格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★BOM-BA-YE 2003 became BOM-BA-BROKEN!

興行団体にとって最悪の事態が、猪木の最終興行(2003.12.31)で起こった。
川又プロモーターとその仲間のクロアチア人ミロ・ミヤトビッチが金をすべて持って海外逃亡したのだ。
近畿日本ツーリスト」を通じて、約36万ドルが持参人払いの海外送金されたが永田、安田、村上、ジョシュ・バーネットらほとんどの選手は1円ももらっていない。
パンクラスという団体はリングや道具を提供したが、やはりお金をもらえずさんざんだ。
唯一お金を払ってもらったのはK-1の天田とマクドナルド(前払いを希望していたから)で12月27日に受領している。
ゴールデングローリーチームのマネージャー、バス・ブーンは自腹を切って選手達に払ったが、彼も詐欺の被害者のようだ。大混乱であり、1960年以来の日本でのマーシャルアーツの歴史上最悪のスキャンダルでもある。

どこまでマジ?かはわからないが、ゴールデン・グローリーがギャラをもらえずいたくご立腹であることは間違いない模様。日本人選手・団体も同じくただ働きをさせられたのなら、当然話題になってしかるべきだが、レポートにあるとおり「不思議なことに」国内のマスコミは沈黙。これが川又パワーなのだろうか。そんだけ力があるなら、なんとか復活してもらいたいところだ。
総額数億円と言われるギャラを目当てに参戦した選手は、あてがはずれてがっかりだろう。反対に、ドタキャンしたミルコは、自分の目の正しさにほくそ笑んでるかもしれない。