格闘技徒然草

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★大みそか小川vs吉田、仰天5億円マッチ

大みそか注目の柔道五輪メダリスト対決に「史上最高額」が用意される。PRIDE男祭り屈指の好カードとなる小川−吉田戦のファイトマネーが破格の金額になる見通しとなった。PRIDE男祭りを主催するDSE関係者は「両者が受け取るファイトマネーの合計金額は5億円になる」と明言。柔道で数々の実績を残した超大物同士の総合ルール対決が、ボクシングを含めた日本格闘技界で史上最高額に到達することを明らかにした。

 「世紀の一戦」がお金を動かした。対戦発表後からPRIDE男祭りの協賛社が10社以上も内定した。リングのマット、4カ所のポールのスポンサーも過去最高となる11社がほぼ決まった。またレフェリー、ラウンドガール、ラウンドボードへのスポンサーも殺到している。昨年は推定6億円とも言われるフジテレビの放送権料についても同関係者は「当然、アップしています」と説明する。チケット料金も高く設定されている。04年の同大会と比べ、VIP席(最前列から10列目まで)は10万円から15万円となり、以下ロイヤル・リングサイド、スタンド席も2000円ずつアップしているが、売れ行きは好調。イベントの総収益は推定25億円を超える勢い。同関係者は「すべては吉田−小川戦の効果と言ってもいいぐらい」と話しており、その貢献度がファイトマネーにも反映されたようだ。

ファイトマネーアップには「報知効果」もあるのでは?それはともかく、吉田・小川ともにハイリスクなこのカードがなぜ実現したかと思ったが、ファイトマネー2.5億とは。これならヒクソンならずとも「ワオ!」と言って受ける気になるかも。しかし、この高額ギャラのしわ寄せがチケットやPPVの値上げに反映されていると思うと複雑な心境だ。地上波で見るお茶の間層と違い、金を払って観戦するマニア層は、それほどこのカードを楽しみにしているわけではないのに。吉田vs小川がカットされたPPVが2000円で見られるならそっちを買いたい。吉田vs小川は地上波で見ればいいから。