格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

RIZIN.16:第10試合・中村優作 vs. トップノイ・タイガームエタイ

59kg契約5分3R。

ケイプ戦の負け方は深刻で、現役続行するかどうかも心配されたゆーちゃくこと中村優作。関西でのイベントでなければ再登場は難しかったかもしれない。トップノイはなかなかいい選手だったが、2戦目でいきなり朝倉海に当てて潰してしまったのがもったいなかった。

遠い間合いで両者近づかない。トップノイが左ハイをヒット。中村飛び込んでパンチ連打。離れた。飛び込むフェイントを見せる中村。トップノイ出た。パンチで突っ込むが中村かわす。出てきたトップノイにフルスイングの右フックを出した中村だが空振り。組んだ中村がテイクダウン狙い。トップノイ、ロープを掴んで防ぎレフェリーから注意。お互い飛び込むタイミングを伺う。中村飛び込んで右フック。かすめた。トップノイが出てきたところにパンチを打ち込む。ゴング。

2R。飛び込んで右ミドルを放った中村だがローブロー。中村シングルレッグ。テイクダウンを狙うがトップノイ今度はロープを掴まずにこらえた。中村離れる。飛び込んでのパンチを狙っていく中村。右がヒット。トップノイのアイポークがありタイムストップ。再開。出てきたトップノイにタックルに入るが受け止めたトップノイ。膝を出すがローブローに。試合が荒れてきた。出てきたトップノイにパンチを合わせる中村だがトップノイのパンチでバランスを崩す。中村レッグダイブで飛び込んでテイクダウン成功。トップノイは下からホールディングでディフェンス。ゴング。

3R。中村が飛び込んでパンチを出していく。トップノイが出てくるタイミングでタックル。テイクダウン。しかしトップノイ立った。トップノイの膝を抱えてテイクダウンを狙う中村だが倒せず。タックルを切られバランスを崩した中村にサッカーボールキックを狙ったトップノイ。中村ちょっと消耗してきた。トップノイが出てパンチを入れたところにシングルレッグ。しかし倒せず。残り1分。出てきたトップノイからテイクダウン。しかし立たれる。最後にまたテイクダウンを狙ったところでタイムアップ。

判定3-0で中村勝利。

RIZIN.16:第9試合・ダロン・クルックシャンク vs. トフィック・ムサエフ

71kg契約5分3R。

今大会のプレリム(地上波生中継以外のカード)では唯一通常のRIZINで組まれていてもおかしくないカード。RIZINライト級版グッドリッジとも言うべき門番ファイターのクルシャンと、年末に大尊伸光を圧倒した地味強ファイターのムサエフ。今年開催予定のライト級GPにつながるという意味でも、点で終わってしまう他のカードと違い、線になっている。

打撃戦。両者蹴りの間合いでミドル、ローを入れていく。クルックシャンク飛び込んでパンチを入れる。クルックシャンク左ハイ。ムサエフ二段蹴りからパンチを打ち込む。プレスするムサエフ。間合いを詰めてパンチ連打。ロー。クルックシャンクはスピンキック、バックブローを出すが押されている。ゴング。

2R。ムサエフ組み付くが引き剥がしたクルックシャンク。クルックシャンクのミドルがヒット。ムサエフはロー。ムサエフワンツー。クルックシャンクも右を打ち込む。飛び込んだクルックシャンクにムサエフの左フックが入り効いたように見えたが、ムサエフは追い打ちに行かない。ムサエフテイクダウンし上に。インサイドから鉄槌を落とすムサエフ。足関を狙おうとするクルックシャンクだが足に触れさせない。パウンド、サッカーボールキック。ゴング。

3R。間合いを詰めるムサエフ。クルックシャンクは飛び込んでパンチを入れる。じわじわ下がるクルックシャンクにミドル。パンチからコーナーに押し込んだムサエフがシングルレッグ。コーナーでこらえるクルックシャンク。ムサエフ離れた。ムサエフまたタックル。テイクダウン。ガードを取るクルックシャンクにパウンド。クルックシャンクは後転して立ったがまたタックルに。クルックシャンク下からアームロックを仕掛けたが外れた。立ち上がって強烈なパウンド。腕十字を狙うクルックシャンクだが読まれている。三角クラッチ。しかしベースを作って鉄槌を入れるムサエフ。最後にパウンドを入れる。タイムアップ。

判定3-0でムサエフが完勝。

RIZIN.17:7月28日さいたま大会で扇久保博正 vs. 元谷友貴、石渡伸太郎 vs. 佐々木憂流迦、矢地祐介 vs. 朝倉未来決定。

朝倉は自分が66kgの選手なので68kgでの対戦を要求したものの、矢地が頑なに拒否したため、相手に合わせて70kgでやる、勝ったら68kgでのトーナメント開催を要求するとのこと。

また、8月18日のRIZIN名古屋大会に出場が決まったマルコス・ヨシオ・ソウザもリングインし挨拶。

RIZIN.16:第8試合・魚井フルスイング vs. カナ・ハヤット

61kg契約5分3R。

5月の修斗後楽園大会に出たばかりの神戸出身フルスイングがジモティ枠でRIZIN初参戦。しかし相手が階級下でVTJ3連敗しているカナ・ハヤット。修斗提供試合?せっかく呼ぶならRIZINレギュラー選手との対戦が見たかった。

大振りの右を振り回す魚井。左右のフルスイング。魚井のハイをキャッチしたハヤット。魚井引き込むように下になる。ハヤット密着したまま上で動かず。レフェリーブレイク。セコンドから「行け!」の指示が出ているが行かない魚井。慎重に出ていく。時折大振りのパンチを出す。残りわずかでローで足を払い上になった魚井。パウンド。ゴング。

2R。フルスイングで間合いを詰める魚井だがハヤットが組むとテイクダウン。ハーフ。フルガードに戻した魚井。ハヤット自ら立つと魚井の立ち際にサッカーボールキック。魚井が間合いを詰めるとシングルレッグのフェイントを見せたハヤット。魚井過剰に反応。相当警戒しているのか。飛び膝に来た魚井を組み止めてコーナーに押し込むハヤット。入れ替える魚井。肘。離れたがまた組むハヤット。コーナーに押し込む。ゴング。

3R。タックルに入るハヤットだが切った魚井。ようやく出て連打をヒットさせる魚井。コーナーに詰めるがハヤットが組んで押し込む。入れ替えて離れる魚井。パンチで出た魚井にハヤットシングルレッグ。テイクダウン。魚井下から三角を仕掛けるがベースを作って外すハヤット。魚井足関。抜けたハヤットだがそこで立つ魚井。スタンド。ようやくフルスイング連打する魚井。パンチがヒットしハヤットダウン。サカボ。レフェリー止めた。

RIZIN.16:第7試合・国崇 vs. 堀尾竜司

キックルール59kg契約3分3R。

岡山出身・39歳の大ベテラン国崇。天心の試合を除けばキックでは一番最後の試合順というのは、国崇のキャリアを尊重したか。

紀左衛門の代役で直前に出場が決まった堀尾。滋賀出身の元KRUSH55kg王者でTRY HARD GYM所属。

堀尾がアグレッシブに手数を出していくが、国崇はベテランらしく落ち着いてさばく。しかし手数で上回る堀尾。入ってくる堀尾にカウンターを狙う国崇。ボディブローを打ち込む国崇。ゴング。

2R。国崇も手数を増やしてきた。堀尾も下がらず連打を打ち込む。やはり手数では堀尾が上回る。効かせている打撃はないものの手を出し続ける堀尾。ゴング。

3R。間合いを詰める国崇に堀尾が打撃を入れていく。間合いを詰めても先に攻撃をもらってしまう国崇。堀尾ノンストップで手を出していく。飛び膝がヒット。国崇が手を出してもそれ以上に返す堀尾。両者打ち合いでタイムアップ。

30-28、30-29、30-29の3-0で、直前出場の堀尾にベテラン国崇敗れる。

RIZIN.16:第6試合・山本アーセン vs. ティム・エスクトゥルース

61kg契約5分3R。

デビュー以来2勝4敗のアーセン。デビュー戦のクロン戦では負けたが将来性を感じる内容だったものの、その後尻すぼみ。大晦日の宮田戦は相性が悪すぎたが。今回の相手スクトゥルースは37歳でMMA5戦しかしておらず、明らかに専業ファイターじゃない咬ませ犬。スカ勝ちがマスト。

四つに組んだアーセンがボディに膝を入れる。離れ際に肘を入れてダウンを奪うとマウントからパウンド連打。KO。

RIZIN.16:第5試合・山口裕人 vs. 白鳥大珠

キックルール63kg契約3分3R。

RISEのトーナメント出場中の白鳥。RIZINは結局キック部門をやる気はないようだし、RIZINでの試合は顔見せの調整試合以上のものではない。相手は地元関西の山口。

遠い距離からパンチ、膝を入れていく白鳥。リーチで劣る山口だが自分の間合いに入ることができない。白鳥が膝、ミドルを入れていく。ゴング。

2Rも出てくる山口にパンチを入れていく白鳥。コーナーまで詰めた山口だが白鳥飛び膝で脱出。山口前に出て右ハイ。しかし浅い。

3R。ローでバランスを崩した山口。さらに白鳥の前蹴りが顔面にヒット。前に出ていく山口だがパンチの距離まで入れない。ジャブ、ミドルを入れる白鳥。山口どんどん出ていく。白鳥のパンチを貰い続けるが引かない。ロープに詰めてラッシュする山口。ようやくパンチがヒットし始めるが白鳥打ち返しタイムアップ。

30-28、29-28、30-28の3-0で白鳥勝利。しかし3Rにちょっと攻め込まれたこともあり白鳥は浮かない表情。

RIZIN.16:第3試合・一刀 vs. 中村寛

キックルール60kg契約3分3R。

1R終盤に中村のパンチが入りぐらついた一刀。中村がコーナーに詰めて連打を入れると一刀ダウン。立ち上がったがゴング。

2R。中村がすぐにパンチを打ち込みコーナーに詰めると左ハイで2度目のダウン奪取。レフェリーカウントを数える間もなくストップ。KO。

RIZIN.16:第1試合・憂也 vs. 田中STRIKE雄基

オープニングマッチキックルール69kg契約3分3R。

RIZIN地方大会名物・地元勢によるキックボクシングの出し物。チケット売り目的なのかもしれないが、なぜMMAにしないのか。キックでいい試合を見せても、RIZIN本戦に上がれる見込みはないのに。

憂也が1R3ノックダウンでKO勝ち。

RIZIN.16:リアルタイム速報

13時20分開始。

メインカード3試合は生中継ということは、全試合終了は最低でも20時。7時間近いロングラン興行が確定している上に、メイン前には休憩も入りそう。まあ前座が伸びてメインが枠に入り切らないなんてことは絶対許されないだろうから仕方がないが。

UFC on ESPN+11:メインイベント・アレクサンダー・グスタフソン vs. アンソニー・スミス

ライトヘビー級5分5R。グスタフソン2位、スミス4位。

ふたりとも前戦でJJのタイトルに挑戦し完敗しているが、1位で前王者のコーミエはヘビー級タイトルを獲得後王座返上後、JJとの3度目の対戦には興味が無いことを公言しており、3位のサントスは来月JJのタイトルに挑戦。この2人もまだまだ挑戦圏内にいる。しかしサントスとスミスはミドル級から上げてきた選手であり、ライトヘビー級の人材不足が露呈してしまっている。

ひときわ大きな歓声が送られる地元の英雄グスタフソン。スミスにはブーイング。

間合いを詰めるスミス。グスタフソンは左右にステップし距離をキープ。大振りの右を放ったスミスだがガードされる。スミスロー。グスタフソンも牽制の蹴りを放つ。関節蹴り、ジャブなどを入れるグスタフソンにスミスはプレスしていく。大振りの右は距離を取ってかわすグスタフソン。なかなか間合いを詰めない両者。スミスの左がヒット。スミスロー。グスタフソン前蹴り。ホーン。グスタフソン、スネをカットし出血している。

1R、手数はほぼ五分。グスタフソンのスネはスミスのローをカットした際に割れた模様。

2R。ジャブを入れたグスタフソン。スミスが右フックで飛び込むが空振り。間合いを詰めたスミスだがパンチが空振り。飛び込むフェイントを見せるグスタフソン。スミスの大振りのパンチはすべてかわしている。右ボディ。間合いを詰めるスミスだが手数が足りない。左ハイ。ワンツー。シングルレッグに行くそぶりを見せたスミス。飛び込んでアッパー。さらにケージまで詰めてパンチのラッシュ。ヒヤッとしたが距離を取るグスタフソン。スミスのパンチがヒット。大振りの右。ヒットしたが浅かったか。左ボディで飛び込んだスミス。返しの右フックは空振り。グスタフソンがワンツー。スミスさかんにスイッチを見せる。グスタフソンが逆にプレスしていくが両者そこから出ない。ホーン。

2Rはグスタフソン。しかし攻撃が増えている分、被弾も増えている。

3R。ジャブの連打で出たグスタフソンに右フックを返すスミス。攻めているグスタフソンだが打ち終わりのスミスの反撃が怖いところ。グスタフソンの右がヒットするがスミス間合いを詰めてパンチを打ち込む。ヘッドムーブでかわしたスミス。グスタフソンの飛び込んでの右。前蹴り、ローなどで手数を増やしていく。ジャブの連打がヒット。ちょっと嫌がったスミス。グスタフソンワンツー。残り1分。お互いローを蹴る。グスタフソンが左ミドルを入れるとタックルに。テイクダウン。サイドで押さえ込むが残り30秒。下からホールドして凌ぐスミス。ホーン。

3Rグスタフソン。

4R。グスタフソンが手数を増やしてきた。パンチからタックル。しかし逆にスミスにボディロックされる。投げを狙ったグスタフソンだが潰されて下に。スミスバックマウントへ。尻を浮かせて前に落とそうとするグスタフソン。が、落とされずにこらえたスミスが潰して体を伸ばす。パウンドからチョーク。タップアウト!

静まり返る会場。グスタフソン、打撃では優勢だったが、雑な投げを潰され下になるとバックマウントを許す痛恨のミス。スミスはそのチャンスを逃さなかった。

敗れたグスタフソン、「The show is over guys」と言い残し、グローブを置いてオクタゴンを去る。引退か?圧倒的ホームでの敗戦での衝動的なものかもしれないが…。

UFC on ESPN+11:セミファイナル・ジミ・マヌワ vs. アレクサンダル・ラキッチ

ライトヘビー級。マヌワ11位、ラキッチはまだノーランカー。

イギリスのマヌワは殺傷能力の高い打撃が武器でUFC6勝中5KO。しかし現在はオズデミア、ブラホヴィッチ、チアゴ・サントスに3連敗中。特に、オズデミアとサントスには意識を飛ばされてのKO負け。プロデビューが28歳と遅く、現在39歳。

オーストリア唯一のUFCファイター・ラキッチはまだ27歳。3連勝で前座戦線から抜け出している。元キックボクサーで、最初の2戦は判定だったが、前回はレスラーのデビン・クラークにダウンを奪われる展開から立ち直って逆転KO勝ち。オッズはラキッチがフェイバリット。

ローの蹴り合い。ラキッチ踏み込んで右アッパーから左ハイ。完全に死角をつかれたマヌワにビッグヒットし失神!KO!

序盤の探り合いから一瞬での決着。

マヌワは4連敗。年齢もあるし、進退を考える時か。