かなり細くなっている郷野。階級を落としてきたが、ガラグの方が体が太い。
1R。大振りのガラグのパンチは見切る郷野だが、ガラグは前に出てプレッシャーをかけてくる。投げてテイクダウンするが、郷野はすぐ立ち上がりスタンドへ。パンチがヒットしない郷野だが、組み付いた状態から細かいパンチ連打。郷野、若干やりにくいか。あるいは様子見か。ガラグのハイキックもヒットしたが、クリーンヒットではなさそう。
2R。郷野のミドルをキャッチしたガラグが軸足を刈ってテイクダウン。パウンドを落とすが、ガラグが距離を取って離れる。またミドルをキャッチしてテイクダウンしたガラグだが、グラウンドの郷野の股間に蹴りがヒットし、タイムストップ。再開。バックスピンキックから組み付いたガラグ。両差しになった郷野はテイクダウンを狙うが、ガラグは腰が重く倒せない。組み合って投げの打ち合いも制したのはガラグ。上になりパウンドを落とすガラグ。郷野は動いてクリーンヒットをもらわなようにしているが、そのまま抜け出せずにゴング。このラウンドは落としたかも。右目の周りが少し腫れている郷野。
打撃戦。組み合っても腰が重いガラグのバランスを崩せない。スリップして倒れた郷野。立ち上がらずガラグをグラウンドに呼び込む。ヒールを狙うが抜けられる。郷野のガード。ガラグ離れた。ブレイク。残り２分。組み付いた郷野だが、ガラグが大外刈りでテイクダウン。パウンドを落とす。残り１分で立ち上がるが、ガラグがギロチン。郷野は潜りスイープを狙うがガラグのパウンドをもらう。スクート。残り１０秒。ゴング。
試合後も起き上がらず、天を仰ぐ郷野。
判定30-28、30-29、30-28でナラントンガラグ勝利。
険しい表情のままリングを去る郷野。打撃で優位に立てず、組む力でも負けていた。良い所なく完敗。郷野はスピードが上がったと言っていたが、階級を落とせば他の選手のスピードも速くなる。上の階級から落とした割に、パワーで負けてしまっているのは、減量の仕方にも問題があったのかもしれない。
