格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★PANCRASE271:予想と展望

カードはこちら。
http://www.pancrase.co.jp/tour/2015/1101/index.html
メインはISAOが返上して以来空位となっているライト級タイトルマッチ。戦極・DEEPとタイトルを獲得した北岡だが、パンクラス時代はウェルター級で井上克也のタイトルに3度挑戦したものの、ついにタイトル獲得はできなかった(不戦敗1を含む)。その直後、階級をライトに落とし、戦極ライト級トーナメントに出場してブレイクしている。勝てば初のパンクラス・DEEP同時王者となる。
対するはUFC帰りで2連勝中の徳留。初戦の児山戦は圧勝したが、5月のアンブローズ戦はメインだったもののテイクダウンからあっさりマウントを許す相手を仕留められず、物足りなさの残る勝利だった。
両者ともケージ・ユニファイドルールに対する対策は万全。徳留はUFCでの3連敗はすべて打撃で上を行かれた相手で、グラップラーのクリスチアーノ・マルセロには判定勝ちしている。ポイントはやはり北岡のタックルから尻餅をつかせての無限ループ地獄に徳留がどこまで対処できるか。北岡は極め・徳留は打撃で一発で試合を決める力は持っているものの、この最初の攻防を制さないとその武器を出すチャンスはない。シンプルな攻防だけに対策も事前に行えるはずで、その上で1Rが北岡ペースになるようだと、その後展開をひっくり返すのは難しくなる。
北岡判定勝ちと予想。
セミは新設されたユニファイドストロー級の王座決定戦。これまでフライ級、ライトフライ級と最軽量級のタイトルが新設されるたびに初代王座決定戦で勝利してきた砂辺。両者はライトフライ時代に王座決定戦で対戦しているが、阿部にとっては本来より上の階級での試合で、最後は砂辺がフィジカルで押してKO勝ちしている。4年間負けなしで12連勝中の砂辺だが、最重量時よりリミットは12㎏も落として戦うことになる。36歳にしてストロー級で戦うのがこれが初めてだが、どれくらい動けるのか。
セミ前には7月の試合でインパクトを残した長身のトリッキーストライカー・リルデシが再登場。前回は打撃勝負の獅庵を圧倒したリルデシだが、テイクダウン&ポジショニングが武器の上田将竜相手に組みの実力も問われるところ。
他には初参戦となる元修斗世界王者室伏シンヤと、同じく元修斗世界王者で有己空と対戦する47歳の川口健次にも注目。
明日午後3時開始。ファイトパスでも中継される。会場から速報します。