格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★“格闘家”金子賢が男祭りデビュー

スポナビhttp://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/pride/headlines/20051208-00000015-spnavi-spo.html
GBR→http://gbring.com/sokuho/news/2005_12/1208_pride.htm
ボビーvs金子賢がお茶の間的には一番夢のカードか。
以前から「俳優Kが男祭りに出場する」という噂があった。が、金子は俳優から格闘家への転身という扱いらしい。まあ俳優としてそんなにステータスがあるかというとそうでもなし。意地悪な言い方をすれば休業出来る程度の活動しかしてなかったってことで、お茶の間向けとしてもどれだけ求心力があるか微妙。本人は「先のことは格闘家としてやっていくことしか考えていない」と言っているけど、芸能活動をやる暇はいくらでもあるだろうし、そうしなければ食っていけないだろうから、結局は「タレントがリングに上がる」というイメージは払拭出来ないだろう。DSE・フジの話題作りと言うより、本人の意思での参戦に見えるのが救い。自分のレベルに合わせてDEEPフューチャーキングトーナメントあたりから始めれば、格闘技マニアの支持は得られたかもしれないが、別にそんな支持はいらないか。
上記リンクより。

対戦相手については現在調整中とのことだが、会見で榊原信行DSE代表は「一線級の選手と交渉中」であることを明かした。また金子の出場する試合は「スペシャルチャレンジマッチ」との位置づけで、PRIDEオフィシャルルールに近い特別ルールで行われるという。

ウェイトはどのくらい?相手はヒクソンはどうだろう。俳優対決ってことで(ヒクソンが出演するという噂のあった映画はどうなったか知らないが)。謙吾でも可。
注・オフィシャルによれば現在73kgとのこと。
追記・バウトレビューより

・・・今年2月、清原Pに「人生で初めて自分の意志でやりたいものが見つかった」「役者を辞めて格闘家になる」と相談し、高田道場を紹介され、3月7日にその門を叩いた。

 この時の様子はフジテレビが密着取材し、会見でも映像が流れた。若手のプロ選手に極められまくる金子を見て、高田延彦PRIDE統括本部長は「俳優をやっていたほうがいい」と薦めたが、金子は「家に帰って考え直すような気持ちで来たのじゃありません」と固辞した。

(中略)

 道場で汗を流した後、汚れたTシャツ姿で「練習をするほど自分の弱さを感じる」と謙虚に語る姿に、売れっ子俳優としての面影は無い。会見には髪とヒゲが伸びっぱなしで登場。「俳優に戻る気持ちはないのか?」と聞かれても「今言われて俳優だったことを思い出したぐらいです」と答える。過去スポーツは趣味でバスケやサーフィンをやった程度。アマチュアを含め試合出場経験すらない。金子は「『芸能人だから出られた』と言われたくない」と語るが、そういう批判は出て当然だろう。

(中略)

 「(Dynamite!!に出るタレントの)ボビーは意識するか?」という質問に、金子が「特に」と答えると、横にいた榊原代表は「意識もしていないし、取り組み方が全然違う」と反論する。

「『芸能人だから出られた』と言われたくない」って、じゃあ実力で出られたとでも思っているのだろうか。それはいくらなんでも全てのプロ格闘家に対して失礼すぎる。榊原社長のコメントで「この試合はここを目指す人に夢や勇気を与えることが目的」とあるけど、結局実力よりもコネや話題性で出られるんだったら、夢や勇気は与えられないのでは?
今後も真面目にプロ格闘家に専念してやっていくなら応援したいが、笑いの要素がない分だけ、ボビーよりも見ていてきついことになりそう。