格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★UFC210:第11試合・シンシア・カルヴィーヨ vs. パール・ゴンザレス

女子ストロー級
なぜメインカードなのか不明なカード。これも女子需要か?
カルヴィーヨは先月UFC209でデビューすると、ヌルマゴ欠場により第2試合からメインカードに昇格。TUF準優勝のアマンダ・クーパーにアナコンダチョークから両足を絡めてバックマウントを取るというトリッキーな攻めからのチョークで完勝している。MMAキャリアわずか4戦で、プロデビューが昨年8月と、まだキャリア1年に満たない。
相手のゴンザレスはこれがUFCデビュー。所属はTitanFCフライ級王者で2014・15のアマMMA世界王者のホセ・トーレスと同じコンバット・ドー。MMAデビュー戦では130ポンド契約で判定負けしたがその後6連勝中。アマチュアボクシングのゴールデングローブで優勝し、エディ・ブラボーの10thプラネットで紫帯を取得している。計量後に豊胸手術を理由に試合出場が認められないとコミッションから宣告されたことで話題となったが、結局出場が認められている。
ジャブ、ハイを入れていくカルヴィーヨ。ゴンザレス、顔面のガードを固めてじわじわ出るが、距離が詰まるとカルヴィーヨが打撃を入れていく。手数を出していくカルヴィーヨだがゴンザレスガードしながら前に出てカウンターを狙っていく。パンチで出たゴンザレスだがカルヴィーヨ組みついてテイクダウン狙い。しかし耐えたゴンザレス。離れる。ゴンザレス出て行くがガードの合間を縫ってカルヴィーヨのパンチが入る。ゴンザレスガードが下がってきた。タックルで押し込んだゴンザレス。こらえたカルヴィーヨががぶって膝。ゴンザレス今度はシングルレッグに。倒したが、カルヴィーヨはシングルで取られていたのと逆の足でゴンザレスの体をまたいでバックマウントを狙う。前に落としたゴンザレスだがカルヴィーヨ三角!いい形に入ったがホーン。
1Rカルヴィーヨ。
2R。ゴンザレスどんどん出てくる。しかしカルヴィーヨがまた先に手を出す。カルヴィーヨスーパーマンパンチから右をヒット。ゴンザレスタックル。テイクダウン!倒された瞬間に返そうとしたカルヴィーヨだがゴンザレスこらえてマウント!ケージを蹴って体勢を変えようとしたカルヴィーヨに腕十字!腕が伸びたが体をまたいで外したカルヴィーヨ。逆に上を取りパスするとバックマウント。チョーク!外したゴンザレス。しかしまたチョーク。外した。ゴンザレスケージを蹴って返そうとしたがカルヴィーヨバックマウントに。時間がない。ホーン。
2Rカルヴィーヨ。
3R。出るしかないゴンザレス。カルヴィーヨステップで距離を取り、かわしてパンチを入れていくが、ゴンザレスがパンチをヒットさせる。が、蹴り足を掴まれてテイクダウンを許した。ハーフ。カルヴィーヨ肩固めのセットアップ。ゴンザレスブリッジで返そうとしたがそこでカルヴィーヨがマウント。反転しようとしたゴンザレスだがバックマウントを取られた。チョーク!アゴの上。外れたがまだ狙っていく。またチョーク。入った!タップアウト!
ハイレベルな寝技の攻防で常に優勢となり、最後はきっちりとフィニッシュを奪ったカルヴィーヨ。打撃は軽いが攻めが多彩で手数が多い。プッシュされるだけのことはある。ゴンザレスも寝技ができない選手ではなかったがカルヴィーヨには競り負けた。