格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★「DEEP CAGE IMPACT 2011 in TOKYO」第1部感想

SAMURAIニアライブ視聴。
宮川博孝vs粕谷栄
宮川のパンチで粕谷が立ったまま失神!衝撃決着。
解説の青木は宮川が試合後マイクを持ったことに苦言。粕谷が失神していたから?第3試合だから?
大原樹里vsLUIZ
青木お気に入りのLUIZの試合とのことで、青木注目のカードだが、試合中にどうでも良くなってきたらしい……。
バックにつきチョークを狙ったLUIZだが前に落とされる。そこから十字に移行。かなり腕が延びていたが、大原タップせず。青木、「腕のサブミッションは破壊するくらいじゃないとタップを取れない」。青木が言うからこそのリアリティ。十字が抜けたところで力を使い果たし、大原のパウンドラッシュをもらう。動きがなくなり、かなり遅めのストップ。大原大逆転勝利。青木・北岡はタオル投入しなかったセコンドに駄目出し。
辰巳豪人vs長井憲治
金原を破っている辰巳。青木は長井がIGFで試合をしていることに対し「それは総合の実力の上積みにならないですよね」と辛口コメント。辰巳のガードからのパウンド連打で長井失神。これもストップが遅い。青木は「ケージはタオルが投げづらいのが問題」と言っていたが、確かにその分セコンドは早めに用意をする必要がありそう。
アマンダ・ルーカスvsHARI
ギロチンを抜かれて下になったHARI。マウントを取られると体格差もあって全く逃げられない。パウンドをもらい続ける。HARIがうつぶせになり、顔面ごと絞めてタップアウト。
「アマンダは格闘技をちゃんとやっている」と青木&北岡のコメント。しかし、対戦相手が今回も前回も格闘技をちゃんとやれていない選手が相手なので、実力のレベルは良くわからず。
堀友彦vs原田ヨシキ
1Rは両者アグレッシブで、若干JMMA的なガードの甘い打ち合いを見せていた両者だが、2Rになり消極的に。手数が減り、青木&北岡も「勝ちに行っていない」とバッサリ。決め手なく0-0のドロー。
昇侍vs鍵山雄介
何度もテイクダウンする鍵山だが、昇侍は金網を使って立つ。何度倒しても立たれる。昇侍が金網に詰めてラッシュ。タックルを凌ぐと首相撲から膝。青木は「MMAの選手は首相撲が切れない。練習していないから」と指摘。スタンドで昇侍のパンチがヒットし、倒れたところに踏み付けからパウンドラッシュ。顔面を大きくカットした鍵山だが、ドクターチェック後も続行。その後も昇侍が打撃で圧倒するが、要所で組み付いて凌ぐ鍵山。最後に鍵山がパンチのラッシュで見せ場を作ったが、昇侍の前半のリードを覆すことは出来ず、昇侍が3-0判定勝ち。
中村大介vsアームバー・キム
両者すぐ極めに行くスタイルで手が合う。中村が腕十字を極めかけるが、キムは持ち上げてポイントをずらしディフェンス。
「お互いちゃんとしたサブミッションがないので展開が回る。素晴らしいが、それだけに若い選手は真似して欲しくない」という青木解説。
2R。グラップリングでは勝てないと見て組みに行かないキムに対し、中村のジャブがヒットしまくる。
インターバル中、セコンド田村のガチ相撲の話になり、解説陣からガチなコメントが流れる。
3R。飛びつき十字を狙った中村。抜いてギロチンを狙ったキムだが、それを抜くとサイドからキムラ→また十字。なんとか逃げるキム。マウントからバックチョークを狙うチャンスもあったが、簡単に下になってしまい、結局腕十字で一本。
お互いスタイルは似ているが、レベルは差があった。
横田一則vs戸井田カツヤ
青木が戸井田のセコンドに。いきなりの横田のローが戸井田の急所に入ってローブロー。かなりダメージは大きそうだったが、イエローで再開。戸井田が組み付いて自分のペースに持ち込むが、ヒール狙いを凌がれた当たりから横田がパウンドを入れる展開に。けっこうもらった。残り時間わずかで十字を狙うがゴング。
2R。戸井田が最初のタックルを切られると横田のパウンドをもらい動きが止まる。そこにさらにパウンド。レフェリーが止める機会をうかがっている。さらにサッカーボールキック。セコンドタオル投入でTKO。
北岡は「12月にすごい大物選手が参戦するらしいので、その選手との試合が見たい。タックルが凄い選手」とのこと。石田か?
菊野克典vsイ・グァンヒ
正面から打ち合うグァンヒ。菊野のパンチをもらってもいるが、引かない。が、左上段が側頭部にクリーンヒットし、グァンヒダウン。上になってパスを狙う菊野。が、立たれる。しかし三日月蹴り・ハイキックがヒット。組み付いてきたグァンヒに左ショートアッパーがヒット。さらに首を抱えてがぶりからの膝。かなり消耗しているグァンヒだが、それでも気が強くパンチを打っていく。が、最後にボディが効いて、1R残り1秒でグァンヒがしゃがみ込みレフェリーストップ。
気の強いグァンヒが食い下がる場面もあったが、最後は心を折って菊野の横綱相撲。
大会後の解説陣のコメント。
北岡「今後の予定は決まっていない。日本で頑張る」青木「セコンドについてみたが、サッカーボールキック・グラウンド膝は止めづらい。なくてもいいのでは」
昼夜興行の第1部ということで、ボリューム的にもいつものDEEPの1回分のイベントよりはやや薄めだったかな。