格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★ムリーロ・ブスタマンチvsユン・ドンシク

GPじゃない・外国人同士・特にテーマもないという、緊張感から解放された試合。ブスには引退を意識した煽りVが。
いきなりだっこちゃん引き込みするブス。ガードのブスにパンチを落とすユンだが、ブスは下からスパッと十字に捕らえる。クラッチを切られないようにホールドして耐えるユン。コーナー際で地味〜なせめぎ合いが続いている。ブレイク。かなり惜しかった。
組み付いて今度はテイクダウンするブス。ハーフ。離れてスクート。踏みつけようとしたブスだが、下から蹴られて倒れ、ユンが上に。クロスガード。パスを狙うもできないユン。立ち上がってスクート。展開無くブレイク。組み付いて四つから投げようとしたユンだが、潰してブスが上。ハーフから残った足も抜きマウント。亀になったユンのバックにつき、前に落ちながら十字へ。またクラッチを堪える攻防の中ゴング。
会場は静まりかえっている。緊張感がない上に攻防が地味すぎるから致し方ないか。なぜこのカードが、この組み合わせが組まれたのかが謎。後楽園当たりでやった方がいいと思う。
2Rいきなりくみついた両者。ユンが支え釣り込み足でテイクダウン。上になったユンだが、ブスのガードに攻めあぐね、スクートから足を刈られて倒されてしまう。ブスが上に。マウントへ。亀になったユンにまたまた十字を狙うが、今度は前に落ちてガードに。ガードからまた十字を仕掛ける。切れ味は鋭いのだが、さすがにこう何回もやっているとユンも読んでいる。上からパウンドを落とすがクリーンヒットは無し。また蹴り離されてスクート。ブレイク。スタンドで少しパンチの打ち合いがあったが、すぐまた組み付いてブスがテイクダウン。両者が上を取ろうとしている中ゴング。
ブスの匠の技術は素晴らしいが、この大会場では伝わらない。観客の興味を惹きつけるようなテーマもなかった。カードを組んだこと自体が間違い。