タレック・サフィジーヌ 1.43
イム・ヒョンギュ 2.90
ストラッサー起一 2.15
ルイス・ドゥトラ 1.65
カン・ギョンホ 1.38
清水俊一 2.80
マックス・ホロウェイ 1.48
ウィル・チョープ 2.60
菊野克紀 1.47
クィン・マルハーン 2.65
ロイストン・ウィー 2.40
デヴィッド・ガレラ 1.56
マイルベク・タイスモフ 1.33
バン・テヒョン 3.25
ダスティン・キムラ 1.34
ジョン・デロス・レジェス 3.10
日本人では川尻・菊野がフェバリットで、清水とストラッサーはアンダードッグ。実績を考えれば仕方がないところだが、川尻もフェバリットとはいえオッズは厳し目。同じ初参戦のソリアーノ相手で3倍つかないオッズだと、当初のハクラン・ディアスが相手ならアンダードッグになっていたかもしれない。Strikeforceでメレンデスに一方的にやられていたイメージが大きいのか、その後の日本でのフェザー級での活躍が知られていないのか。 逆に、UFC1勝1敗のマルハーン相手にフェバリットになっている菊野は、北米では未知強として幻想があるのかもしれない。
メインは代役のイム・ヒョンギュが以外とオッズで竸っている。Strikeforce最終戦でウェルター級王座を獲得したサフィジーヌは約1年ぶりの試合。ランキング10位だが、まだUFCでは試合をしていない。デビュー戦がいきなりアジアでの試合となったが、サフィジーヌはEvolveでのトレーニング経験があり、見知らぬ異国ではない分、精神的には楽だろう。2試合連続KO勝利のヒョンギュは乱打戦に持ち込めば勝機はある。
川尻は勝ちが義務付けられる相手になったが、勝つのは当然にしても、リングと同じように戦えるかどうかが問われる。ケージを使ったテイクダウンディフェンスやリカバリーにどれだけ対抗できるか。北米ローカルで実績があるソリアーノなら、テイクダウンディフェンスがザルということはないはず。
今回からスタートするUFCアジアシリーズは、以前日刊スポーツにズッファのアジアマネージングディレクターであるマーク・フィッシャーが語っていた「UFCジャパンシリーズ」構想に近い。
http://www.nikkansports.com/battle/news/p-bt-tp0-20120829-1008103.html
会場も、ONE FCが使う1万2千人収容のインドアスタジアムではなく、パートナーシップを結んでいるサンズ社が所有するマリーナ・ベイ・サンズの5千人収容の会場を使い、経費を抑えている。その分、カードもファイトマネーの安い新顔が多く、ランカーはサフィジーヌだけ。リングアナもブルース・バッファーでないなど、UFCのようでUFCではない部分が多い。選手にとっては、まずホーム(に近いところ)でキャリアを積めるのでいいかもしれないが、日本のファンにとってはテレビで見られなかったりとあまりいいことがない。
地元選手のチョイスについても、ブランクのあるテヒョンや、戦績2戦しかないウィーなど疑問が残る。せめてアジア代表を決めるというくらいのレベルの選手を集めてほしい。
当日はニコ生でPPV中継。速報します。