格闘技徒然草

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★UFN82:第4試合・レイ・ボーグ vs. ジャスティン・スコッギンズ

フライ級。
ランキング12位のボーグは22歳。UFCデビュー戦でダスティン・オーティスにスプリット判定負けしたのがキャリア唯一の黒星で、その後は3連勝中。しかしなぜか上位との対戦が組まれず、また下位のスコッギンズとの対戦に。アグレッシブに一本を取りに行くスタイルだが、それが災いしてポジションを失ってしまうことも多い。
ジャスコも若くまだ23歳。UFC3勝2敗で、負けた相手はランカーのモラガとオーティス。こちらも寝ても立っても攻め続けるアグレッシブさが持ち味。
半身の構えからジャブ・蹴りを打ち込むスコッギンズだが、ボーグがタックルに入りテイクダウン。瞬時にリカバリーしたスコッギンズ。ケージに押し付ける。両者膝の打ち合い。テイクダウンを狙うスコッギンズだが離れた。スイッチしながら蹴りを打ち込むスコッギンズ。ボーグもローを放つが距離が足りず空振り。リーチのあるスコッギンズが打撃を入れていく展開。鼻血を出すボーグ。間合いに入れず苦戦が続く。ローシングルを狙ったがかわされ引き込み。スコッギンズ付き合わず立たせる。左ハイ・右のサイドキックを打ち込んだスコッギンズ。ホーン。
1Rはスコッギンズ。
2R。ボーグ間合いを詰めてきた。組みついたが両脇を差されており引き込みに。ボーグのガード。スコッギンズパス!ハーフに戻したボーグ。体を起こして立って離れた。スコッギンズがまた蹴りを入れていく。ボーグのパンチは届かない間合い。スコッギンズ左ボディから組みついてサバ折りテイクダウン。サイド。ケージを蹴って脱出したボーグだがまだ上を取られている。立とうとしたところにスコッギンズがパンチ連打。ボーグ立ったがそこにパンチのラッシュ。ボーグ離れて凌いだ。サイドキックを打ち込んでいくスコッギンズ。蹴りまくる。スコッギンズのバックブローをかわしてタックルに入ったボーグだが倒せず、逆に押し込まれる。ホーン。
2Rもスコッギンズ。
3R。ボーグ開始と同時にシングルレッグ。切って肘を入れるスコッギンズだが、ボーグはクラッチを離さず潜り込んで初めてテイクダウン成功。上になる。スコッギンズの三角をさばいてパスするが、スコッギンズに立たれるとギロチン。叩きつけて上になり外したスコッギンズ。ボーグのガード。ケージを使って立つ。すぐに前に出ていくボーグだが、カウンターのパンチを打ち込まれ、そのままタックルで倒される。残り40秒で立ったボーグ。しかし一本を取らないと勝てないからか、すぐにギロチンに行くが、首を抜かれてただの引き込みに。下からの仕掛けも読まれていて万事休す。タイムアップ。
30-27×2、30-26の3-0でスコッギンズ勝利。
スコッギンズ完勝。リーチとフィジカルの差を活かした。ボーグはスタンドの打撃戦で上を行かれ、テイクダウンするしか勝機がなかったが、タックルもほとんど切られてチャンスがなかった。