格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

RIZIN.47:第6試合・武田光司 vs. ラジャブアリ・シェイドゥラエフ

フェザー級

武田はサウスポー、シェイドゥラエフはオーソドックス。インローを蹴るシェイドゥラエフ。武田飛び込んでワンツー。シェイドゥラエフがプレスして右を入れた。武田インロー。シェイドゥラエフは右オーバーハンドを出す。詰めてきた武田に右フックがヒット。また右フック。一瞬動きが止まった武田。四つに組んだシェイドゥラエフだが、自ら離れた。大ぶりのパンチを振るシェイドゥラエフ。シェイドゥラエフタックル。ダブルレッグでリフトしてテイクダウン!武田のガード。密着したままボディを殴るシェイドゥラエフ。ニーシールドで距離を作ろうとする武田。バックに回ろうとするシェイドゥラエフ。武田前転してスクランブル。ついていくシェイドゥラエフ。四の字バックに。右腕を喉元に入れてチョーク。外そうとした武田だが外れずタップ!

武田をレスリングで上回り完勝。もう次は王者クラスと当てないと、実力が測り切れない。

RIZIN.47:第5試合・スパイク・カーライル vs. キム・ギョンピョ

ライト級。

カーライルがサウスポー、ギョンピョはオーソドックス。右を打ち込んだギョンピョ。右ミドル。カーライルスイッチ。ギョンピョが飛び込んで左右のパンチを入れる。カーライルの蹴りに合わせてタックルに入った。ロープに詰めてダブルレッグ。しかしこらえたカーライル。コーナーに押し込むギョンピョ。入れ替え合う。ブレイクがかかった。ワンツーで出るギョンピョ。カーライルもジャブを返す。カーライルは右眉尻をカットしている。ギョンピョのローブローでタイムストップ。再開。ギョンピョのローをかわして組み付いたカーライル。ギョンピョ入れ替えてタックルに行くがクラッチできず。離れた。左右のパンチを入れるカーライルだが、ギョンピョパンチで出てタックル。受け止めたカーライル。ゴング。

2R。ジャブを突くギョンピョ。カーフキック。カーライル手が出ない。飛び込んだカーライルが四つに組んでケージに押し込む。離れた。カーライル後退。ギョンピョ前蹴りを腹に入れる。カーライルいつになく消極的。右ボディで飛び込んだギョンピョ。下がり続けるカーライル。またボディを入れたギョンピョ。飛び込んでくるところに左フックを合わせようとするカーライル。出てきたギョンピョにタックルを合わせたカーライルだが切られる。四つから離れ際に左フックを入れたカーライル。すぐまた組み付いてダブルアンダーフック。そのままヒザを入れる。投げをはあんってスタンドバックに。カーライルバックからヒザを入れる。正対したギョンピョ。離れたところでゴング。

3R。カーライル首相撲からヒザ。タックルにつなげた。テイクダウン。ギョンピョ背中を向けて立ったが、その背中に飛び乗ってチョーク!喉元に入った。仰向けに倒れたギョンピョ。落ちた!

カーライル一本勝ち。バックを取ってチョークに入るところまでが早かった。試合後のマイクではサトシ vs. グスタボの勝者に挑戦したいとコメント。

RIZIN.47:第4試合・カルシャガ・ダウトベック vs. 関鉄矢

フェザー級

サウスポーのダウトベックにオーソドックスの関。プレスするダウトベック。間合いの外で飛び込むフェイントを見せる。関がハイを放つがバックステップでかわしたダウトベック。ロープを背負う関。左のフェイントを見せるダウトベックだが出ない。関の左ハイがヒット。ダウトベック左ミドル。ダウトベックの左がヒットし関もんどりうってダウン!勝利を確信して背中を向けたダウトベックだが関立った。続行。しかしすぐコーナーに詰めたダウトベックの左ボディが突き刺さり、関もんどりうってダウン!KO!

RIZIN.47:第3試合・ジョニー・ケース vs. “ブラックパンサー”ベイノア

ライト級。ケースの計量失敗により、ベイノアが勝った場合のみ公式戦となる。ケースには50%減点された上でのスタート。

左右のパンチを振るケース。ちょっとスピードがない?今度はタックルで飛び込んだケース。テイクダウン。コーナー際でアッパーを入れる。背中を向けて立ったベイノア。離れた。ケース右オーバーハンドから返しの左でベイノアダウン!ヒザを入れたケースがテイクダウン。マウント。パウンド。亀になったベイノア。チョークを狙うが足がフックしておらず、ベイノア立って脱出。ケースアッパー。ロープに詰めてパンチを入れる。ベイノアガードを固めて凌ぐ。前に出ないベイノア。ケースが詰めたアッパー。パンチをかわしたベイノア。残りわずかでケースタックル。バックについてパンチを入れる。ゴング。

2R。パンチwのフェイントに反応するベイノア。自分から出ていかない。ケースのパンチはかわしている。ケースも1Rほどには飛び込んでいかない。蹴りを出すベイノア。組んだケースがタックルへ。シングルレッグ。ロープから上半身が出てドントムーブ。再開後にテイクダウンしたケース。下から蹴るベイノア。ケース攻めずに見ている。ゴング。

3R。ケース失速している。ベイノアがパンチで出るとケースタックル。テイクダウンしたがベイノアがロープの間から外に出てブレイク。スタンドで再開。ベイノアようやく出てきた。ケースタックルに行くが切られた。ケース完全にガス欠。組みに行くが組ませないベイノア。左フックをヒットさせたベイノア。詰めるベイノア。タックルに行くケースだが切ったベイノア。が、再度のタックルでテイクダウン。ベイノアが亀から立ち上がる。ケースまたタックル。また立たれた。バックキープするだけの体力がないか。残り50秒でベイノアタックル。コーナーに押し込んでパンチを入れる。疲れているケースだタックルでコーナーに押し込む。ヒザを入れた。タイムアップ。

判定3-0でベイノア勝利。当然50%の減点がなければ負けていただろうが。

石川20-0、松宮0-50、橋本50-0。アグレッシブが真逆に割れている。1Rにダウンを奪ったケースだが、ダメージは入らず。ベイノアがアグレッシブだったのって3Rだけで、2Rまでは消極的だったので、ベイノアにアグレッシブを入れるのはどうなのか。

RIZIN.47:第1試合・徳留一樹 vs. 宇佐美正パトリック

ライト級。

サウスポーの徳留に宇佐美はオーソドックス。タックルに行く徳留だが切られてそこに蹴りを入れる宇佐美。飛び込んでワンツーを放つ徳留。バックステップでかわす宇佐美。またワンツーを放つが宇佐美が右を返す。宇佐美のインローでスリップダウンした徳留。すぐ立った。徳留のワンツーは見切っている宇佐美。左オーバーハンドを打ち込んだ徳留。ヒット!バランスを崩した宇佐美だが、組みに来た徳留を振りほどきすぐ立ち上がるとパンチを打ち込む徳留にカウンターのワンツー!右がクリーンヒットし徳留仰向けにダウン!すかさずパウンド!KO!

宇佐美に経験を積ませるカードだったが、徳留は今後も選手を続けるのかどうか。

UFC on ESPN57:メインイベント・ジャレッド・キャノニア vs. ナッソーディン・イマボフ

ミドル級。キャノニア4位、イマボフ7位。

ヘビーからミドルまで落としてきたハードパンチャーのキャノニア。2022年にアデサニヤのタイトルに初挑戦した際には、見せ場なく判定負け。その後ストリックランド、ヴェットーリ相手に判定勝ちしたが、昨年12月のロマン・ドリーゼ戦は膝の負傷で欠場し、1年ぶりの試合となる。3月に40歳となり、王座再挑戦のタイムリミットが徐々に近づいてきている。

ロシアのイマボフは前回ロマン・ドリーゼに勝ってトップ10ランカー入り。ダゲスタン出身で、コンバットサンボや軍隊格闘術のハンド・トゥ・ハンド・コンバットの経験はあるが、試合ではボクシングを武器に戦うストライカー。メイン登場は3度目となるが、過去2戦はいずれも後半に失速気味だった。28歳。

ミドル級は王者のDDPがアデサニヤ戦を望み、前王者のストリックランドは先週再起戦で勝って王座挑戦をアピール。再来週にはこれも挑戦者有力候補のチマエフが元王者ウィテカーと戦う激戦区で、この試合の勝者は後回しにされそうな雰囲気。

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UFC on ESPN57:セミファイナル・ドミニク・レイエス vs. ダスティン・ジャコビー

ライトヘビー級。レイエスはかろうじてランキングに残っていて15位。

レイエスは2020年に無敗のままJJの王座に挑戦。判定負けしたが、レイエスが打撃で優勢で、JJはタックルからのスタンドバックでポジションを取るもそこからの展開がなく、メディアのジャッジもレイエスを支持する方が多かった。JJがもっとも追い込まれた試合で、JJはまるで再戦を避けるかのようにタイトルを返上してヘビー級に転向している。同年9月に組まれた新王者決定戦でヤン・ブラホヴィッチと対戦したが、2Rにパンチでダウンを奪われパウンドでKO負け。そこからプロハースカ、ライアン・スパンにも敗れて4連敗・3連続KO負けとなり、王座決定戦で1位だったランキングはわずか3戦で15位まで落ちた。最近のダウンの仕方を見てもダメージの蓄積が心配される。34歳。

ジャコビーは2011年からUFCに参戦したが、2戦で勝ち星なくリリース。その後キックに転向し、GLORYでタイトルに挑戦するまでに成長してから、コンテンダーシリーズに出場して勝利し、UFC再契約。再デビュー戦で念願の初勝利を挙げると、引き分けを挟んで6連勝でランカーに。が、相手がランカーレベルになると負けが込み始め、そこから1勝3敗。前戦ではレイエスと同じアメフト出身のアロンゾ・メニフィールドに判定負けして、ランキングからも外れた。36歳。

オッズはジャコビーがフェイバリット。

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UFC on ESPN57:第12試合・ラウル・ロザスJr. vs. リッキー・トゥルシオス

バンタム級

2月に組まれていた試合だが、試合数分前にロザスJr.が体調不良になり中止に。UFCからは翌週にスライドして行われるとフライングで発表されたが、トゥルシオスが契約体重に納得行かずに流れた。結局、それから3ヶ月のブランクが開いて、またも同じカードが組まれている。

19歳のUFC最年少ロザスJr.。メキシコ系アメリカ人で、アグレッシブなグラップラーだが、UFC2戦目のクリスチャン・ロドリゲス戦では、1Rにグラウンドで攻めたもののガス欠となり、後半は攻められて判定負け。前戦は荒っぽいパンチで攻めての1RKO勝ち。しかし勝った相手はいずれもUFC未勝利で、現時点のいまだにはっきりしない。

トゥルシオスは2021年のTUF29バンタム級で優勝。しかしTUF後の初戦はいきなり判定負け。2戦目はUFC0勝2敗のケビン・ナティブダド相手に、グラウンドで下から仕掛ける展開も、攻めを潰されて苦戦し、スプリット判定勝ち。柔術バックボーンのグラップラーだが、打撃のレベルがあまり高くなく、グラウンドに持ち込むためのレスリングもそこまで強くないので、UFCでは苦戦している。31歳。

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UFC on ESPN57:第11試合・ブルンノ・フェヘイラ vs. ダスティン・シュトルツフス

ミドル級。

フェヘイラはUFC2勝1敗。ローカル時代から全12試合すべてがフィニッシュ決着(8KO勝ち・3一本勝ち、1KO負け)。負けた相手は現在ウェルター級に落とし、先月ホアキン・バックリーに判定負けでUFC初黒星を喫したヌルスルトン・ルジボエフ。攻めは洗いが爆発力がある。柔術も黒帯で、ノーギでも試合経験がある。31歳。

シュトルツフスはドイツ系アメリカ人で、大学からはドイツに移住し、現在もドイツ在住。レスリング・ルタ・リーブリ・柔術がバックボーン。UFCデビューから2勝4敗とリリースギリギリの戦績。前戦は3勝3敗のプナヘレ・ソリアーノにチョークで一本勝ちし、ギリギリ生き残っている。32歳。

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UFC on ESPN57:第10試合・ジュリアン・マルケス vs. ザッカリー・リース

ミドル級。

マルケスはUFC3勝3敗。2021年4月の勝利から2連敗・3度の試合キャンセルで3年以上勝ち星なし。UFCでの3勝はすべてチョークによる一本勝ち。レスリングがバックボーンの34歳。

リースは昨年8月のコンテンダーシリーズで勝利し、12月にUFCデビューしたが、コーディ・ブランデージにテイクダウンされると、下から三角を仕掛けたが、スラムで頭から叩きつけられてKO負け。初戦では何も見せられなかった。30歳。

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UFC on ESPN57:第9試合・ミゲル・バエザ vs. プナヘレ・ソリアーノ

ウェルター級。

バエザは無敗でUFCと契約すると、UFCでも佐藤天を肩固めで破るなど3連続フィニッシュ勝利。が、そこから相手が中堅クラスに上がり逆に3連敗。星が五分に戻り、負ければリリースの可能性もある戦績に。そこから2年以上のブランク。今年4月にグラップリングマッチで復帰している。31歳。

ソリアーノは前戦までバエザと同じ3勝3敗のイーブンだったが、昨年12月にこの後出場するダスティン・シュトルツフスにチョークで一本負けして負け先行。レスリングと柔道でハワイの高校王者になっている。今回からウェルターに落とす。31歳。

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