格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★PANCRASE248:予想と展望

カードはこちら。
http://www.pancrase.co.jp/tour/2013/0630/index.html
メインはジョン・ショレスを破りランキング1位となった内村洋次郎が8位のガイ・デルモを迎え撃つ一戦。黙っていてもタイトル挑戦権が手に入る位置にいるが、王者タクミはPXC参戦中。年内はPXCの王座取りに専念すると言っている。そんな中、ランキングこそ8位だが、実力は間違いなく上位に入るガイ・デルモとの対戦をあえて受けた。PXCでは現UFCファイターのダスティン・キムラの打撃に沈んだデルモ。内村もストライカーだが、打ち合いに臨んできた上にグラウンドでも勝負できる相手との対戦はまだない。3戦目でメインをとった内村の真価が問われる一戦。
セミはフライ級次期挑戦者決定戦・阿部博之 vs. 田原しんぺー。ともに修斗でキャリアを積んできたもの同士。そして王者砂辺に一度は敗れている。特に阿部は砂辺を相手に前半リードしていたし、パンクラスの他の試合でも弱いところをほとんど見せていない。砂辺としてももっとも嫌な相手だろう。
セミ前には近藤が登場。相手は現修斗環太平洋王者で、現王者佐藤豪則とも引き分けている村山。ここ数年で一番きつい相手。パンクラスでの村山は組んでテイクダウンを奪うも膠着という試合が続いてインパクトは残せていない。王者とドローだった試合も、急な試合決定でお互い守りに入ったのが見えてしまった。しかし今回は村山がプロになる前からトップで活躍していた選手。過去の試合とはモチベーションが違う。組ついてくる村山に対し、近藤がどれだけスタンドをキープできるか。そしてそれを防いだ後、倒すだけの打撃の力が戻っているか。
セミ前では鹿又智成が1年半ぶりの復帰戦。相手はチーム・シーザー・グレイシーのアレッサンドロ・フェレイラの予定だったが、直前の欠場のためAKAのダニエル・スウェインが2度目の来日。スウェインの準備がどれだけ出来ているかが問題だが、かえって良いカードに。未知の強豪を単発で連れてくるより、強くて実力を認知された選手を何度も呼んでほしい。ブランクのためランキングからも外れてしまった鹿又にとっては厳しいがすぐにランキングに戻れるチャンスでもある。
今回はSAMURAIでの中継も予定なし。先月行われた海外向けのUstream中継もなし(もともと先月の中継はテストケースだったのかもしれないが)。それでもまた独自でカメラを入れる模様。DVDは出るのかもしれないが、どこかでテレビやネットで放送されることはないのだろうか。
会場から速報します。