SAMURAIニアライブ観戦。
朴vsウエタユウ
変則的なウエタに対し、１R後半から目が慣れてきた朴のジャブがヒットし始める。と思ったらあっというまにダウン奪取。一瞬ダウン無しに気がつかなかったのか、追い打ちのタイミングが遅れるがパウンドへ。１R残り時間わずかで、レフェリーも止めるタイミングを逸していたのでどうかなと思ったが、レフェリーストップ。
強豪と対戦してきたキャリアの差か。
加藤鉄史vs冨樫健一郎
1R、加藤のミドルキックと冨樫のパンチによる打撃戦。ジャブでぐらついた加藤は打撃勝負だとまずいと思ったのか、タックルに切り替えテイクダウンを奪う。一度立たれるがまたテイクダウン成功。パウンド。加藤がペースを握ったか？
2R。加藤のテイクダウンを警戒した冨樫は打撃の手数が減ってしまう。しかし加藤もテイクダウンは取れず。
3R。冨樫がタックルに入らせない距離をキープしてジャブをヒットさせる展開。勝つには両者攻めなければいけない（特に加藤）のだが、攻められない両者。
判定2-0で冨樫勝利。
加藤は動きも良かったし、相変わらず堅かったが、定期的に試合をしていないこともあって「一昔前」という感じがしてしまった。70kgのトップ選手相手だと厳しいか。
石田光洋vs廣田瑞人
距離を取って強烈なローを入れていく石田。廣田は間合いを詰めるとタックルが来るから入っていけないかと思われたが、飛び込んでのワンツーがヒットして石田が完全にダウン。追い打ちのパウンドでストップ。
石田がタックルに入る前に終わった。もっといろいろ揺さぶりをかけても良かったのでは。する暇もなく終わってしまったんだろうけど。
戦極で北岡のベルトに挑戦するのは廣田か。
遠藤雄介vsヴィリアミー・チケリム
遠藤の反り投げを潰してマウントを取るチケリム。マウントの安定感が半端ない。強いパウンドを打つ時、下からブリッジをされても揺らがない。しかし、遠藤がシザースで脱出。スクートになるとボディにパンチを落としていくチケリム。そこからアンクルホールドを狙うと、遠藤が起き上がってタックルに。受け止めたチケリムはフロントチョークへ。それほど深く入ってないかと思ったが、遠藤が首を抜こうとしたところで強烈に締め上げてタップアウト。1R5分ジャスト。チケリム、まだ21歳。強い。
VTJ09開催
以前のVTJは1R8分、蹴り上げ有りなど、修斗ルールより幅広いルールでやっていたが、今の修斗ルールはほぼ世界標準MMAルールと差がないものになっているし、別ルールでやる意味もないだろう。
今度のVTJは、あくまで修斗とは別枠で単発の大物を呼んでやるということだと思う。修斗ライセンスを出せない日本人なんかも含めて。マッチメークも修斗のランキングに束縛されることもなくなるし。
VTJで世界の強豪を呼んで大きくなってきた修斗。メジャー団体に主力選手を引き抜かれて一時低迷したが、また大きくなるために勝負をかけてきたか。
五味隆典vs中蔵隆志
1R。緊張感のある打撃戦。五味のオーバーハンドの右フックが中蔵の右目にヒット。右目をつぶって痛がる中蔵に五味がラッシュ。しかし凌いだ中蔵。
2Rに入ると中蔵が前に出てプレッシャーをかけ始める。五味は盛んにスイッチしながらボディ・右フックで攻める。ボディが効いたのか、左のガードを下げる中蔵。そこに五味がラッシュ。ボディから顔面へのコンビネーションでダウンを奪い、追い打ちのパウンドで勝利。
2Rに入ってからちょっと中蔵ペースになったかと思ったが、五味も引くことなく打ち合って勝った。完全復活。グラウンド勝負を考えなくていい相手だったというのもあるし、のびのびと試合をしていた。
リオン武vs佐藤ルミナ
左足ふくらはぎにサポーターを付けているルミナ。しかし動きはいい。互角の打撃戦。ルミナのパンチが入って膝を着くリオン。しかしここでルミナの方が慌ててしまったのか、それとも足のケガで長期戦ができなかったのか、バタバタした首相撲で攻めてしまう。そこにパンチをもらってしまって、後方にもんどり打ってダウン。インサイドからのパウンド連打でレフェリーストップ。
動きは良かったルミナだが、足のケガは相当酷かったのか。100％リオンが勝つと思って見ていたが、フィニッシュ直前までは全く互角。ただ、簡単に逆転を許したのは、ちょっと打たれ弱くなっているのでは。まだ全然止める気配はなさそうだったけど。
歴代シューター登場
九平、巽宇宙ら、懐かしの選手から、KID・郷野らメジャー団体に上がっている大物選手もリングイン。星野育蒔の登場にビックリ。
緊張感がある試合が多く、KO決着ラッシュで面白かった。ベストバウトは五味vs中蔵。
