格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

UFC on ESPN+68:第9試合・タナー・ボーザー vs. ホドリゴ・ナシメント

ヘビー級。

UFC4勝3敗のボーザー。空手がバックボーンのストライカーで、UFCでの4勝中3つのKO勝ちがある。ヘビー級にしては110kg以下の軽量で、その分ステップしての軽快な打撃が他の選手にない武器となっている。今回は過去最軽量の104kgでの試合。ここまで来たらライトヘビー級まで楽に落とせるのでは。

ナシメントはブラジルローカル6戦全勝でコンテンダーシリーズに出場、コンテンダーシリーズでも1R一本勝ち、UFCデビュー戦も一本勝ちしたが、クリス・ドーカスには秒殺KO負けしてMMA初黒星。前戦は元HEAT王者のアラン・ボドウと対戦し、1Rはマウントを取られピンチだったが、2Rにパンチのラッシュを打ち込み逆転KO勝ち。が、試合後に禁止薬物が検出されてノーコンテストに変更となってしまった。1年4ヶ月ぶりの試合。敗れたドーカスはボーザーと同じ、ヘビー級にしては軽量で動きで勝負するタイプなだけに、苦手なタイプかもしれないが、対策はできているのか。

ステップしてパンチを打ち込むボーザーだが、打たれたまま組み付くナシメント。タックルからテイクダウン。ハーフ。ガードに戻したボーザー。下からホールディング。ケージ際まで移動し立とうとするがバックを狙うナシメント。しかし脇をくぐって逆にバックを取ったボーザーがパンチを入れる。ナシメントが立ち上がり、ケージに押し込むボーザー。離れた。ナシメントのオーバーハンドの右がヒット。ボーザー組んでケージに押し込む。残り1分。膝を入れるナシメント。離れたボーザー。スタンドで出るナシメントにボーザーはカーフキック。ホーン。

1Rナシメント。

2R。プレスしていくナシメント。ローを入れるボーザーだが、ナシメントのパンチを貰い一瞬動きが止まる。どんどん出ていくナシメント。距離を取りつつ、間合いに入るとパンチを当てるボーザーだが、もらっても構わず出るナシメント。ボーザーのパンチが入りナシメント効いた。ボーザーすかさずラッシュ。ガードして凌いだナシメント。手数を増やしてきたボーザー。ナシメントタックルへ。テイクダウン。バックに回った。ハーフバックからチョーク。サムズアップするボーザー。正対して外す。残り1分。ハーフで押さえるナシメント。パウンド。ホーン。

2Rボーザー。

3R。パンチで出るナシメント。ジャブを入れるボーザー。詰めてケージを背負ったボーザーにタックル。テイクダウン。ボーザーはガード。ハーフにして押さえ込みながら殴るナシメント。下から逃れられないボーザー。ナシメントパウンドで削っていく。残り35秒でレフェリーブレイク。最後のチャンスを貰ったボーザー。パンチで攻めるが仕留めるには至らず。タイムアップ。

30-27ナシメント、29-28ボーザー、29-28ナシメント。スプリットでナシメント勝利。

1Rナシメント、2Rボーザー、3Rナシメントと思った。最後は露骨な救済ブレイクもあったが、逆転ならず。