格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

UFC303:オッズ/予想と展望

アレックス・ペレイラ 1.74
イリー・プロハースカ 2.14
ブライアン・オルテガ 2.20
ディエゴ・ロペス 1.70
アンソニー・スミス 2.14
ロマン・ドリーゼ 1.74
マイラ・ブエノ・シウバ 1.91
メイシー・チアソン 1.91
イアン・マシャド・ギャリー 1.65
マイケル・ペイジ 2.30
ジョー・パイファー 1.34
マルク・アンドレ・バリオー 3.35
カブ・スワンソン 3.00
アンドレ・フィリ 1.41
シャルル・ジョーデイン 1.85
ジェアン・シウバ 1.98
ペイトン・タルボット 1.06
ヤニス・ゲムーリ 10.00
ミシェル・ウォーターソン・ゴメス 2.45
ジリアン・ロバートソン 1.54
アンドレイ・アルロフスキー 3.10
マルティン・ブダイ 1.39
鶴屋怜 1.21
カルロス・ヘルナンデス 4.60
リッキー・シモン 1.40
ヴィニシウス・オリベイラ 3.05

UFCビッグイベントの一つ独立記念日大会。メインで予定されていたマクレガー vs. チャンドラーの中止(延期)に伴い、急遽アレックス・ペレイラがUFC300に続いてメインを務める。4月にジャマール・ヒルに勝利した後には、5月の地元ブラジル大会にも連続出場したいと言っていたが、それが6月になって実現するとは。

相手のプロハースカも同じくUFC300に出場し、アレクサンダル・ラキッチ相手に1Rはカーフキックを効かされて劣勢だったが、2Rにパンチを効かせて逆転KO勝利。

両者は昨年11月に王座決定戦で対戦。1Rは後半プロハースカがテイクダウンしてコントロールしたこともありプロハースカ優勢。2Rには組みを警戒したペレイラにスタンドでパンチをヒットさせる場面も多かったが、カーフを蹴られ、詰めたところに右フックを効かされたのが決定打となり、タックルをパンチ連打で潰されたところでレフェリーストップ負けした。

オッズは前回より差がついてペレイラがフェイバリット。前戦のプロハースカは作戦としては申し分なかったが、ペレイラに上を行かれた。以前からカーフキックを効かされる場面は多かったが、ここ2戦の対処を見て、ペレイラはさらに狙ってくるかもしれない。前戦から2ヶ月半しかないが、プロハースカのカーフ対策はどこまでできるか。早いラウンドにどちらかがパンチを効かせて決着になりそうだが、もし長期戦になった場合は、カーフの蓄積でプロハースカが不利か。

メインカード第1試合には、マイケル・ペイジのUFC2戦目が組まれている。相手は無敗のプロスペクト・ギャリーとの対戦。3月のデビュー戦は、ペイジとは相性がいいランカーのケビン・ホランドとの対戦で、ペイジの勝ちが期待されたマッチメイクだったが、今回はどちらが勝ってもいいという試合。ギャリーは柔道・キックがバックボーンだが、どちらかと言えばストライカー寄りで、双方にとって相性は悪くない。もう少しだけペイジ幻想をUFCで見せて欲しいところ。

プレリムにもジョー・パイファーやペイトン・タルボットなどのプロスペクトがラインナップされているが、第2試合ではRoad To UFCシーズン2フライ級優勝の鶴屋がUFCデビュー戦を行う。Road To UFC優勝者は、UFCではある程度配慮されたマッチメイクで、まず勝てるだろうと思われるレベルの相手と組まれがちだが、鶴屋もまた相手は中堅以下のカルロス・ヘルナンデス。ヘルナンデスはUFC2勝2敗で前戦では平良にKO負け。敗れたアラン・ナシメント戦はテイクダウンからバックを奪われてチョークでの一本負け、平良戦でも1Rはグラウンドで攻められる展開で一方的だった。鶴屋にとっては負けが許されないレベルの試合と言える。

第1試合開始は30日朝7時開始。速報しますが、12時半(メインカード第3試合あたり)くらいからはパンクラス344を見ます。