格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★DEEP25

結果をネット断ちしてサムライで視聴。印象に残った試合を。

  • ジュカオンvs石井

組まれた時はミスマッチだと思ったが、石井がパンクラス時代から変貌を遂げていた。プレッシャーがすごい。弾丸タックルのジュカオンが押されている。まあ、圧力をかけるだけでその先は何もなかったが。実際パンチが入っていたのはジュカオンだったし。けれど、テイクダウンされてもすぐ立ち上がることを徹底している。パンクラス時代も基本的な戦術は同じだったが、当時はそれほど粘ることもなくあっさり下になり、何も出来ずに負けていた印象があった。しかしこの日は諦めずに立ち上がっていく。
結局、有効打をもらっていたのは石井で、判定3-0でジュカオン。でも今後の石井に期待できる・・・と思ったら突然の引退発表。「3連敗したら引退と決めていた」というが、それより頭の怪我が完治しなかったことが原因じゃないかと思う。今後は指導者に回って世界チャンピオンを育てると言うが、何の?石井に指導者は向いてるんだろうか・・・。しかし選手としてせっかく形になってきたのにもったいない。

1R、パイシャオンがパスからマウントを奪い、パウンドを入れる。ダメージこそないが今成は防戦一方。2R、蹴りを入れていく今成だが、パイシャオンに組み付かれてリズムを崩される。足関狙いも読まれている。3Rは今成も上になるが攻め手がない。そのまま判定2-0でパイシャオン勝利。今成は体調が良くなかったんだろうか。動きが良くなかった。そうでないなら、パイシャオンが今成を研究してしたということか。

解説の郷野に「何も出来ないと言う印象しかない」と酷評される窪田。「太股の太さだけは誰にも負けないみたいな」とフォロー(になってない)されていたが、その太股もすっかり細くなってしまい、本当に何もなくなってしまった。いや、あれがあるじゃないか・・・ローブローが!しかしそのローブローも不発。
中尾相手にいったい何が上回っているのか?ボクシングのコーチがついているということでパンチ勝負を考えているようなのだが、そのパンチでも完全に負けてる。2R、パンチでダウンしたところを顔面蹴り上げ2連発もらいレフェリーストップ。窪田には指導者の道はないのか。

しなしはテイクダウンを切られ跪くシーンが続く。一本背負いでテイクダウンするが、久江が下から十字や三角を仕掛けるなど、グラウンドでも意外な健闘を見せる。組み付き際に久江の右フックがクリーンヒットし、KO。女子とか関係なくスピーディーで面白かった。無敗のしなしが敗れたのもカタルシスがあった。

なぜこの試合がメイン?タイトル戦でも対抗戦でもないし。両者が戦うことの盛り上がりもないし。でも試合は迫力ある殴り合いで面白かったが。