格闘技徒然草

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★UFN41:第1試合・ヴィクトル・ペスタ vs. ルスラン・マゴメドフ

ヘビー級。UFCデビュー戦対決。
ペスタはチェコの選手で戦績はチェコ国内を中心に9戦全勝で、GCFヘビー級王者だが、対戦相手のレベルは不明。まだ23歳。
ダゲスタン出身のロシアンファイター・マゴメドフも、ほぼロシア国内のみでの試合だが、前戦はティム・シルビアを破っていて、過去にはリコ・ロドリゲスにも勝ったことがある。キックボクシングがバックボーンで、レスリングではオリンピックチームともトレーニングをしている。2012年にBellatorと契約したが、ビザ問題で試合はできなかった。
ペスタ、オーケストラ(スメタナ)の入場曲。UFC史上に残るテンションが低いエントランスミュージック。
ペスタのシングルレッグをかわしたマゴメドフが、膝立ちのペスタに蹴り。顔面に当っていれば反則だったが、ルールがわかっているのかボディを狙ったのか。ペスタ組み付いてテイクダウンを狙うがマゴメドフはケージディフェンス。離れた。マゴメドフの右フックがヒットしペスタふらつく。パンチを打ち込む。ハイキック。ふらついているペスタは組み付いてテイクダウンを狙う。倒せないが、首相撲から膝を入れるとマゴメドフ後方にダウン!ペスタパウンド!ヒジ!マゴメドフのハイガードをさばいてパスするがガードに戻したマゴメドフ。ディフェンスで精一杯だがガードで何とか凌いでいる。ホーン。
1Rはペスタ。首相撲の膝で流れが変わった。
2R。両者とも慎重になる。あるいはスタミナ計算か。手数がすっかり減って見合いが続く。ペスタがレッグダイブでテイクダウン。寝かされないマゴメドフ。立ったところに膝を入れたペスタ。離れる。見合いが多い。前のラウンドを落としているマゴメドフだが自分から出ていけない。ペスタが出てくる所にカウンターを入れるのみ。終盤に出たマゴメドフがワンツーを打ち込みヒット。ホーン。
2Rはヒット数だけならマゴメドフ。テイクダウンはペスタだがすぐに立たれていたしこのラウンドはマゴメドフか。
3R。ペスタのタックルに対しケージを掴むマゴメドフ。ロシアの選手に多いケージつかみの悪癖。しかし引き剥がした後にマゴメドフのハイキックがヒット。ペスタシングルレッグ。片足で耐えたマゴメドフは振りほどいた瞬間にアッパー。ヒットせず。ペスタの手数が減ってきた。単発でジャブやハイを入れるマゴメドフ。残り1分。ペスタのパンチは大振り。かわしてカウンターを入れるマゴメドフ。マゴメドフはもう自分からは出ない。ペスタ前に出るが手が出ない。タイムアップ。
三者29-28でマゴメドフ勝利。上位を狙うのは当分難しいと思わせる内容だった。