格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★UFN52:日本大会でユライア・フェイバー vs. 金原正徳。KIDは負傷欠場。

http://fightsportasia.com/2014/07/28/masanori-kanehara-set-to-face-urijah-faber-at-ufc-fight-night-52/
UFC日本大会でユライア・フェイバー vs. 金原正徳が組まれるとのこと。当初はフェイバー vs. KIDが噂されていたが、KIDが負傷欠場のため代役として金原が選ばれたという形。
UFCらしくないカード。ムサシ vs. ラティフィのように、メインで組まれていたのが直前の負傷欠場でイベントを成立させるため仕方なく組んだというなら理解できるが、準備期間が2ヶ月近くあるのにトップランカーとデビュー戦の相手を当てるというマッチメークは他の国のイベントでもやっていない。まあすでに日本大会ではミーシャ・テイト vs. 中井りんというトップラカー vs. デビュー戦の試合が組まれているが…。
そもそも最初のフェイバー vs. KID自体がありえないマッチメークだった。KIDの日本での知名度を利用するための起用なのだとしても、一昨年のヴォーン・リーのように相手は無名でも良かったのでは。メインカードが飛んだブラジル大会に急遽アンデウソンが登場というような、地元のスターの起用というならわかるが、フェイバーは日本で一般層に知名度があるわけではなく、トップランカーを無駄遣いするというのは日本市場を重要視しているのだとしてもちょっとズレている。まして実力的には究極のミスマッチ。他国のファンからすると意味不明だろう。フェイバーは見たいが同じランカー同士での対決で見たかった。
金原はバンタム級では前回のDEEPでの北田戦での反則負けを除いて負けなしではあるが、いずれもローカルで実績がある程度の外国人選手で、北米メジャーと契約できるレベルの選手とはやっていない。3年前ならともかく、日本のトップ選手であってもUFCで通用するわけではないのはすでにわかっている。そうでなくてもデビュー戦でいきなりトップランカーと対戦できるのは、今ならBellatorのタイトルホルダークラスでなければありえない。日本のファンとしては複雑だが、それを吹き飛ばすためにも金原には勝って欲しい。