格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★HERO'S追加カード発表

総合格闘技ルール/5分3R>
宇野 薫(和術慧舟會東京本部)
ヨアキム・ハンセンノルウェー/チーム・スカンジナビンア)

総合格闘技ルール/5分3R>
宮田和幸(フリー)
イアン・シャファー(オーストラリア/リングス・オーストラリア)

総合格闘技ルール/5分3R>
ジェロム・レ・バンナ(フランス/ボーアボエル&トサジム)
アラン・カラエフ(ロシア/リングス・ロシア)

総合格闘技ルール/5分3R>
サム・グレコ(オーストラリア/チーム・グレコ)
ヒース・ヒーリング(米国/リングスUSA)

あと2週間。直前の割にはなかなかのカードをそろえてきたのは、さすがにK-1パワーという気がする。選手は直前のカード決定には慣れっこ?カード的には限りなくROMANEX風味で、HERO'Sの独自色を出すには至っていない。特にバンナの出場はFEG色が強くなりすぎるのでマイナスだ。サップ戦を見る限り、総合の選手としても期待できないし。やはり、K-1ファイターとして続けられないほど左腕が悪いのだろうか?
「リングスロシア所属」のカラエフは、前田ならぬポール牧が見つけてきた選手。総合の試合は経験がないようなので、これはバンナを総合ファイターとして売り出すための試合なのか?「腕相撲世界王者対決」でGGとやれば良かったのに。
中量級は実力派路線。シャファはごく普通に強い選手なので、宮田を売り出すよりも中量級の戦いを提供したいという意識が見える。
そしてもう一つの中量級カード、宇野vsハンセンについてだが・・・。これは乗れない。旗揚げ戦に、他団体で企画されたカードをそのままパクってくる上井氏のマッチメークセンスには疑問を投げかけざるをえない。五味vsパルバーと同じく、地上波の視聴派層にとってはそんなことは知るよしもないのだろうが。たしかにカードとしては宇野が負ける可能性も高く、直前にしてはリスキーでいいとも思うのだが、このカードで「これがHERO'Sです」と言われても・・・。
グレコvsヒーリングもどうも・・・。カードを埋めるのに必死なのかもしれないが、本当に余ってる選手をただ組んだという感じ。PRIDEでミルコ、ノゲイラヒョードルにいてこまされ、すっかりトップグループから離された印象が染みついてしまったヒーリングにとっては、リボーンするチャンスなのだが。逆にHERO'Sにとっては、あまりヒーリングに活躍されると「PRIDE>HERO'S」の図式が強調されてしまいそうでもあり、使いづらいか。
しかし、危惧通り当初発表の中量級中心イベントにはならない様子。次回以降に期待するしかないか?もともと中量級に力を入れるというコンセプトは深く練られたものではない(というかイベント自体が急に決定したものだし)ので、その路線だけで行くのは難しいか。何をメインにするかにも注目したい。