格闘技徒然草

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★UFC172:第4試合・五味隆典 vs. アイザック・ヴァリフラッグ

ライト級。
今年36歳の同級生対決。ヴァリフラッグは柔術ベースでスタンドでは手数で押すタイプ。UFCデビュー戦ではスタンドで前に出続け、打撃の手数でイーブス・エドワーズにスプリット判定勝ち。2戦目ではスタンドでプレッシャーをかけられず、スタンドレスリングでも劣勢となり判定負け。
負傷により約1年ぶりの試合となる五味。1年以上のブランクが開くのはPRIDE消滅→戦極旗揚げ戦までの期間に試合ができなかった時以来となる。
さっそく先手を取るヴァリフラッグ。前蹴り。五味はサウスポーでジャブを打ち込む。前に出たヴァリフラッグ。四つに組む五味だが離れた。前蹴り・ミドルで出て行くヴァリフラッグ。飛び込んでジャブ。五味はオーソに構えなおしている。左右のフックがヒット。リズムよくパンチが出ている。ヴァリフラッグは飛び込んでパンチを打ち込んでいく。右がヒット。また右をもらった五味。ちょっとふらついている五味。効いているのか。口が開いている。止まらないヴァリフラッグだが右ハイを放つ際にバランスを崩して倒れる。押さえ込む五味だがヴァリフラッグ下からヒジ。ケージまで移動して立とうとするが五味はバックに回る。チョーク。防がれている。回転して脱出したヴァリフラッグ。ヴァリフラッグのパンチが入る。五味はキックも増やしてきた。ホーン。
1R微妙。上になっていたのとチョークを仕掛けた分五味が優勢かもしれないが、スタンドの打撃ではヴァリフラッグのヒットが上だった。
2R。サウスポーに構え直す五味。ヴァリフラッグどんどん出てくる。ミドルを蹴られてオーソに戻す五味。手数を出すヴァリフラッグに対し五味の左が入り歓声が湧く。五味のパンチがちょっと大振り。前に出てきたヴァリフラッグ。組み付いてダブルアンダーフックに捕らえた五味だが自ら離れた。またサウスポー。五味はパンチの手数を増やしてきた。ボディが入ってヴァリフラッグちょっと止まった。五味攻勢。しかしヴァリフラッグは守りよりもパンチを出すことでディフェンスする。五味のコンビネーションがヒット。押し込んだ五味だが離れる。五味が手数で上回ってきた。ホーン。
2Rは打撃の手数で五味。Sherdogのジャッジは1Rヴァリフラッグ、2R五味でここまでイーブン。
3R。両者手数を出していく。五味四つからテイクダウンを狙うが防がれ離れた。ヴァリフラッグのボディが入りバランスを崩した五味。ヴァリフラッグ組むとテイクダウン。バックから亀の五味にパウンド連打。なんとか立って凌いだ五味。ダブルアンダーフックから膝をボディに入れる。ヴァリフラッグ入れ替えるとヒジ。離れた五味。前に出てくるヴァリフラッグに五味もパンチを入れる。五味のコンビネーションがヒット。手が止まらない五味。ヴァリフラッグ出てくるが五味が受け止めるとダブルアンダーフックでケージ押し込み。バックに回った。両者消耗。五味は押し込んでいるだけか。逆にバックを取られた五味。ヴァリフラッグチョークを狙うが五味が上を取り返す。ホーン。両者勝利をアピール。
3Rはかなり微妙。序盤の劣勢は中盤のスタンドの打撃で取り返したかもしれないが、ジャッジがどう見るか。
三者29-28で五味勝利。
苦しんだが、3R消耗した状態になっても手数が止まらなかったのが良かった。今回は互角に戦っているレベルの相手ではなかったかもしれないが、好勝負でファイト・オブ・ザ・ナイト候補。