格闘技徒然草

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UFC266:第8試合・マルロン・モラエス vs. マラブ・デヴァリシビリ

バンタム級。モラエス6位、デヴァリシビリ11位。

元WSOF王者モラエスはセフードのタイトルに挑戦したがKO負け。さらに次戦ではアルドに勝ったにも関わらず、アルドがタイトル挑戦(コロナによるイベント中止で流れる)という不遇な扱いに。それでも勝ち続けていれば、セフードも引退したことだしチャンスが回ってくると思われたが、サンドヘイゲンとフォントに2試合連続のKO負けで、完全にタイトル戦線から後退してしまった。

ダイナモタックラー・デヴァリシビリはUFCデビューから2連敗したがそこから6連勝中。すべて判定だが、ひたすらテイクダウンしつづけるスタイルで、8試合でバンタム級史上最多の46回のテイクダウンを奪っている。うち1試合で3桁のテイクダウンが3回。無尽蔵のスタミナでテイクダウンし続ける。オッズは下位ランカーのデヴァリシビリが上だが、フィニッシュがないだけにどうなるか。

距離を取りつつローで牽制するデヴァリシビリだが、モラエスもロー。足が流れるデヴァリシビリ。またロー。出たデヴァリシビリにパンチがヒット。しかしモラエスのローに合わせたタックルでテイクダウン。押さえ込もうとするデヴァリシビリだがモラエス立った。デヴァリシビリワンツー。アッパーを放ったが空振り。モラエスがパンチを返す。出たデヴァリシビリに左がヒットし効いた!ぐらつくデヴァリシビリにを追いかけてパンチを打ち込むモラエス。パウンド連打!デヴァリシビリなんとか立って脱出。しかしモラエス距離を詰めパンチを打ち込む。デヴァリシビリも打ち返す。モラエスフィニッシュを狙いラッシュするがデヴァリシビリ凌いだ。四つからテイクダウン。モラエスラッシュで疲れたのか、下からしがみついて凌ぐ。デヴァリシビリインサイドからパウンド。顔面にもらっているモラエス。鉄槌乱れ打ち。もらっているモラエス。効いているか。ホーン。

1Rモラエスだが、デヴァリシビリ終盤に驚異の追い上げ。モラエスは逆に急激な失速。スタミナ切れか、アクシデントか?

2R。俄然元気になったデヴァリシビリ。モラエスはステップがない。デヴァリシビリタックル。テイクダウンすると休まずパウンドを打ち込み続ける。凌ぐのが精一杯のモラエス。下からしがみつくが引き剥がされる。インサイドから肘・鉄槌。休まず打ち続ける。モラエスは凌ぐ以外の動きがない。肘連打。通常ならインサイドからそこまで効果的な攻めはできないところだが、モラエスがおかしい。残り2分でようやくタックルから立った。デヴァリシビリはこらえつつパンチ入れていくと、引き倒して座らせパンチを入れていく。亀のモラエスにパウンド連打。動けないモラエス。殴られ続けレフェリーストップ!

デヴァリシビリ大逆転勝利。UFC初フィニッシュで7連勝を達成。

モラエスはKO勝ち寸前からあまりにも突然の失速で3連続KO負け。明暗くっきりの結末に。試合後も怪我の様子は見えないので単なるスタミナ切れか?