格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★GRABAKA LIVE2・展望

本戦のカードはこちら。

■第8試合 メイン5分3R 90kg以下契約
菊田早苗(GRABAKA)
桜木裕司(掣圏会館)

■第7試合 セミ 5分3R 83.9kg以下
佐々木有生(GRABAKA)
金原弘光(UKR)

■第6試合 5分2R 83.9kg以下
KEI山宮(GRABAKA)
山本喧一(パワーオブドリーム)

■第5試合 5分2R 無差別
山本宜久(フリー)
キム・ジョンワン(CMA KOREA)

■第4試合 5分2R 54kg以下
ランバー・ソムデートM16(M16ムエタイスタイル)
江泉卓哉(総合格闘技道場 武門會)

■第3試合 3分3R 77kg以下 キックルール
アンディ・オロゴン(チームオロゴン)
ユン・ジェウン(CMA KOREA)

■第2試合 5分2R 83.9kg以下
石川英司 (GRABAKA)
松井大二郎(フリー)

■第1試合 5分2R 80kg以下
鈴木“PJ"敏和(GRABAKA)
小坂井寛(パワーオブドリーム)

なかなかにおもしろカードが揃った。
石川・山宮・佐々木はウェルターで戦っている選手だが、今回はいずれもUインター出身の選手と、相手のウェイトに合わせてミドル級で対戦する。
試合は昨年に続き金網で行われるが、昨年は「金網にしたのはこれが世界標準だから」と説明されていた。しかし、本来のウェイトより上の階級でわざわざ戦うのは現行の総合格闘技のトレンドとは真逆だし、メインにいたっては時計の針を20年近く戻した素手のルール。
単発興行の「次につながるものがない」というマイナス面を逆手にとって、その場限りでの面白い顔合わせを提供するというコンセプトに仕上げた。パンクラスから独立して以後は、タイトルマッチなどの序列に関わる試合に背を向け続けてきた菊田イズムに溢れるマッチメーク。まあ、一歩間違うと、次につながるものがないだけに「どっちが勝とうがどうでもいい」となってしまいかねないが、そこはGRABAKA興行だけに、ホームのGRABAKA勢が勝つかどうかが観客の注目点になるんだろう。
メインのベアナックルファイトだが、これが桜木 vs. 高橋であればデンジャラスな香りがするかもしれないが、菊田は「このルールだからパンチで打ち合おう」というような間違ったプロ意識は持ち合わせていない。テイクダウン後にサービスのパウンドは打つかもしれないが、基本はいつも通りにテイクダウンして寝技で終わりだろう。
桜木のポイントは最初組み付かれるまでにKOできるかどうか。過去の素手ルールの試合を見る限り、素手でのパンチはグローブと違い、脳を揺らしてのKOはほぼ起きない。その分皮膚が切れることは多いようだが、狙って切るのは難しいだろう。桜木はテイクダウンディフェンスも倒されてからのリカバリも弱いので、ケージの広さを活かして出来るだけ距離を取り続けたいところ。
そういえば、ケージは来月からDEEPで使われる新ケージなんだろうか。
他に注目は昨年のGRABAKA興行以来1年ぶりの試合となるランバー。ランバーもベストの修斗フライ級(52kg)より2kg重い契約体重。果たして実力はキープできているか。
明日速報します。