格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★「DEEP CAGE IMPACT 2011 in TOKYO」第2部感想

昨日に引き続き、SAMURAIニアライブ視聴。
悠羽輝vs森川修次
K-1ファイター悠羽輝。グラウンドで上になってからサッカーボールキック・踏みつけでダメージを与えてTKO勝利。まだ総合2戦目だが、躊躇なく踏みつけていった。現時点では穴は多いのだろうけど、今後の成長が楽しみな存在。
飛鷺輝vs坂下裕介
両者消極的で特に見るべきものなし。坂下が2-0判定勝ち。
篤志vs藤沼弘秀
苗字抜きリングネームが3人続く。同じような名前の選手がいっぱいいるし、わざわざ苗字を外すことで余計に目立たなくなる気がするんだが。
篤志悠羽輝と同じく立ち技から今年転向した選手。
さすがに藤沼とはキャリアに差がありすぎて、思うように戦わせてもらえず。まだまだテクニック不足。
長谷川賢vs誠悟
ボクシング技術に差がありすぎ。長谷川のパンチが面白いように入る。誠悟は大振りのパンチで一発逆転を狙うが、次第にサンドバックに。左が一発入って長谷川がダウンするが、KOには至らず。2Rになると長谷川もスタミナが切れていかにもなメガトンマッチに。判定3-0で長谷川。
井上俊介vsベルナール・アッカ
井上がバックブローでアッカからダウンを奪うと、すかさず上に乗ってパウンド連打でTKO。アッカは2試合連続KO負け。
中西良行vs増田裕介
1R、パウンドでボコボコにされた増田が、2Rタックルに行くが、サッカーボールキックを蹴ってくれと言わんばかりの体勢で、実際中西に蹴られてKO。
DEEPレベルでは頭ひとつ抜けているが、日本人でこの階級だと、世界に出るには層が厚すぎて厳しい。
白井祐矢vs渡辺良知
渡辺のサッカーボールキックで白井に一瞬危ない場面もあったが、それ以外はほぼ圧倒して完勝。試合後、奥野“轟天”泰輔との12月DEEPでのタイトルマッチが決定。これは面白い。
前田吉朗vs中村“アイアン”浩士
タックルからバックに回りコントロールするアイアン。前田はテイクダウンされても寝かされずに立ち上がり続けているが、逃げることもできていない。ダメージはないが、結局試合を制しているのはアイアン。3Rに入り、ようやくアイアンの攻めに付き合わずに自分のペースで戦うが、挽回には至らず。最後の足関も極まらずに判定2-0で中村勝利。イケイケで攻めるのは見ていて面白いのだが、固い相手に固く攻められたらただの隙になってしまう。
セコンド朝日が1人のドロー裁定にブチ切れ。さすが。確かにあれでドローはない。
長南亮vs寒川直喜
なんでこの試合がセミなんだろう。テイクダウンされた寒川は立ち上がる動きもなく凌ぐだけ。3Rに入り、長南が消耗した分寒川にもチャンスが出るが、下手に組み付いて逆にテイクダウンされる。最後まで逃げることはできたが、結局単なるミスマッチ。
帯谷信弘vsチェ・ドゥホ
帯谷と同じ木口道場の臼田を戦極で倒しているドゥホ。その時も直前の代役出場だった。今回も、パーキーの代打で登場。パンチとローで押される帯谷。3Rにドゥホの飛び膝で完全KO負け。
ドゥホ強い。しかも弱冠20歳。あれでまだ「直前の試合決定であまり練習ができなかった」というのだから凄い。
解説の今成は他の人に問いかけられないと何も喋らない。聞かれても見たままを言ってるだけ。答えが全部「そうですね」だし。いいともの客か。ノーギャラでやらされてるならこういう態度も仕方が無いと思うなら、さすがにギャラは出ているだろうし、喋れないなら断ればいいのに。
松本は特に面白いことは言っていなかったけど、無難にこなしていた。「2月からお笑い芸人として活動する」ということで、笑いは封印していたのだろう、きっと。話し方はもう少し聞き取りやすくした方がいいとは思ったが。
金網を活かした戦い方をする選手がいないので、その分かえって膠着が少なかった。ブレイクも早かったし。ルールも違うので「対北米選手育成用」としては機能していないかもしれないが、試合内容自体は面白い。