格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★スポナビに菊田早苗インタビュー

http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/pride/column/200606/at00009566.html

──昨年、パンクラスでお流れになったままの対戦もありますが

 近藤有己選手ですか。うーん…ちょっと、難しくなってきましたね。去年ならよかったんでしょうが。どうでしょうか…。

──どういう点で、難しくなったのでしょう

 やっぱり…近藤選手は強い選手なので乗り越えたい、という気持ちが強かったんですが、ちょっと状況が変わってきたかもしれません…。確かに、個人的にやりたい相手なので、周りが盛り上がるとか盛り上がらないとか、それは関係ないんですが、何か引っかかります…。

──それ以前は、追わないといけない相手、倒さなければならない相手だったわけですよね

 そうですねえ。何か今はねえ、違うような気がするんですよね。計算の元で言うわけではないんですが、何かがこう、踏み出させてくれないというか。一言で言うと、時期じゃないような感じがありますね。

──近藤選手に戻りますが、機が熟したと感じれば対戦することもあるわけですか

 もちろんです。やっぱり近藤選手の魅力って、日本人にはほとんど負けてなかったということもあったと思うんです。でも日本人対決(中村和裕戦)に負けて、フィル・バローニに負けたと。バローニで言うと、美濃輪選手、三崎(和雄)が勝ちましたよね。それはいいとして、昔を振り返るのは好きなんですけど(笑)。以前は自分がやらないと気が済まないということで対戦を決めたんですけど、とはいうものの今の現状はとにかく前向きにがんばってるというところを見せたいというのがあるんで、「今」というのを考えると、ちょっと違うんですよね。もう今のファンは、3年前に勝ったとか負けたとかは、どうでもいいんですよ。今の人を狙っていくのが、大事だと思うんですよ。格闘技ですからね。ボクシングの世界でも、今のチャンピオンを倒したいと思ってみんながんばっているわけですから。そう考えると、ちょっとね。

近藤vs菊田戦なんて別に誰も見たくなかったのに、菊田本人が望んで組まれたもの。2年近くランカーと試合をしていない菊田がいきなりタイトルマッチを組んでもらったにも関わらず(まあパンクラスにとってもメリットがあるから組んだのだが)ケガでキャンセル。しかも急遽代役で出た金原が負けた後にリングに上がり勝手にマイクアピールして試合をぶちこわすという無礼な行いまでしながら、良くもまあこんな上目線からものが言えたものだ。「もう今のファンは、3年前に勝ったとか負けたとかは、どうでもいいんですよ」っていうのはその通りで、それなら菊田のアブダビ制覇なんてもう5年も前。菊田自身がどうでもいい存在になっているわけで、「今の人」とやりたいと言っても、菊田自身が過去の人。相手はもっとやる気がしないだろう。一生ホイスのストーカーを続けていればまだネタに思えるし微笑ましく見られたのに。今からまた下積みをしろとは言わないから、余計なことは言わずにセコンドだけしてなさい。