格闘技徒然草

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UFC on ESPN5:第9試合・トレヴィン・ジャイルス vs. ジェラルド・マーシャート

ミドル級。

現在26歳のジャイルスはアメフトから20歳の時にMMA転向。2年後にプロデビューし、3年でほぼフィニッシュ勝利での9連勝を達成しUFCと契約。UFCでも2試合連続KO勝ち。しかし、その後警察学校を卒業するために1年半の休業。復帰戦となった5月の試合では、ウェルター級から上げての初戦となるザク・カミングスに接戦の末、3Rにパンチでダウンを奪われギロチンで一本負け。MMA初黒星を喫した。

マーシャートは勝っても負けてもフィニッシュ決着が多いグラップラーで、31歳にしてこれがMMA40戦目のベテラン。一本勝ちが多いが、攻めが雑で逆転されることも多い。UFC戦績は4勝3敗だが、まだ前座~中堅クラス。

プレスするマーシャートだがパンチを貰い首がのけぞる。組んだジャイルス。抵抗らしい抵抗もなく簡単に倒されたマーシャート。サイドからマウントになるジャイルスだがマーシャートはハーフに戻すとスイープ。逆にマウント!押さえ込みながらパウンド。ジャイルス暴れるがマーシャートはマウントをキープ。反転し上を取り返したジャイルス。マーシャートのガード。亀になったマーシャート。仰向けになったがサイドを取られている。うつ伏せになるとジャイルスはアナコンダチョークの体勢に。またガードを取るマーシャートにパウンド。ホーン。

マウントになっていた時間の長さではマーシャートだが、押さえていただけなので終盤のパウンドの印象でジャイルスというのもあり得る。

2R。パンチを打ち込むジャイルスに組み付いたマーシャート。ケージに押し込んでシングルレッグ。がぶるジャイルス。マーシャートはハーフに引き込む。ディープハーフで潜ろうとするがジャイルスにパスされサイドを取られる。相変わらず大味なマーシャート。ジャイルスマウント。亀になるマーシャートだが、反転し上に。ガードを取るジャイルスだがマーシャートが体を起こさず動きがないためブーイングが飛ぶ。残り30秒で少し強いパウンドを落とすマーシャート。ジャイルスも下のまま動きがない。ホールディングして耐えるだけ。立ってパウンドを落とすマーシャート。ホーン。

2Rマーシャート。しかし会場からはブーイング。

3R。マーシャートタックル。正面からでがぶられ亀に。ジャイルスがパウンドを狙うと組み付いてタックル。ボディロックからテイクダウン。首を取りギロチン。ジャイルス落ちた!

アームインギロチンからノーアームのギロチンに切り替え、ジャイルスはタップしていたがレフェリーの死角で気づいてもらえず落ちてしまった。

マーシャート、相変わらず攻めが雑、大味で緊張感に欠ける戦いぶりだが、UFCというトップリーグで緊張感のない攻めができるというのもある意味すごいし、フィニッシュ力がある。