格闘技徒然草

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★エリート地上波第二弾

結果はこちら。
http://news.livedoor.com/article/detail/3747506/
前回は総合格闘家としてレベルが低いキンボをメインに持ってきて賛否両論を巻き起こしたが、今回は一転地味だがレベルの高いカード揃い。
Eliteウェルター級王者決定戦には戦極にレギュラー参戦中のニック・トンプソンが登場。しかし、ジェイク・シールズにわずか63秒、マウントからのフロントチョークでタップ負け。シールズは修斗で菊地に判定負けして以来、これで10連勝。UFCでは神の階級と言われるほど層が厚いウェルターだが、トンプソンを破ったことでシールズがUFC以外でのウェルター級No.1の座を手にしたと言っていいだろう。UFCウェルター級王者との統一戦をアピールもしたが、独占契約でUFCに参戦しない限りは実現は難しそう。
DREAM.5を欠場して全米地上波デビューを果たしたニック・ディアス。危なげなくKOで圧勝。勝ったことで乱闘騒動も起こした王者KJヌーンとのリマッチの機運が高まり、DREAM参戦はまたまた微妙に。しかしディアスはDREAMではウェルターなのに、エリートではライトなのか。まあエリートのライト級は約72kgで、DREAMライト級の70kgだとディアスは落とせないのだろうが。
メインは前回不完全燃焼に終わったミドル級タイトルマッチの再戦。王者ローラーが今度はきっちりTKO勝ちで仕留める。
他にはペザォンがエリートヘビー級王者に。しかし地上波開始前の前座。キンボとは扱いの差が違いすぎ。どうせはじける予定のキンボ銀行なら、キンボ預金は王者に振り込ませた方がいいんじゃないかと思うが、多分対戦の機会は訪れないだろう。
前回に比べれば、ちゃんと攻防がある試合が多く、試合のレベルは格段に上がったが、話題性では大きく劣るイベントだった。これで視聴率が取れなかったら、ますます色物路線が加速しそうだ。