試合2日前にアウベスが急遽欠場。両者対戦相手が変更になった。
両差しで金網に押しつけ、切り返しでテイクダウンを奪ったフィッチ。ボセックはバタフライガード。金網際の狭い所での攻防。フィッチはコツコツパウンドを打ちながら、足を一本超えてハーフにする。ガードに戻したサンダースだが、金網に首を押しつけられた形で身動きが取れない。フィッチの細かいパウンドが絶え間なくうち下ろされる。フィッチが立ち上がり、下から顔面を蹴り上げたサンダース。しかしまた押さえ込まれる。ホーン。1Rはフィッチの塩漬けゲーム。
組み付いたフィッチがまた金網まで押し込んで、リフトしてテイクダウン。スタンドレスリングでは実力の違いが明らか。またコツコツパウンドに行くフィッチ。ハーフガードのサンダースは立とうとすることさえ出来ず、削られていくのみ。残り1分、同じ展開が続きダメージもさほどなさそうなので、さすがにUFCでもブレイクがかかる。すぐに組み付いて両脇を差したフィッチ。サンダースは堪えるだけ。2R終了。全く隙のない完全なフィッチペース。サンダースはスタンドでの一発にかけるしかないか。
パンチを打ちに行きながらすぐ組み付くフィッチ。シングルレッグに。何とか堪えたサンダース。ブレイク。UFCにしては早め。すぐにパンチで追い込むフィッチ。サンダースがガードを固めると組み付きバックに回る。打撃でも十分勝てそうなのだが、攻めが堅いフィッチ。バックからパンチを叩き込む。なんとか脱出したサンダースだが、フィッチがパンチで尻餅をつかせるとまた上に。立ち上がってパウンドを落としていく。ハーフになりパウンド・肘。一方的だがKO出来る気配は全くない。そのまま試合終了。
判定3-0でフィッチ。パーフェクトゲームだったが、GSP相手に同じ事が出来るかどうか。