格闘技徒然草

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★UFC211:第8試合・クシシュトフ・ジョッコ vs. デイヴィッド・ブランチ

ミドル級。
ミドル&ライトヘビー級同時二冠王という、WSOF版マクレガーのブランチが6年ぶりUFC復帰。前回、2勝2敗でリリースされた後、WSOF旗揚げ戦に参加すると、ミドル級王座決定トーナメントで優勝し初代王者に。初防衛戦では岡見からTKO勝ちした。その後、ミドル級王座を保持したままライトヘビー級初代王座決定トーナメントにも出場。優勝して同時二冠王を達成した。WSOF王者としてはUFC210のフライ級王者マゴメド・ビブラトフ以来のUFC参戦。
迎え撃つのはランキング9位のジョッコ。MMA19勝1敗、UFCでも6勝1敗で、トリッキーな蹴り技などをよく見せるが、6勝のうちKOは1試合のみで、どちらかと言えば地味な存在。前回ターレス・レイチに判定勝ちしたことにより初めてトップ10に入ってきた。UFCは8戦目だが、8戦すべてが異なる国での試合で、常にアウェイで試合し続けている。今回、WSOFから鳴り物入りで凱旋するブランチとの対戦だが、期待されているのはブランチの勝利だろう。
ジョッコプレッシャーをかける。ブランチ右ハイ。両者ジャブで牽制。ジョッコの膝とブランチのタックルが同じタイミングで入ったがブランチテイクダウン。ジョッコはガードを取る。ジョッコ下からダブルアンダーフック。ケージまで移動したジョッコ。立った。ブランチ押し込んで肘。ジョッコが足をかけてテイクダウンしたがブランチすぐ立った。ジョッコ押し込んでボディに膝。入れ替えたブランチ。テイクダウンを狙うが押し込んだままホーン。
若干ブランチのラウンド。
2R。ジョッコ組んで押し込むと回転肘を放ったが空振り。打撃ではジョッコが先手を出していく。前に出たブランチにカウンターを合わせる。ブランチのタックルも切ったジョッコ。しかしちょっと疲れが見える。ブランチタックル。尻餅をつかせたがジョッコ瞬時に立った。ブランチタックルから押し込んだがジョッコが両手を広げてブレイクをアピール。レフェリー早めのブレイク。ジョッコ肘から左ハイ。バックキック。ブランチタックルで倒したが、また瞬時に立たれた。ホーン。
2Rややジョッコ。しかしインターバル中の様子を見ると疲れが見える。
3R。ブランチタックルに入るが切られる。四つに組むとブランチ押し込み。両者クラッチして入れ替え合う。ブランチ押し込むがまた早めのブレイクがかかる。すぐ組み合った両者だがブランチ引き剥がした。タックル。疲れもあるためかジョッコ切れずに下に。インサイドから鉄槌。ガードから起き上がりシングルレッグに入ったジョッコだがブランチ切って逆に押し込み。押し込みの展開になるとすぐブーイングが出る。ブーイングのせいなのか、このレフェリーはブレイク早め。ブランチ右を入れる。ジョッコ残り10秒で右アッパーをヒットさせたがブランチ組み付いて押し込み。タイムアップ。
29-28ブランチ、29-28ジョッコ、29-28ブランチ。WSOF王者、2-1のスプリット判定で僅差判定を拾う。