格闘技徒然草

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UFC on ESPN+33:第4試合・アレックス・カサレス vs. オースティン・スプリンガー

フェザー級だったがスプリンガーが5ポンドの大幅オーバーでキャッチウェイトに。

2010年9月から放送開始したTUF12に参加したカサレス。UFC10年のベテランとなり、当時22歳で現在32歳。UFC戦績は11勝10敗1NC。カサレスに勝った選手ですでにリリースされた選手など、人気先行のために生き残っているという部分も正直あるが、それだけではなく際どいところでしぶとく勝ちを拾っている。クロン・グレイシーUFCデビュー戦で一本負けしたが、その後前座クラスの相手に2連勝。

本来はキック世界王者のギガ・チカゼと対戦予定だったが、チカゼが新型コロナウイルスに感染し欠場。代役として、計量当日にUFCデビュー戦のスプリンガーの出場が決まった。さすがに1日での減量は難しかったか大幅体重オーバーになっているが、無理なのはわかっていただろうし、最初からキャッチウェイトには出来なかったのだろうか。33歳で12勝3敗。2018年のコンテンダーシリーズに出場しており、その際には当初出場予定だったギガ・チカゼと対戦しチョークで一本勝ちしたが、UFCとの契約はできなかった。

腹回りがゆるいスプリンガー。当たり前だが、明らかに試合に向けた追い込みはしていない。蹴りを入れていくカサレス。パンチから組み付いたスプリンガーだが引き剥がされる。カサレスワンツー。スプリンガーのパンチは距離を取ってかわす。リーチに勝るカサレスが自分の間合いをキープし打撃を入れていく。右ボディで飛び込んだ。スプリンガータックル。切られて亀に。すかさずバックに回ったカサレス。チョーク。がっちり入り、スプリンガータップ!

明らかに準備ができていなかったスプリンガーだが、今日の試合を観る限り、準備ができていてもどれだけ出来ていたか微妙。