格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★K-1 WORLD MAX 2005感想

魔裟斗vsザンビディス
ザンビディスが前にどんどん出てプレッシャーをかける。魔裟斗は押されながらも決定打をもらわずにカウンターのチャンスをうかがう。そして3Rにねらい澄ましたストレートでダウン奪取。あとは大振りになったザンビディスの攻撃をいなして逃げ切った。ザンビディスが思ったより健闘したが、魔裟斗の勝負強さはさすが。判定が30-28×2、29-28と、ほぼ魔裟斗びいきなしのジャッジだったのが意外。
コヒvsサワー
1R、あきらかにブレイクの後に入れたボディへの膝でサワー悶絶。大山総裁なら「やめの合図の後だからと言って気を抜く方が悪い」というところだが。2R、サワーがSB流の投げでシュートポイント奪取・反則のお返し。その後はコヒのクリンチラッシュで、クリンチ・ブレイク、クリンチ・ブレイク・・・どんどん客席が冷えていく。まあサワーのペースを乱すことにも成功していたので無駄ではなかったのかもしれないが、2R終盤から押さえられなくなり、サワーが一方的に攻め込む場面も。3R、行かなければいけない状態で攻められないコヒ。判定までは持ち込んだが、大差の判定負け。格が違った感じ。
クラウスvsジョン・ウェイン
1Rパンチで劣勢になったジョン・ウェインは、2R蹴り主体に変え流れを五分に戻す。3Rはジョン・ウェインがラッシュをかけるが、攻め疲れか後半にクラウスが逆襲。判定は1Rの差の分でクラウス。もう1R見たい気もしたが、ジャッジは妥当。レベルは高かったが、クラウスもかなり消耗したので次が心配。
しかしここまで3試合ノーカットで全部判定。3試合だけで1時間だが、これが意味するものは?
ブアカーオvsナラントンガラグ
と思ったらいきなりダイジェスト。中途半端にカットするよりはこの方がいいのかもしれないが、王者の試合がダイジェストなんて・・・。30-27つけてるジャッジもいればドローのジャッジも。どんな試合だったのだろう。
ここでまた準々決勝のダイジェスト。今やったばかりのブアカーオvsナラントンガラグもダイジェストをリピート・・・。
魔裟斗棄権。
前の試合の帰り際に足を引きずっていたが・・・左足腓骨複雑骨折だと。ここまで1回戦を引っ張ったのは、魔裟斗棄権の瞬間をギリギリまで遅らせるためか。1回戦の途中でも「この後魔裟斗vsサワー」とか「魔裟斗登場」とかのウソテロップを流していた。しかしこれでトーナメントの興味は半減・・・。
サワーvs安廣
思わぬチャンスをもらった安廣が、イベントの救世主となるべくアグレッシブに攻めるが、一回戦にカットしたまぶたからの出血でドクターストップ。サワーは日本人2人を下しダメージを受けることなく決勝へ。
ブアカーオvsクラウス
ブアカーオと唯一真っ向からやり合えるクラウス、1Rは五分で打ち合う。しかし2R、ブアカーオの鬼のような猛攻。さしものクラウスも後退する。3R戦い終えても涼しい顔のブアカーオ。ムエタイ恐るべし。
ブアカーオvsサワー
勝戦なのに入場も流さないなんて・・。
にゃに〜〜〜決勝戦をカット。やりおったーーーーー。
1Rの次がエキストララウンドの2R目。ひどい。しかし判定ドローだったのか。1Rはブアカーオが圧倒しているようにも見えたが・・・。延長、さすがにブアカーオも消耗しているか。しかし魔裟斗ファンが大半とはいえ、静かな決勝戦だ・・・。
判定2-1でサワー。ブアカーオ、全く攻められたようには見えなかったが・・・。組み合わせの運もあり、シンデレラボーイ誕生か。しかしこんな放送じゃサワーの人気が出るはずないだろう。
決勝はどんな感じだったかわからないが、クラウス戦を見たらブアカーオに勝てる選手はいないように思えた。魔裟斗が勝ち上がっても無理だったと思う。こんな形でブアカーオが止められてしまうとは、納得がいかない。
しかし人気が定着したように見えたMAXも、TV的には魔裟斗一人におんぶにだっこという形だったか。内容的にはブアカーオvsクラウスなんか最高レベルの試合だったが。まああれが一般層に受け入れられるとも思えないけど。スーパーファイトではひっそりと佐藤嘉洋も負けているし、日本人に限らずとも次代のスターが出てこないと今後のMAXは厳しい。