないストシッチだが。
29-26、28-27、28-27の3-0でエンジーチュクー勝利。
ストシッチはなぜ?というアクションを取るが、明確に取ったのは1Rだけなので十分あり得る判定。