格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

UFC on ABC6:オッズ/予想と展望

ロバート・ウィテカー 1.65
イクラム・アリスケロフ 2.30
セルゲイ・パブロビッチ 1.43
アレクサンドル・ボルコフ 2.90
ケルヴィン・ガステラム 1.41
ダニエル・ロドリゲス 3.00
ムハンマド・ナイモフ 1.77
フェリペ・リマ 2.10
ジョニー・ウォーカー 1.93
ヴォルカン・オーズデミア 1.89
シャラ・マゴメドフ 1.29
アントニオ・トロコリ 3.85
ナスラット・ハクパラスト 1.42
ジャレッド・ゴードン 2.95
リナト・ファクレトディノフ 1.28
ニコラス・ダルビー 3.80
カン・ギョンホ 2.36
ムイン・ガフロフ 1.62
マゴメド・ガジヤスロフ 1.32
ブレンドソン・ヒベイロ 3.50
セドリック・デュマ 1.44
デニス・トゥルーリ2.72
シャオ・ロン 1.87
イ・チャンホ 1.95

当初は3月に予定されていたサウジアラビア大会だが、「カードがショボい」というサウジアラビアサイドからのクレームにより、APEX開催に変更され、改めて6月に組み直されることになった経緯がある。3月のメインはジャルジーニョ・ホーゼンストライク vs. シャミル・ガジエフ。クレームが入るのも仕方ないか。

仕切り直しで組まれたカードはロバート・ウィテカー vs. MMA無敗で中東では絶大な人気を誇るハムザト・チマエフで、このカードならさすがに問題はない…と思われたが、試合1週間前に目玉のチマエフが体調不良によりまさかの欠場。これはある意味マクレガーの欠場より痛い。マクレガーと違い、チマエフは無敗で上り調子で、これからタイトルに挑んでいくであろう選手。ここで勝てば、8月のDDP vs. アデサニヤの勝者への挑戦が見えてくるところだったが。

代わってウィテカーと対戦するのは、本来先週試合が組まれていたアリスケロフ。ダゲスタン出身でコンバットサンボ世界王者。キャリアで唯一敗れた試合が、本来出場予定だったハムザト・チマエフ戦。昨年UFCデビューし、初戦はUFC4勝2敗のフィル・ハウズに1RKO。2戦目で現在ランキング4位まで上がったナッソーディン・イマボフ戦が組まれていたが、イマボフ欠場により階級下のワーレイ・アウヴェスとの対戦となり、またしても1RKO。先週にランカーのアンソニー・ヘルナンデスとの対戦が組まれていたが、ヘルナンデス欠場により、UFCデビュー戦の相手に変更となっていた。またしても意味がない試合になるところだったが、急遽ランキング3位の相手と戦う幸運を得た。

アリスケロフが勝った場合もタイトル挑戦のチャンスが回ってくる可能性がある。一方、ウィテカーはランク外の相手に勝ったところでタイトル戦へのアピールにはならないし、損しかないカードなのに良く受けた。

UFCでは2戦とも2分少々でKO勝ちしており、実力の底が見えない。当然レスリングに自信を持っており、UFCデビュー戦で勝った後は全米レスリング王者のボー・ニッカルとどちらのレスリングが上か勝負しようと挑発したこともあった。しかしコンテンダーシリーズでの試合では、意外とテイクダウンに苦労する場面があった。結局2分すぎにテイクダウンを奪うと、得意のキムラを極めて一方的に勝利したが、ウィテカー相手にテイクダウンから立たせず攻めることができるかどうか。

ウィテカーKO勝ちと予想。

第1試合では、昨年のRoad To UFCシーズン2のバンタム級勝戦がようやく実施される。当初は2月に予定されていたが、シャオ・ロンの怪我で流れていた。シャオ・ロンは一回戦で野瀬、準決勝で上久保と日本人相手に僅差判定勝ち。イ・チャンホはキャリアの13勝すべてがフィニッシュ勝利。準決勝ではテイクダウンを奪われる展開から、3R相手が消耗し、パウンドで逆転KO勝ちしている。

第1試合開始は16日午前1時(15日25時)。速報します。

PFL2024#5:オッズ/予想と展望

ライト級

(P)クレイ・コラード 5点・2位 1.37
(B)マッズ・バーネル 0点・10位 3.20
(B)パトリッキー・ピットブル 0点・9位 1.91
(P)ブルーノ・ミラン0点・8位 1.91
(B)ブレント・プリマス 5点・3位 1.57
(P)ソロモン・レンフロ 0点・6位 2.45
(B)ガジ・ラバダノフ 3点・5位 1.34
(P)エルヴィン・エスピノーザ 4点・4位 3.40
(B)アダム・ピッコロッティ 0点・7位 2.05
(P)マイケル・デュフォー5点・1位 1.56

混戦のライト級。昨年準優勝で、初戦で元Bellator王者パトリッキーを下したコラードは、元Bellatorフェザー級4位のバーネルとの対戦。PFL参戦で階級を上げたバーネルだが、初戦では体格差があり、コラードの勝利は固いか。

パトリッキーの2戦目は初戦で敗れているストライカーのミランダとの対戦だが、オッズはまさかのイーブン。年齢的に打たれ弱くなっているとみなされているか。昨年のベスト4とはいえ、実績では大きな開きがあるが。ミランダも初戦敗れて0点のため、クイックシックス狙いで序盤から倒しに来ると思われる。

影の優勝候補・ラバダノフは唯一初戦勝った者同士の潰し合いに。しかし初戦は判定勝ち3点のみの5位で、もし2戦目も判定勝ちだと6点止まりとなり、得点状況によっては予選敗退の可能性もある。試合順も前の方なので、フィニッシュを狙いに行くことが必要。

ライトヘビー級

(P)インパ・カサンガネイ 6点・4位 1.29
(P)ヤコブ・ネドー 0点・8位 3.70
(P)ロバート・ウィルキンソン 6点・1位 1.33
(P)ジョシュ・シルヴェイラ 6点・2位 3.45
(B)ドヴェルジャン・ヤクシムラドフ 6点・3位 1.34
(B)シモン・ビヨン 0点・6位 3.40
(P)アントニオ・カルロスJr. 6点・5位 1.29
(B)アレックス・ポリッツィ 0点・7位 3.75
(P)サディブー・シー 0点・9位 1.52
(P)トム・ブリーズ 0点・10位 2.60

ライトヘビー級は全試合が1R決着で、カルロスJr.は1Rフィニッシュにも関わらず、タイム差で5位に。

2022年に優勝し100万ドルを獲得したウィルキンソンと、昨年準優勝のシルヴェイラが1位と2位で潰し合い。この2人に敗れている昨年のウェルター級優勝サディブー・シーとトム・ブリーズが0点同士の直接対決に。

初戦勝った5人と負けた5人では差があり、この階級は順当に初戦勝ったカサンガネイ・ヤクシムラドフ・カーロスJr.の3人と、ウィルキンソン vs. シルヴェイラの勝者4人で決まりそう。

ワンマッチ

アンソニー・ロメロ 1.56
セルジオ・カシオ 2.50
カール・アルブレックソン 1.46
アンドリュー・サンチェス 2.80
ブラヒアン・ザーカー 1.20
ジュリアン・ルイズ 4.80

リザーブマッチ的なワンマッチで、RIZINでワジム・ネムコフを破っているアルブレックソンが出場。Bellatorではランカーに敗れて2勝3敗。

第1試合開始は22日土曜日の朝6時から。なお、同日の25時からはUFCサウジアラビア大会とBellatorダブリン大会が同時開催される。速報します。

UFC on ESPN58:メインイベント・アレックス・ペレス vs. 平良達郎

フライ級5分5R。ペレス5位、平良13位。

ペレスは3月・4月・6月と4ヶ月で3試合目。2020年に当時王者のデイブソン・フィゲイレードのタイトルに挑戦したが、1Rギロチンで一本負け。その後は自分や相手の怪我や体重オーバーなどで試合が流れることが多く、1年半ぶりの復帰戦では現王者のアレクサンドル・パントーハに1Rチョークで一本負け。そこからまた1年半以上のブランク明けで、平良と同じく2000年生まれの無敗のプロスペクト・モカエフと対戦。判定で負けたが、モカエフ得意のタックルを切る展開で苦しめた。翌月にマネル・ケイプの代役でマテウス・ニコラウと対戦すると、積極的に打撃で攻めて、右フックでKO勝ち。約4年ぶりの勝利を挙げた。そこからわずか2ヶ月での再登場。レスリング+ボクシングが武器のオールラウンダー。32歳。

当初はペレスとプレリムに出場したウランベコフが対戦するカードが組まれていたが、メインに昇格するにあたってUFC302でジョシュア・ヴァンとの対戦が組まれていた平良との対戦に変更。

平良は試合が決まっては中止や延期などのカード変更に見舞われることが常態化していたが、今回は過去初めてプラス方向への変更。相手がUFC無敗で平良より若いノーランカーのヴァンから、ランキング5位のペレスとなり、試合順も初のメインに。ここまで5連勝で、オッズはすべてフェイバリット。今回も5位ペレス相手にフェイバリット。中止となったが、ランカーのエリオット戦、ヴァン戦もオッズではフェイバリットだった。フライ級は前挑戦者が当時ランキング10位のエルセグであり、上位陣は常連ファイターで欠場中の選手も多く、5位になればタイトル挑戦のチャンスが回ってきてもおかしくない。24歳。

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UFC on ESPN58:セミファイナル・ダグラス・シウバ・ジ・アンドラージ vs. マイルズ・ジョーンズ

バンタム級

当初セミで組まれていたミドル級のイクラム・アリスケロフが、来週のサウジアラビア大会のメインに出場予定だったハムザト・チマエフ欠場により代役としてロバート・ウィテカーと対戦することになり、試合が消滅。代わってセミに昇格したのはUFC7勝5敗のシウバと5勝2敗1NCのジョーンズの対戦。

ジョーンズはレスリングベースのストライカー。2敗の相手はジョン・カスタネーダと現ランキング12位のマリオ・バウティスタ。昨年9月の試合は判定勝ちも、試合後に意図せず摂取した禁止薬物が検出されノーコンテストに。3月の前戦は、欠場選手の代役として、1週間前にスクランブル出場し、昨年のTUF準優勝のコーディ・ギブソンに判定勝ちした。30歳。

アンドラージは2014年にUFCデビューして、今年で10年になるベテランファイター。バンタム級で負けた相手はサイード・ヌルマゴメドフ、ピョートル・ヤン、ロブ・フォントの3人で、いずれもランカーまたはランキング目前の選手。アンドラージもランキング目前までは行っているが、あと少しで届いていない。ボクシングがバックボーンのストライカー。バンタム級ではハニ・ヤヒーラとドミニク・クルーズに続く3番目の年長ファイターで、来週39歳になる。

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UFC on ESPN58:第9試合・ティミー・クアンバ vs. ルーカス・アウメイダ

フェザー級

クアンバはコンテンダーシリーズで勝ったにも関わらずUFCと契約できなかったが。2月にファイトウィークに入ってから欠場した選手の代役としてUFCと契約。初戦は階級上のライトでクアンバと同じ日にコンテンダーシリーズに出場し、1RKOでUFCと契約したボラジ・オキとの対戦となり、組みを武器に接戦となったが、僅差の3Rに手が出ず、結局スプリット判定負け。今回は本来のフェザーでの試合となる。25歳。

アウメイダはローカル戦績12戦全勝全フィニッシュで2021年のコンテンダーシリーズに出場したが、ダニエル・ゼルフーバーに判定負け。翌年UFCと契約を果たすと、初戦でTUF27ウィナーのマイク・トリザーノに3RKO勝ち。が、昨年は2戦して2連敗。パット・サバティーニにはグラウンドで終始劣勢で、2R肩固めで一本負け。前戦はアンドレ・フィリに右でダウンを奪われて、鉄槌連打でのKO負けで1勝2敗。33歳。

なぜセミ前で組まれているのか謎。

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UFC on ESPN58:第8試合・ブレイディ・ヒースタンド vs. ギャレット・アームフィールド

バンタム級

今年2月の中村倫也のUFC2戦目で対戦予定だった(が欠場した)ヒースタンドと、中村にRoad To UFCで敗れた風間のUFCデビュー戦で対戦してKOしたアームフィールドの対戦。

ヒースタンドは2022年のTUF29準優勝。決勝ではリッキー・トゥルシオスにスプリット判定負け。TUF後の初戦は、ヒースタンドに代わって中村倫也と対戦したファーニー・ガルシアで、しつこくテイクダウンを奪っての判定勝ち。昨年4月の前戦はモンゴリアンストライカーのバットゲレル・ダナーと対戦し、終盤失速したダナーから3Rにテイクダウンを奪い、パウンドラッシュでKO勝ち。1年2ヶ月ぶりの試合となる。25歳。

アームフィールドは2022年7月、計量2日前という直前オファーでUFCと契約。階級上のフェザーでダヴィッド・オナマと対戦して2R一本負け。本来のバンタムに戻してからは、風間、昨年のTUF31ウィナーのブラッド・カトーナに連勝中。いずれもパンチを打ち込んで攻めて勝利している。27歳。

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UFC on ESPN58:第7試合・アスー・アルマバイエフ vs. ホゼ・ジョンソン

フライ級。

アルマバイエフは中央アジアカザフスタン出身。UFCデビュー戦ではオデー・オズボーン相手にテイクダウンからの打撃で削って、最後はフェイスロックで一本勝ち。評価が爆上がりした今年3月の前戦は、平良達郎に2R腕十字で敗れたC.J.ベルガラと対戦。テイクダウンを奪っていくものの、ベルガラのディフェンスに阻まれる展開で、ジャッジ三者ともフルマークでの判定勝ちに。ローカル時代から15連勝中でまだ底が見えない。30歳。

ジョンソンはUFCバンタム級最長身の182.9cmだが、この試合からさらにフライ級に階級を落とす。UFCデビュー戦は昨年8月に試合5日前オファーでダモン・ブラックシアと対戦し、ハーフバックからツイスターを決められて一本負け。11月の前戦はチャド・アンへリガーとのUFC0勝1敗対決で、ケージに詰めての膝で削り、テイクダウンされてもスイープでポジションを返して攻めさせず、最後はアンヘリガーのギロチンを外してバックを奪い、チョークで一本勝ち。フェザーやライトでも戦ったことがあるが、フライ級に落とすのはこれが初めて。29歳。

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UFC on ESPN58:第6試合・ジョシュ・クインラン vs. アダム・フューギット

ミドル級。

日系ハワイアンのクインランはプロキャリア5戦でコンテンダーシリーズに出場してUFCと契約。2022年8月のデビュー戦は1RKO勝ちしたが、続く昨年4月のトレイ・ウォーターズ戦はタックルを切られて打撃をもらう展開で判定負けしMMA初黒星。今年2月には、木下憂朔の代役としてUFCデビュー戦のダニー・バーロウと対戦したが、打撃の手数で圧される展開から、3Rにパンチでダウンを奪われてKO負けし連敗。ニックネームは武士道。31歳。

フューギットはUFCデビュー戦の相手が13戦全勝のマイケル・モラレス、2戦目がコンテンダーシリーズから勝ち上がった木下憂朔、前戦はカナダ大会で地元勢のマイク・マロットと、相手アップの試合を組まれがち。木下にはタックルから組みで上回り、最後はパンチでダウンを奪ってのヒジ連打でKO勝ち。しかしモラレスとマロットにはある種期待通りのフィニッシュ負け。

両者UFC1勝2敗と苦しいポジションにいる者同士のサバイバルマッチ。

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UFC on ESPN58:第5試合・ジミー・フリック vs. ネイト・マネス

フライ級。

UFC版跳び関十段フリック。初戦飛びつき三角で一本勝ちしてから突如引退宣言。2年のブランクを経て復帰したものの、復帰後は打撃でボコボコにされる展開で2連敗。後がなくなった今年1月のマルコム・ゴードン戦では、1R下からの三角を防がれてパウンドで打たれ、2Rにはスタンドで打たれる展開だったが、テイクダウンを奪って肩固めで逆転一本勝ち。しかし打撃のスキルを見る限り、今後もUFCレベルでは苦戦しそうだと思えた。33歳。

マネスはこの後出てくるジョゼ・ジョンソン(183cm)がフライ級に落としてくるまでは、178cmでフライ級最長身だった。バンタム級では3連勝していたが、ウマル・ヌルマゴメドフにテイクダウンからドミネイトされて敗れたのを機にフライ転向。バンタム初戦でランカーのタギル・ウランベコフと対戦するチャンスを得たが、スタンディングのネックロックで1R一本負け。フライ級2戦目となる前戦は、UFC0勝1敗でチャールズ・オリベイラの同門・マテウスメンドンサと対戦。メンドンサの引き込んでの足関を凌いでパウンドを打ち込みKO勝ちした。UFCデビューから7戦連続のAPEX出場。32歳。

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UFC on ESPN58:第4試合・カーリ・ジュディス vs. ガブリエラ・フェルナンデス

女子フライ級。

ジュディスは2022年10月にプロデビューすると、7ヶ月で3戦行い3連続1RKO勝利。その実績で、デビュー11ヶ月でコンテンダーシリーズに出場したが、エルネスタ・カレツケイテにスプリット判定負け。しかし負けたにも関わらずUFCとの契約を果たしている。勝ったカレツケイテは5月にUFCデビューしているが、同じくコンテンダーシリーズからのデビュー戦となるディオネ・バルボサ相手に打撃で劣勢な展開で判定負けしている。もともとソフトボール奨学金で大学に入学したが、20歳の時にやめて、そこからムエタイMMAを始めている。25歳。

フェルナンデスはテコンドー・柔術がバックボーンのストライカーだが、UFCでは2戦ともテイクダウンされるとリカバリーできずに下で凌ぐだけというUFCレベルとは思えない戦いぶりで2連敗。まったくいいところがない。しかし今回は同じストライカーのジュディスが相手なので、まだ手が合う可能性があるか。30歳。

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UFC on ESPN58:第3試合・ジェカ・サラギ vs. ウェスティン・ウィルソン

フェザー級

サラギはRoad To UFCシーズン1ライト級準優勝。Road To UFCシーズン1から咬ませ犬を大挙出場させてきたインドネシア勢で、唯一UFCとの契約を果たしている。組み合わせに恵まれた感は否めないが、それでも準決勝ではGLADIATOR王者キ・ウォンビンにKO勝ち。フェザー級に落としたUFCデビュー戦でも、UFC1勝1敗のルーカス・アレクサンダーに、グラウンドからの立ち際で一瞬背中を向けたアレクサンダーに右フックを打ち込んでKO勝ち。Road to UFC出身選手として、唯一1Rフィニッシュ勝利した。倒せるパンチと思い切りの良さはある。現在はカリフォルニアのMMAファイトアカデミーでトレーニングをしている。29歳。

ウィルソンは昨年7月にUFCデビューし、ここまで2連続1RKO負け。直前欠場した選手の代役としてUFCと契約を果たしたが、ここまでの試合を見る限りは、UFCレベルにはない。空手・柔術がバックボーン。35歳と若くもない。

オッズはさすがにサラギがフェイバリットだが、このレベルの相手と当てられるあたり、まだUFCからは実力が信頼されていないか。

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