■ミドル級キング・オブ・パンクラス タイトルマッチ 5分3R
ネイサン・マーコートvsヒカルド・アルメイダ
パンクラスライトヘビー級のベルトに最も近い男、アルメイダが、まずはミドル級のタイトルにチャレンジ。前回の両国大会でミドル級の三崎と対戦したのは、オファーがあったからという単純な理由であったが、その後「今のままでは菊田に挑戦するのは難しいかも」という理由で、ミドル級タイトルへの挑戦を表明していた。
マーコートは、この階級では昨年の竹内戦を除けばほぼ完璧の内容。唯一敗れた竹内にもリベンジを果たしている。ミドル級においては頭一つ抜け出した存在だ。
それに対してアルメイダは、ひとつ上のライトヘビー級で無類の強さを発揮し、並みいるランカーを全て圧倒して3連勝。次なる目標のライトヘビー級タイトルの奪取が目前まで見えているだけに、下の階級に挑むのは回り道という気がしてならない。挑戦者であるが、失うものはアルメイダの方が大きい。前回の試合では減量の影響がやや見えたのが不安点だ。
