ミドル級。
現契約イタリア人UFCファイターではもっともキャリアがあるデ・キリコだが、UFC戦績3勝4敗と負け越しで連敗中。負けるとリリースの可能性もある。
2012年のTUF17に参加したカミングス。36歳とベテランの域に入ってきた。ウェルター級で6勝3敗とまあまあの戦績を残していたが、減量が厳しくなってきて階級を上げた。ミドル級では2連勝していたが、前回は現ランカーのオマリー・アクメドフからダウンを奪ったものの判定負け。柔術黒帯で極めが多いグラップラー。
ミドル級では緩めのカミングス。まだ階級を戻せそう。あるいはちゃんとトレーニングできていないのか。両者牽制の打撃のみで時間が過ぎていく。ワンツーを打ち込んだカミングス。デ・キリコシングルレッグ。倒せず放した。カミングスが間合いを詰めたがデ・キリコのカウンターの右がヒット。両者ヒット数が数発程度のまま残り1分。左をヒットさせたカミングス。距離を取り続けるデ・キリコ。ワンツーがヒット。前に出て左右のフックを振り回す。ジャブがヒット。さらにワンツー。ホーン。
終盤になってようやく激しい撃ち合いになった。1R微妙は終盤の攻めでデ・キリコか。
2R。じわじわ出るカミングス。ワンツー。デ・キリコもワンツーを打ち込む。このラウンドも手数が少ないまま残り1分。カミングスの単発の左がヒット。また終盤になって両者手数が増えてきた。ホーン。
2Rは微妙。
3R。デ・キリコのワンツーがヒット。カミングス下がった。デ・キリコが距離を詰めてパンチを打ち込むがカミングスも返す。デ・キリコ3連打。カミングスが飛び込むがデ・キリコのカウンターがヒット。このラウンドも両者ギアが上がらないまま時間が過ぎ、残り1分近くなったところでカミングスのローブロー。再開。パンチで出たデ・キリコだがカミングスの左をもらう。連打を返したデ・キリコだが、カミングスが打ち終わりにワンツーを放つ。デ・キリコラッシュするが、ホーンと同時にカミングスの左ハイがヒットしデ・キリコダウン!立ったがふらついてまた膝をつくデ・キリコ。最後のハイは時間内で有効打か。
29-28×2、30-27の3-0でカミングス勝利。
両者慎重に戦いすぎた。カミングスはそれでも勝ったからいいかもしれないが。