格闘技徒然草

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UFC on ESPN+5:第6試合・アーノルド・アレン vs. ジョーダン・リナルディ

フェザー級

地元イギリスのアレンはUFCデビューから4連勝中。しかし前回は打撃で攻めるもののマッズ・バーネルにテイクダウンを取られる苦しい展開で、最後にタックルに来たところにニンジャチョークを決めて逆転勝ち。まだ25歳。

リナルディはUFC2勝2敗。柔術レスリングがバックボーンのグラップラーで、MMA14勝のうち8勝が一本勝ち、KOは1つのみ。UFCではヴォンフルーチョークでも勝利している。ライト級だったが前回からフェザー級に落とすと、元ランカーのジェイソン・ナイトにパスからバックを奪う展開で完勝している。

左ストレートを一発入れたアレン。タックルを狙うリナルディだがかわされた。リナルディのミドルにパンチを合わせて倒したアレンだが、リナルディのグラウンドには付き合わずスクートで足を蹴るだけ。リナルディも下から蹴り返すだけでレフェリーブレイク。両者牽制での打撃戦が続く。飛び込んでパンチを入れていくリナルディ。ボディストレート。アレンが左ハイからバックキックにつなげたがどちらも空振り。間合いを詰めるアレンだがリナルディが打撃を出すとすぐ離れてかわす。残りわずかで前に出てパンチを打ち込んだアレン。ホーン。

1Rアレン。

2R。お互い間合いの少し外に位置して飛び込んでパンチを出していくが、出て打撃を出すと相手は下がってかわすという展開が続く。リナルディが飛び込んでタックルに入るが切られた。左を入れたアレン。右から左ボディ。終盤ケージに詰めたアレンがパンチのラッシュ。連打。右が入ってリナルディダウンするが、パウンドに行く前にホーン。

2Rアレン。ポイントを取るために終盤攻めているが、序盤からそうやって攻めたらKOできるのでは?

3R。リードを許しているリナルディだが、突破口が見えない。飛び込んでパンチを出していくもののアレンに打ち返される展開が続く。タックルを狙うが切られている。終盤またアレンがケージに詰めていき左ハイ。しかしそこから距離を取る。逃げ切り態勢。リナルディも出ない。残り10秒になってラッシュしたアレン。左ハイからパンチ連打を打ち込みタイムアップ。

30-26、30-27、29-28の3-0でアレン勝利。

しかし物足りない内容。格下相手に攻めが慎重すぎた。UFCが期待していたのはフィニッシュしての勝利だろう。

リナルディも攻められていながら挽回しようという意志が感じられなかった。