格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

UFC on ESPN35:オッズ/予想と展望

ロブ・フォント 1.74
マルロン・ヴェラ 2.15
アンドレイ・アルロフスキー 1.69
ジェイク・コリアー 2.25
アンドレ・フィリ 1.38
ジョアンダーソン・ブリート 3.10
ジャレッド・ゴードン 2.55
グラント・ドーソン 1.56
ダレン・エルキンス 1.59
トリスタン・コネリー 2.50
クシシュトフ・ジョッコ 1.61
ジェラルド・マーシャート 2.45
ダニエル・ラセルダ 1.80
フランシスコ・フィゲイレード 2.05
アレクサンドル・ロマノフ 1.05
チェイス・シャーマン 12.00
ゲイブリエル・グリーン 1.71
ヨアン・レイネス 2.20
ナタン・レビー 1.51
マイク・ブリーデン 2.65
ジナ・マザニー 1.56
シャナ・ヤング 2.55
平良達郎 1.42
カルロス・カンデラリオ 2.95

メインはバンタム級

フォントはUFC9勝4敗。WSOF王者マルロン・モラエス、元バンタム級王者コーディ・ガーブラントを打撃で打ち破り、昨年12月のジョゼ・アルド戦もオッズではフェイバリットだったが、衰え知らずのアルドにパンチでダウンを奪われるなどして判定で完敗。今回が再起戦となる。

エクアドル唯一のUFCファイター・ヴェラは29歳。非常にフィニッシュ率が高く、UFCでの12勝のうち、判定勝利は2回のみで、6KO4一本勝ち。前戦はこちらもレジェンドのフランク・エドガーと対戦し、序盤はエドガーのタックルにテイクダウンを奪われる場面もあったが、3Rに前蹴りで顔面を蹴り上げKO勝ち。これまでアウェイの試合ばかりで、連勝してもランカーとの対戦が組まれないなど、なかなかチャンスを得られなかったが、エドガー戦の勝利でランキングもトップ10に入り、今回初のメイン登場。9フィニッシュはUFCバンタム級史上最多(※フェザー級でのフィニッシュ勝利が1試合ある)。

ストライカーvsトータルファイターの図式。以前はテイクダウンディフェンスに難があったフォントだが、最近は観点にテイクダウンされることはなくなっている。

しかしヴェラがテイクダウンで攻め、ディフェンスに意識が向いたところで打撃でもリードする展開となり、KO勝ちと予想。

第1試合では、近年の日本人ではもっともUFC出場を熱望された平良達郎がUFCデビュー戦を行う。相手のカンデラリオもUFCデビュー戦。

カンデラリオは5年前のコンテンダーシリーズで、2Rまでバックを奪われチョークを仕掛けられるピンチを凌いで打撃を入れリード。3Rにはテイクダウンからマウントを許す展開で、なんとか凌いで判定勝ちを手にしたがUFCとの契約はならず。4年ぶりのコンテンダーシリーズ参戦となった昨年8月のコンテンダーシリーズでは、序盤からテイクダウンを奪ってパウンドで削る展開で攻勢となったものの、またしても終盤失速し、逆転判定負け。しかしカンデラリオは2週間のショートノーティスで試合を受けたことも考慮されてのUFC契約。

カンデラリオにコンテンダーシリーズで勝ったアルタミラノは、2月に同じくコンテンダーシリーズで勝ってUFCと契約したカルロス・ヘルナンデスとUFCデビュー戦で対戦し、これも僅差の内容の末にアルタミラノが敗れている。カンデラリオ、アルタミラノ、ヘルナンデスと、この辺りが今のUFCフライ級でどのレベルにいるかは、まだ既存のUFCファイターとの直接対決がないためわからないが、少なくとも即上位に入るレベルではないだろう。

最近の平良は3試合連続で1R一本勝ち。内容でも圧勝。競った試合がないことで幻想が膨らんでいる。カンデラリオは接戦での削り合いで負けない気持ちの強さはあるが、UFCに出るのではなく王者になるのが目標なら、このレベルには圧倒してほしいところ。

平良1Rチョークで一本勝ち。

第1試合の平良 vs. カンデラリオは5月1日の朝5時開始。速報します。