格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★DREAM.5テレビ観戦記

オープニングに夜の大阪城ホールが映し出され、それからオープニングへ。まるで夜に開始したみたいに思わせる演出。
HEIWAのCMで戦極乙女が・・・(字が違う)。

マーク・ハントvsアリスター・オーフレイム

「王者になったのでもうK-1に興味はない」と語るハント。4月に出てたのに。
TKチャート・アリスターのスタミナ「1」が笑える。
アリスターがパスされてサイドを取られた体勢からV1アームロック。強引だがそれでポジションを返して極めた。ハントはパスしたのは良かったが、やっぱり寝技のディフェンスはうまくないみたいだ。次はミルコと。これでハントvsバンナは流れただろう。

宇野薫vs青木真也

1Rにヒールと三角で攻めた青木が判定勝ち。宇野はディフェンスばかりで攻めに回れなかった。青木は2Rややポジションキープに徹した感じ。宇野は普段ならバックを取られたところから反転して上になっていたのだが、青木がそれをさせなかった。最近ではバックを取られてもそれほど決定的なポジションではなくなっているが、青木の場合は極められなくても逃げられないという点で必殺のポジションになってる。青木が真後ろではなく、斜め後ろや横のポジションで絡みついていたのが面白かった。

エディ・アルバレスvs川尻達也

けっこうアルバレスがテイクダウンを狙ってる。打撃は危険と判断したか。しかし川尻は腰が重い。結局スタンドでの打ち合いへ。一発の重さは川尻が上だが、アルバレスの精度が上回った。最後はダウンの所で止めた方が良かったのでは。しかし二人ともボロボロ。一日2試合するには向いてない者同士だったか。

秋山成勲vs柴田勝頼

両者スタンドでの見合いが多い。ハイキックを空ぶってロープに引っかかった秋山だが、そこで柴田に組み付くことに成功。そうしたら簡単にテイクダウン。グラウンドで簡単にマウント。袖車で簡単に落とす。
グラウンドになったらザルというのはわかっていたのに、なぜかテイクダウンを狙いに行かなかった秋山。やけに慎重。強豪と対戦する気はあまりないのかも。
柴田も負けて元々だから一か八かの玉砕戦法に行くと思ったが、わりと手数が少なかった。

アンディ・オロゴンvs中村大介

中村の引き込みからの十字であっさり終わり。アンディはオファーが4日前とは言われていたけど、総合の練習はサッパリしていないということはさすがに言えなかったか。

所英男vs山崎剛

やや山崎が大きいか。最初のパンチでダウンを奪ったところでKO出来そうだったが凌がれてしまった。しかしその後も打撃では常に優勢。かなり打撃の技術が向上している。グラウンドでは山崎の攻めは許さなかったが、極めそうになる場面も作れず。やや劣勢だったか。トータルで見たら所は全く危ない場面もなかった。ただちょっと疑問なのは、急所蹴りの反則でもらったイエローカード。10ポイント減点法なら1点引かれるのでわかりやすいが、トータルマストでの判定だとどれくらい評価されたのかが良くわからない。でもまあ所の勝ちで問題ないと思う。
今成相手に健闘した山崎に危なげない完勝。確実に強くなっていることを証明した所だが、このレベル相手に判定になってしまうようだと、KIDまでの距離はまだまだ遠いか。

ヨアキム・ハンセンvsブラック・マンバ

スタンドでは結構面白かったが、グラウンドになったらマンバが下からの十字に捕まってあっさり終わってしまった。

青木真也vsヨアキム・ハンセン

アルバレス棄権。リザーバーのハンセンが決勝へ。一昨年の男祭りの再戦。その時は青木がフットチョークで簡単に一本勝ちしたが、一度敗れただけに、ハンセンは青木を研究しているはず。一方青木はハンセンが出てくるとは考えていない。その点でハンセンにアドバンテージがあった。
引き込んでガードを取るが、ハンセンの強烈なパウンドが一発入る。ちょっと効いたか。またスクートになって、倒れ込みながらハンセンのパウンドがヒット。意識が飛んでパウンドをもらいまくる青木。レフェリーストップ。
意外な結末。リザーブマッチの相手がマンバというのは、ハンセンに楽をさせすぎたのでは。青木が優勝して青木vsアルバレスの流れになった方が面白かったが・・・。しかしアルバレスは今後DREAM以外にも参戦するのだろうか。アドレナリンやエリートとも契約済みだそうだが。
カットは中盤の2試合。これはまあしょうがないか。わりと一本や秒殺が多くて、8試合まで見られたので良かった。ベストバウトはアルバレスvs川尻。