格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

UFC on ABC2:第2試合・ジョン・ダウン vs. ウィリアム・ナイト

ライトヘビー級。

HEATライトヘビー級王者のダウンはここまでUFC2勝0敗1分け。しかしそこまでレベルは高くなく、前回は落ち目のサム・アルヴィー相手に前半押された展開から、3Rに盛り返してのスプリットドロー。194cmの長身。

ナイトは昨年9月にコンテンダーシリーズで勝利しUFCと契約すると、月末のUFC253で早くもデビュー。ミオシッチのスパーリングパートナーのアレクサ・カムールと対戦し、テイクダウンからのパウンドで攻めて判定勝ち。ムキムキの肉体が武器。33歳だが、プロデビューからまだ3年に満たない。こちらはライトヘビー級では小さめの178cmで、身長差がかなりある。

両者ローで牽制。ナイトがタックルに入るが、四つで受け止めたダウンが逆にテイクダウンを狙う。一度はこらえたナイトだが、もう一度四つから投げてテイクダウンしたダウン。ガードを取ったナイトは下からパンチを打ち込む。バックに回ろうとしたダウンだがナイトが振りほどいて立つ。またタックルに入るナイトだが、ダウンに受け止められ四つになるとまた投げられる。ハーフから肘を入れるダウン。残り30秒。放してパンチを入れたダウン。スタンドへ。ナイトがダウンの飛び膝をかわしたところでホーン。

1Rダウン。テイクダウンが強い。

2R。プレスしていくダウン。カーフキック。ケージまで差あるナイト。ナイトもカーフキックを蹴るが、ケージを背負う。ナイト前に出てタックルに入るが、また四つに組まれて投げられる。サイド。亀になったナイト。バックに回ったダウン。ナイト立つがすぐまた潰される。両足フックしてバックマウントで体を伸ばしたダウン。パウンドを入れていく。亀になり耐えるナイトだが、バックマウントから逃れられないまま時間がすぎる。ホーン。

2Rダウン10-8。

3R。すぐに間合いを詰めたダウンにナイトはオーバーハンドの右を連続でヒットさせる。しかしダウンタックルに。ダブルレッグでテイクダウン。バックを取ろうとしたところで立つナイトだが、すぐに四つから投げてテイクダウン。また立つがまた倒した。ノースサウスで押さえ込む。サイドに移行。ナイト弱ってきている。サイドで固めるダウン。固めているだけのダウンだが、サイドだからかブレイクはかからず。クルスフィックスに。しかしただ固めるだけ。レフェリーから巻きが入る。ノースサイスで抑え込みつつ時折ボディに打撃を入れるダウン。下から首を抱えたナイトに一瞬ヴォンフルーチョークを狙ったダウンだが、外して横四方で押さえる。タイムアップ。

30-26×2、30-27の3-0でダウン勝利。

四つからの投げが強力で完勝だったが、3Rは固めるだけでなくフィニッシュを狙いに行って欲しかった。スタミナがきつかったのかもしれないが、ナイトはもっと削れていたはず。3Rはレフェリーがもっと早めにブレイクさせるべきだった。

UFC on ABC2:第1試合・インパ・カサンガナイ vs. サーシャ・パラトニコフ

ウェルター級。

アメフトから転向したカサンガナイはUFCデビュー戦でマキ・ピトロに判定勝ち。昨年10月の2戦目はホアキン・バックリーと対戦したが、バックリーの蹴り足をキャッチしたところで逆足でのバックスピンキックをもらって失神KO負けでMMA初黒星。動画がバズったことで、失神された映像が何百万人に見られるという屈辱を味わった。

香港生まれのパラトニコフは、香港在住の(元?)UFCファイター・アルベルト・ミナの元でトレーニングを積み、昨年11月にUFCデビュー。同じくUFCデビュー戦で全試合1R勝利のルイス・コシに3RパウンドでKO勝ちしたが、デビュー戦同士のため、UFCでのレベルはまだ分からず。

カサンガナイがパラトニコフの蹴りをキャッチしてタックルに入る。ボディロック。サバ折りテイクダウン成功。ハーフから肩固めの体勢に。ガードに戻すパラトニコフ。ケージを使って立ったパラトニコフ。離れた。カサンガナイまたタックル。四つからテイクダウンを狙う。逆にケージに押し込むパラトニコフだが、カサンガナイがさらに入れ替え。肘を入れ離れた。またパラトニコフの蹴りをキャッチしてからタックルに入ろうとしたカサンガナイだがパラトニコフ切ってパンチを打ち込む。ケージに押し込みながらパンチ。離れる。大振りのパンチの打ち合い。ホーン。

1Rパラトニコフ。

2Rすぐにタックルに入ったカサンガナイ。テイクダウン。パラトニコフがスクランブルで逃れようとしたがバックを取られる。足のフックを掛けないままチョーク。しかしガッチリ入って外れない。パラトニコフタップ!

カサンガナイ、足のロックをしないままのチョークだったが、首元にしっかり入っていたので決まった。

Bellator256:メインイベントライアン・ベイダー vs. リョート・マチダ

ライトヘビー級GP一回戦5分5R。ベイダー1位、リョート4位。

前ライトヘビー級王者のベイダー。ヘビー級GPにはライトヘビー級王者として参戦し、優勝して二冠王になったが、昨年ワジム・ネムコフに破れBellator初黒星で王座陥落。今度はヘビー級王者としてライトヘビー級GPに参戦する。ヘビー級王座の防衛戦は19年9月以来行っていないが。

リョートは18年12月にUFCからBellatorに移籍し、デビュー戦で元ミドル級王者のハファエル・カルバーリョにスプリット判定勝ち。その後ソネンにKO勝ちしたが、ゲガール・ムサシ(ミドル級)・フィル・デイヴィス(ライトヘビー級)と、いずれもUFCで対戦している相手に連続スプリット判定負け。今回のベイダーとも9年前にUFCで対戦経験があり、リョートが1RKO勝ちしている。現在42歳。

ほぼナチュラルであろうリョートの肉体。やや腹がゆるめ。いつもの構えで蹴りのフェイントを見せていく。左ミドル。ハイ。間合いに入れないベイダー。リョートがミドルを入れていく。間合いを詰めようとしたベイダーにパンチを合わせる。飛び込んでパンチを一発当てたベイダー。残り1分。また飛び込んでの右がヒット。ケージ際をサークリングするリョート。ミドル。左ハイから前蹴り、飛び膝につなげたリョート。ベイダータックルに。がぶったベイダーが頭部に膝を入れる。ゴング。

1Rややリョート。

2R。左ミドルを入れていくリョート。ベイダーまた間合いを詰められない。ケージ際まで詰めたがリョートがパンチ、前蹴りで詰めさせない。左ミドルからスーパーマンパンチ。ベイダーパンチで飛び込むとタックルにつなげてテイクダウン。ケージ際でハーフバック。立とうとするリョートを押さえながらパンチを入れていく。残り1分。立たせずにパンチを入れていくベイダー。ゴング。

2Rベイダー。

3R。圧を強めたベイダー。リョートは相変わらず単発のミドル。ベイダーが出ようとするとサークリングし距離を外す。出てきたベイダーにワンツーからミドル。しかし疲れが見えるリョート。左のダブルを放ったが空振り。ベイダーケージを背負ったリョートにタックル。テイクダウン。ハーフからパウンドを入れるベイダー。残り1分半でようやくガードに戻したリョートだが、すぐにハーフにしたベイダー。うつ伏せになって立とうとするがパウンドを入れるベイダー。苦しそうなリョート。ゴング。

3R10-8合ってもいいラウンドでベイダー。

4R。ラウンド開始からもう疲れているリョート。パンチ連打で出たがベイダーがパンチを打ち返すとタックル。切れずに倒されたリョート。またハーフ。パウンドを入れていくベイダー。リョートはもう凌ぐので精一杯。ガードに戻したが、肘を入れてすぐハーフにしたベイダーがパウンド・肘。ゴング。

このラウンドも10-8ベイダー。リョート、もはや挽回する体力が残っていないように見える。

5R。ベイダーすぐにパンチで出てタックル。テイクダウン。リョートもわかっていただろうが、もう防ぐ体力が残っていない。ハーフバックから立とうとするリョートを押さえながらパウンド。ようやく立ったリョートだがベイダーがバックを取っていて、すぐに倒す。残り1分。ハーフからパウンド連打。リョート、下から苦し紛れに打ち返すだけ。タイムアップ。

49-46、49-45×2の3-0でベイダー完勝。

タックルに切り替えてからはリョートのスタミナを削って一方的な展開に。ベイダーは来週行われるコーリー・アンダーソン vs. ドヴレドジャン・ヤグシムラドフの勝者と準決勝で対戦する。

Bellator256:セミファイナル・リズ・カモーシェ vs. ヴェネッサ・ポルト

女子フライ級。カモーシェは2位、ポルトはランク外。

13年にUFC初の女子戦としてロンダのタイトルに挑戦したカモーシェ。その後階級をフライ級に落とし、19年にヴァレンチーナ・シェフチェンコのタイトルに挑戦したが判定負けでタイトル獲得ならず。その試合を最後にUFCからFAとなり、昨年9月にBellatorデビューし、同じくBellatorデビュー戦のディアナ・ベネットにチョークで一本勝ち。その1試合のみだが、UFCでの実績でランキング2位になっている。

ポルトはBellatorデビュー戦。2019年にInvictaフライ級王座を獲得し、昨年9月にBellatorと契約。しかし前戦からは1年半のブランクがある。カモーシェと同じ37歳。

強いパンチを入れるカモーシェ。サークリングしつつジャブ。様子見しているポルト。間合いを詰めるがカモーシェがサークリングし届かず。残りわずかで距離を詰めてきたポルト。サークリングするカモーシェを追いかけてタックルに入るがゴング。

1Rカモーシェ。

2R。ケージに押し込むカモーシェ。タックルで倒したが、押さえ込まれる前に立ったポルト。なおも押し込んでパンチを入れていくカモーシェ。離れる。ポルトカーフキック。両者単発の打撃のまま残り1分。ポルトのローはステップバックされ空振り。残りわずかでまた出ていくポルトだが距離を取られる。ゴング。

2Rもカモーシェか。

3R。間合いを詰めるポルトだが、やはりサークリングされかわされる。圧を強めてケージに詰めようとしたポルトだがカモーシェがタックルを合わせる。シングルレッグへ。ケージでこらえるポルト首相撲に切り替えたカモーシェ。離れ際に肘を入れる。残り40秒。ロー、ミドルを入れるカモーシェ。さらにパンチを打ち込むがポルトタックル。逆にケージに押し込んだカモーシェ。タイムアップ。

29-28×2、30-27×2の3-0でカモーシェ勝利。

危なげはなかったが、倒しに行く様子も見られず。

Bellator256:メインカード第3試合・アダム・ボリッチ vs. ジェレミー・ケネディ

フェザー級。ボリッチ3位、ケネディ8位。

ハンガリーのボリッチはアーロン・ピコをKOしたことでBellatorフェザー級GPに抜擢。一回戦はパット・カランにKO勝ちしたが、二回戦でダリオン・コールドウェルに一本負け。その後、Bellatorデビュー戦の選手相手に2連勝しただけだが、評価が高く3位。

ケネディは元UFCで、3連勝の後に現王者ヴォルカノフスキーに一本負け。再契約がまとまらずにFAとなり、19年にはPFLに参戦していたが、フェザー級トーナメント準決勝でダニエル・ピネダに一本負け(のちにピネダの禁止薬物使用が発覚しノーコンテストに)。昨年11月にBellatorデビューし、Bellator再デビューの相手に判定勝ちしただけだが、GPに出場した選手を差し置いて8位にランクインしている。

カーフキックを入れていくボリッチ。ケネディタックルに。ケージでこらえるボリッチ。入れ替えた。四つの展開が続くが、ケネディの膝がローブローになりタイムストップ。再開。お互い牽制の打撃が続いて残り1分。残り30秒でケネディタックル。倒して尻もちまでつかせた。ケージで立つボリッチにパンチを入れるケネディ。ゴング。

最後の印象でケネディ

2R。単発の打撃を入れ合う両者。ジャブ。ケネディのタックルは切ったボリッチ。ジャブを突いていく。展開ないまま残り1分。ケネディが出るところにジャブを合わせるボリッチ。残りわずかで飛び膝から左右のフックを打ち込んだボリッチだがかわされる。ゴング。

2Rボリッチ。

3R。カーフキックを入れていくボリッチ。効いて嫌倒れしたケネディ。上になったボリッチがハーフに。下からスイープを狙うケネディ。返したが上になれず立たれた。しかし離さずケージに押し込む。足をかけて尻もちまでつかせた。残り1分。レッグマウントで立たせないようにするが、片足を抜かれている。押し込んで寝かせようとするケネディだが倒せず。立たれた。すぐにまたタックルに入ったケネディだがタイムアップ。

30-27、29-28×2の3-0でボリッチ勝利。

3Rにカーフキックを効かせたのが大きかった。あれがなければ上で押さえていたケネディに入ったかもしれない。

Bellator256:メインカード第2試合・キャット・ジンガーノ vs. オリヴィア・パーカー

女子フェザー級。ジンガーノ3位、パーカーはランク外。

2015年にロンダのタイトルに挑戦し、女子戦最短の14秒で一本負けしたジンガーノ。その後UFCをFAになり、昨年9月にBellatorデビュー。初戦はガブリエル・ホロウェイに判定勝ち。

パーカーは34歳でアマチュアMMAデビューし、プロデビューは2年前の37歳。そこからローカルで4連勝し、昨年Invictaに初参戦したが1R一本負け。トータル4勝1敗。今回がBellatorデビュー戦だが、戦績的に明らかな咬ませ犬。

タックルに入ったジンガーノ。パーカーこらえた。しかしボディロックに。差し替えして逆に押し込むパーカー。が、またボディロックしてテイクダウン。ハーフ。固めて足を抜くとバックに回り四の字バック。マウントに移行。またバックに。反転して上になったパーカー。しかしジンガーノがガードから腕十字。極めてタップアウト。

格の差を見せたジンガーノ。

Bellator256:メインカード第1試合・ゴイチ・ヤマウチ vs. ダン・モレット

ライト級。ゴイチ3位、モレットはランク外。

ゴイチはライト級に上げてからはマイケル・チャンドラーに判定負けしたのが唯一の敗戦で6勝1敗。前戦ではRIZINにも参戦したダロン・クルックシャンクに1Rチョークで一本勝ちしている。

モレットは18年にUFCに初参戦したが1勝もできず3連敗でリリース。その後、UAE Warriorsで元UFCのアントン・クイヴァネンにKO勝ちし、今回がBellatorデビュー戦。

前に出たモレットにヤマウチタックル。引き込んだがモレット付き合わず離れる。パンチをもらって後退したヤマウチだが、モレットが追いかけてくるとタックルで凌ぐ。離れた。ミドルを入れるヤマウチ。飛び膝を入れたヤマウチだがキャッチされ下に。パウンドを落とすモレット。ヤマウチ下から腕十字を狙ったが密着してディフェンスするモレット。ヤマウチスイープ狙い。こらえたモレットだがヤマウチバックに回り両足フック。尻を浮かせて前に落とそうとするモレット。ヤマウチは落ちずにバックからキムラグリップを取る。残り1分。前に落ちたヤマウチ。モレット後ろ向きで鉄槌。ゴング。

パウンドをけっこう入れていたモレットだが、ヤマウチのポジションキープを取って1Rヤマウチ。

2R。ワンツーを入れるヤマウチ。モレットが飛び込んでパンチを打ち込んだがそこにタックルを合わせテイクダウン。ヤマウチ担ぎパスでサイドを取る。後転して立とうとしたモレットだが、ヤマウチ飛びついてアナコンダチョーク。そのまま引き込んで絞めるが外れた。また立つモレットだがバックに付くヤマウチ。背中に乗った。また前に落とそうとするモレット。落とせず倒れて仰向けのバックマウントに。キープして殴るヤマウチ。チョークは防いでいるモレットだが抜け出せずゴング。

2Rヤマウチ。

3R。モレットのローにタックルを合わせると引き込んだヤマウチ。下から巴のように後方に押し出したが距離ができて立った。ノーガードのヤマウチに距離を詰めたモレットだが、そのタイミングでヤマウチタックル。ケージに押し込む。肘を入れて耐えるモレット。さらに膝。押し込むヤマウチに肘を入れていく。シングルレッグに切り替えた。投げを狙ったヤマウチだが、モレットが内股で投げて上に。ハーフ。枕を取って固めながら殴るモレット。ガードから腕十字を狙うヤマウチ。クラッチして耐えるモレット。残りわずかでスイープからバックマウントになり、チョークを狙ったがタイムアップ。

1Rはやや微妙だが…。

29-28ヤマウチ、29-28モレット、29-28モレット。スプリット判定でモレット勝利。

僅差だったが、ランキング3位がUFC0勝3敗の相手に負けるのはいただけない。引き込みで積極的に下から攻めていたが、攻めを凌がれて裏目に出た。

ONE on TNT1:第6試合・ロッタン・ジットムアンノン vs. ダニエル・ウィリアムス

61kg契約体重ムエタイルール3分3R。

強打を振り回すロッタンが2Rに左を打ち込んでダウン奪取。立ったウィリアムスにとどめを刺しに行く。肘。右の肘連打。ウィリアムスも効いているが打ち返していく。2Rを凌ぎきったウィリアムスが3Rに回復してパンチを打ち込んでいくと、ロッタンはもらっているが構わず打ち返す。パンチから肘を入れるロッタン。ウィリアムス最後まで打ち返しタイムアップ。

判定3-0でロッタン勝利。

ONE on TNT1:メインイベント・アドリアーノ・モライシュ vs. デメトリアス・ジョンソン

フライ級タイトルマッチ5分5R。

王者モライシュはユースタキオにスプリット判定負けでタイトルを奪われたが、ダイレクトリマッチで判定勝ちして王座奪還。それが2年以上前の試合で、今回はそれ以来の試合。フライ級GPには出場せず。

DJはUFCフライ級王者として王座防衛記録を作ったが、ヘンリー・セフードにスプリット判定で敗れて陥落すると、UFCからONEに移籍。ONEではフライ級GPに出場すると、若松、和田、ダニー・キンガドに危なげなく勝利して優勝。今回は1年半振りの試合。

間合いを取るモライシュ。ロー。DJはフットワークしつつ間合いを詰めていく。モライシュサークリングして動きつつロー。間合いを詰めたDJが首相撲に。ボディに膝。モライシュケージに押し込んだが離れた。DJのミドルをキャッチしたモライシュ。シングルレッグに。引き込んで足関を狙う。DJ防いだが、モライシュ起き上がって上を取った。ハーフ。フルガードに戻したDJ。残り1分。またハーフにして殴るモライシュ。ゴング。

2R。パンチで出たDJだがモライシュ距離を取る。下がって距離を取りつつパンチを入れていく。DJ出てタックルに入ったが切られた。タックルに入ったDJにパンチが入ってDJ効いた?下になったDJが起き上がってきたところにモライシュの顔面膝がビッグヒット!パウンドラッシュ!KO!

ビッグアップセット。DJ、人生初のKO負け。

ONE on TNT1:セミファイナル・エディ・アルバレス vs. ユーリ・ラピクス

ライト級。なお、この試合がセミ、モライシュ vs. DJがメインだが、その後にロッタンのムエタイルールの試合が予定されている。

ONE初戦でライト級GPに出場したアルバレスだが、一回戦ティモフィ・ナシューヒンにKO負け、2戦目は負傷選手の代役として準決勝進出し、元王者のエドゥアルド・フォラヤンに序盤カーフキックで大きなダメージを受けたが、グラウンドでスイープしてからのチョークで大逆転勝ち。しかし決勝は負傷欠場し、1年8ヶ月ぶりの試合となる。

ラピクスは無敗でONEと契約し、元王者のマラット・ガフロフと対戦すると1Rチョークで秒殺勝利。昨年10月に王者クリスチャン・リーのタイトルに挑戦したものの、1RKO負けでタイトル獲得ならず。ベースは柔道。現在ランキング2位で、アルバレスはランク外だが、赤コーナーはアルバレス

ローを入れるラピクス。アルバレス間合いを詰めるとケージ際でタックルへ。尻もちをつかせるとレッグマウントの状態でパンチを打ち込む。連打。しかしラピクスが後頭部への打撃とアピール。アルバレス連打で倒したがレフェリーがストップする。ルールではパンチが耳に当たらない場合は後頭部扱い。リプレイで見ても、ラピクスは首を横に向けて手で耳を隠していたので、ルール上は明らかに後頭部。

ラピクス戦闘不能により、アルバレスの反則負け。

たしかに後頭部だったが、戦闘不能になるまで打ち込む前にレフェリーが止められなかったか?レフェリーもラピクスがアピールするまでルールを忘れていたのでは。