「最強の男達はこうして生まれる！
柔術、ルタ・リーブリ、レスリング、ムエタイ……
全てを包含する総合格闘技の進化型はここにあった」
（帯より）
カメラマンの井賀孝氏が、ブラジルに滞在して各道場を回り、格闘家の練習風景や普段の表情などを撮った写真集。「井賀孝」と聞いてどこかで見たような記憶があったのだが、DEEPのフューチャーキングトーナメントにＧスクエア所属で出場した選手と同一人物らしい。ボクシング、柔術、レスリングのキャリアがある、「闘う写真家」。
ブラジリアン・トップチーム、シュートボクセと言ったメジャーなジムだけでなく、ペケーニョのワールド・ファイト・センターやクロマド・アカデミーなども押さえているのがマニアには嬉しい。全体の8割が写真。残りの2割は選手・ジムの紹介の文章なのだが、試合以外での格闘家の生活ぶりが伺えて面白い。ペケーニョが海外に行くと必ずホテルの備品をバッグいっぱいに持ち帰ってくるなんていう、微笑ましいエピソードも紹介されている。
去年の9月に発売されたものだが、当時はまだ日本で無名だったエヴァンゲリスタ・サイボーグやジェファーソン・”タンク”・シウバなども出てくる。ブラジルマニアにお薦め。
情報センター出版局発行、定価2500円
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4795838429/ref=sr_aps_b_/250-6276888-1349847
