格闘技徒然草

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UFC266:メインイベント・アレクサンダー・ヴォルカノフスキー vs. ブライアン・オルテガ

フェザー級タイトルマッチ5分5R。オルテガ2位。

3月に予定されていたカードだが、ヴォルカノフスキーが新型コロナ陽性で中止に。半年後にTUFコーチ対決として仕切り直しで組まれた。

王者ヴォルカノフスキーは2度目の防衛戦。タイトルを獲得したホロウェイ戦は打撃の手数で終始上回っての判定勝ち。7ヶ月後のダイレクトリマッチでは1Rにフラッシュ気味のダウンを喫したが、後半上回って僅差のスプリット判定勝ち。UFC8戦全勝。UFCデビュー当時はレスリングの強さを活かしてグラウンド&パウンダーだったが、最近はスタンドのみで試合を終えることも多い。

グレイシー柔術&ボクシングのオルテガ。極めが強いが、自らグラウンドに持ち込むことは少なく、パンチで打ち勝ち相手が打撃を避けて組みに来た所を仕留める。2018年、無敗でホロウェイの王座に挑戦したが、打撃戦で一方的にやられて、驚異の打たれ強さを見せたものの4R終了TKO負け。約2年ぶりの復帰となった昨年10月のジョン・チャンソン戦では、終始打撃で上回って5R三者フルマークでの判定勝ち。

ローで牽制するヴォルカノフスキー。オルテガフェイントを入れつつ蹴り。まだ間合いが遠い。じわじわ出るヴォルカノフスキー。オルテガが出るところにジャブがヒット。詰めたヴォルカノフスキーの右がヒット。またプレスするヴォルカノフスキー。右フック。圧を強めるヴォルカノフスキー。じわじわ下がるオルテガ。ステップインしてのジャブがヒットしおる手がの首がのけぞる。ヴォルカノフスキー飛び込んでワンツー。前蹴り。オルテガまだ手が出ない。ミドルをキャッチしたが放す。間合いを詰めたヴォルカノフスキーがワンツー。オルテガの左がヒットしたが、また間合いを詰めるヴォルカノフスキー。ホーン。

1Rヴォルカノフスキー。ボクシングではヴォルカノフスキーが上か。

2R。このラウンドもプレスしていくヴォルカノフスキー。ケージまで詰めてワンツーを入れた。そこからタックルに入ったが、こだわらず離れる。オルテガ出てきた。カーフキック。がy国ヴォルカノフスキーが下がる展開。ヴォルカノフスキーもローを返す。残り1分。ヴォルカノフスキーが連打を放つ。距離を取るオルテガオルテガワンツーから右ハイ。ホーン。

2Rもややヴォルカノフスキー。ホーン後にヴォルカノフスキーが何事か言ってオルテガ突っかかるがレフェリーが分けた。

3R。ヴォルカノフスキーのカーフキックでぐらついたオルテガ。蹴られた足を下げてサウスポーにスイッチ。今度は右足にカーフキック。飛び込むオルテガにカウンターの右がヒット。パンチ・カーフで詰めていくヴォルカノフスキー。組もうとするオルテガだが引き剥がされる。間合いを詰めたヴォルカノフスキーがボディを入れるがオルテガも打ち返す。圧をかけ続けるヴォルカノフスキー。サークリングするヴォルカノフスキーにカーフキック。ワンツー。オルテガも打ち返しているが、ホロウェイ戦と同じく打たれる展開に。が、ヴォルカノフスキーのカーフキックにパンチを合わせてスリップダウンを奪った。オルテガギロチン!マウントで絞める。ヴォルカノフスキーもがいて外した。しかしマウント。ヴォルカノフスキー今度はダースチョーク。が、滑ってハズレヴォルカノフスキーが上に。ヴォルカノフスキーパウンド!顔面に入っている。オルテガ三角!がっちり入った!が、ヴォルカノフスキー凌いでいる。外れた!残り30秒。バックを狙ったオルテガだが股下を抜けられ落ちた。ヴォルカノフスキーパウンドラッシュ!腕でブロックしているがブロックの上から打たれ続けるオルテガ。残り時間わずかでハーブ・ディーン流した。ホーン。

3Rヴォルカノフスキー。オルテガはパウンドでかなり顔が腫れている。ドクター、レフェリーがチェック。続行。

4R。大オルテガコール。ヴォルカノフスキーカーフキックからワンツー。右を出したオルテガ。ヴォルカノフスキーのジャブがヒット。ヴォルカノフスキーが出たところに組み付いた。四つから大内テイクダウン!すぐギロチンに抱えるとアナコンダチョークに。足を絡めようとしたがスッポ抜けて外れる。オルテガが上になりハーフから肘・パウンド。ガードに戻したオルテガインサイドからパウンドを打ち込むヴォルカノフスキー。下からの仕掛けも外されている。立ち上がった上体からパウンド。腕でブロックしているが合間を縫ってもらっている。パウンドを打ち続けるヴォルカノフスキーだったが、離れて立たせた。残り30秒。ヴォルカノフスキーのジャブがヒット。ホーン。

4Rヴォルカノフスキー。

オルテガに再度のドクターチェックが入るがまた続行。

5R。もう判定勝ちは間違いないヴォルカノフスキーだが、守りに入らず攻めていく。ケージまで下がったヴォルカノフスキーにジャブがヒット。オルテガタックル。組もうとしたが引き剥がされた。ケージまで詰めたヴォルカノフスキーが肘を入れ離れる。ヴォルカノフスキーの蹴りをキャッチして出たオルテガ。背中を向けたヴォルカノフスキーに組もうとしたが組めず。またヴォルカノフスキーがパンチを入れていく。オルテガワンツー。ヴォルカノフスキーのワンツーももらっているが出ていくオルテガ。打たれながらだがオルテガのパンチがヒットし始めている。しかし残り1分半。出ていくヴォルカノフスキーが四つに組んでダブルアンダーフック。引き剥がしたオルテガ。蹴りをキャッチし、また背中を向けて外したヴォルカノフスキー。追いかけたがヴォルカノフスキー正対。残りわずかでグロオーブタッチした両者。オルテガがパンチで出る。ヒット!ヴォルカノフスキー距離を取りしのいだ。タイムアップ!

49-46、50-45、50-44の3-0でヴォルカノフスキーが2度目の王座防衛。

終わってみたらヴォルカノフスキー完勝。

オルテガは2度目のタイトル挑戦もボコボコにされたが最後まで諦めず、3Rにはギロチン・三角であわやの場面を演出した。名勝負製造機。