フェザー級王者ホロウェイの負傷欠場で宙に浮いていた3月3日のUFC222のメインだが、女子フェザー級王者サイボーグの王座防衛戦に。ランキングがなく、実質ワンマッチで組める、困った時の女子フェザー級タイトルマッチ。
今回の相手はInvictaバンタム級王者のヤナ・クニツカヤ。28歳のロシア人で、キック・テコンドーの打撃と下から極めで攻めるスタイル。昨年7月にサイボーグとUFCフェザー級王座決定戦で対戦したトーニャ・エヴィンガーには下からの極めで一度は勝利したものの、エヴィンガーが顔を足で押して逃れようとしたのをレフェリーが誤って反則扱いにしたためノーコンテストに。再戦ではエヴィンガーにテイクダウンされ上から攻められ、最後はチョークで一本負け。フェザー級ではキャリア序盤でしか戦っていない。
結局UFCでは階級下の相手としか戦っていないサイボーグ。クニツカヤの下攻めに捕まるとは思えない。打撃を避けてクニツカヤが引き込みサイボーグが安全策で行くようだと、噛み合わない試合になるかもしれない。
ホロウェイ欠場でタイトル挑戦が消滅したエドガーは無敗のプロスペクト・ブライアン・オルテガと対戦。てっきりUFCお得意の暫定王座決定戦になるかと思ったが、通常の3Rマッチで行われる。ここまで無敗のオルテガだが、エドガーのスピードについて行けるか。武器の寝技もエドガーに組みつかせてもらえ無さそうで、過去もっとも厳しい相手の対戦となる。一方のエドガーはオルテガより10歳年長の36歳。時間が経つほど若いオルテガが有利になるだろうから、このタイミングでの対戦はエドガーにとっては良かったか。